婚活記録④(初めて好印象な人に出会えた、Sさん編)
次は2回目に出会った人の話です。
1月中旬に協会の方から連絡があり、男性の紹介でした。
相手についてのプロフィール
・年齢32歳(2019年1月当時)
・国立の高等専門学校卒業
・地方のお役所勤務(つまり地方公務員)
・高身長
・外見ハンサム
・人柄も優しい雰囲気
・知識豊富
・頼もしい
・しっかりとした考えを持っている
・人間性OK
話を聞くだけでは、とてもいい条件だと思いました。
だけどその当時、お互いの住んでいる地域がとっても遠くて、悩んだのですが、協会からの猛プッシュで会うことに。
ここだけの話、地方公務員ってちょっとよだれもんですよね。(ゲスい)
ちなみに、公務員との食事会は、基本料金にプラス10,000万加算されます。
さよなら福澤諭吉。
そしていざ当日、食事会へ
お昼に小さなレストランで会うことになりました。
レストランに入る前に、協会の方と会い、料金前払い。(さよなら諭吉)
軽く相手の説明を受けてから一緒にレストラン内へ。
どんな相手かドキドキしながら向かうと…第一印象としては、とても優しそうな男性でした。メガネをかけていて、少しガタイの良い見た目、顔も悪くない。
名前はSさんという方でした。
協会の方から改めてお互いのことを話されてから、食事会スタート。
最初はぎこちなかったけれど、慣れてきてからは、正直、2時間がとーっても短く感じました。
お互い学生時代の部活はテニスで、3人兄弟ということ。
そして犬好きというのもあって、最後の方は犬の写真見せ合いまで(笑)
えっ、こんな早くに気の合う人に会えるとかすごくね?
やばいんですが。これもしかしてきた!?ってなったんです。
そして、その翌日、協会の方に「また会いたい」と連絡したところ、相手も同じだったみたいで、連絡先を交換することになりました。
お互いアリだったので、
連絡を取り合ったりデートする仲に…だけど。
食事会の後、何度か2人で会うことになったりしたんです。
相手の思い出の場所に行ったりね。
ただ、やっぱり物理的な距離がお互いネックだったのかな。
それと、お互い仕事が忙しかったっていうのもあった。
なかなか連絡も取り合うことが少なくなってきた。
それに、「付き合おう」とも言われなかったしね。
そんなある日、Sさんから急に電話がかかってきた。
Sさんはお酒を飲んだのか、いい感じに酔っていた。
その勢いだったと思うけど、「女性って30手前で結婚を焦るって聞いてさ」みたいなこと言われたの。職場でそういう話になったみたい。
今なら言えるけど、「馬鹿かよ、なめてんのか」って言いたい。
当時ラスト20代の私。アラサーまっしぐら。
自分としては年齢は気にしてなかったというか、何も焦ってなかった。
そんな時に、彼のその言葉を聞いて「じゃあ30過ぎた女はSさんにとってはもうダメなの?結婚範囲外なの?」って思った。
もちろん本人には言わなかったし、その答えも聞きたくなかったけど。
男は30過ぎてもいいけど、女は30過ぎたら賞味期限切れってやつですか?
モヤモヤはあったけど、そのまま電話で話し続けて、しばらくして電話を切った。
相手の住む方でデートをすることに…しかし。
後日、相手の住む方に遊びに行くことになり、デートすることになった。
相手のよく行くご飯屋さんとか、神社に行ったり、綺麗な景色が見える場所にいったり。ほんと楽しかった。
でも結局、その日の別れの際に相手から別れを告げられて(というか、付き合ってもいなかったんだが)、付き合いは終わりを迎えました。
その時、車内に流れていた宇多田ヒカルの「First Love」を聞くと、今でもちょっと涙出そうになる(笑)
そんな彼が最後に言っていたのは、「お互い奥手だったのもあるし、どうしても距離的な問題が拭えなかった。ごめんね」って。
話をする中で、相手は相手でもしかしたら協会から、そして周りからプレッシャーを与えられていたのかもしれないということが分かりました。
「お互い、ゆっくりとしたペースで精神的な距離を詰めていくタイプだったから、周りに求められているような付き合いができない。だから今回はこれでお互い終わろう。そして、お互い今回以上にいい人見つけて、幸せになろう。幸せにできなくてごめんね」って。
相手から色々話をされている間に、「もっと自分から相手にできることはなかったかな」とか「相手に無駄な時間取らせてしまったな」とか、色々考えて泣いちゃいましたけど。
最後は握手をしてサヨナラしました。
綺麗な付き合いだった。
手を握ったのも、これが最初で最後だった。
キスさえしなかったなあ。
強いていうなら、犬に会いたかった。(笑)
デート終わってからの帰り道と、家に着いてから考えたこと。
複雑な気持ちにモヤモヤしながら泣いて帰ったわ。でもセックスアンドザシティー見ながら帰ってたら、サマンサのおかげで笑いに変わったわ!ありがとう。
家に着いてからは、大好きな愛犬に大喜びで迎えられて、また泣いた。
わんこは「?」って顔してたけど。
きっとSさんは別れるつもりで最後に会ってくれたんだと思う。
別れるって決めてるなら、私のこと大事にする必要もないし、何なら会ってすぐに「別れましょう」って言えばいいだけの話だったのにね。
それでも私のために、自分の時間を割いてまで会って、楽しませてくれて、純粋にいい人なんだろうな、優しい人なんだろうなって思いました。
一緒に食べたアイスクリームも美味しかったし、一緒に行った神社を見て回ったり御神籤引くのだって本当に楽しかった。
そして、私自身にそんな感情がまだ残ってたんだなって思い出すことができた。
だから最後に、私から「ありがとう」って感謝のメールを送って終わりました。
相手からの返事はなかったけど。
でもいいの。自分がしたかったからしただけだから。
いいエンディングは迎えられなかったけど…
恋愛(異性との付き合い)から遠ざかっていた自分に少しだけ勇気をくれたような、そんなSさんとの付き合いでした。
まあ付き合ってはいなかったけど(大事なことだから2回言います)。
私自身、彼氏がいなくて5年以上経っていたし、最後に付き合った人とは散々だったので、男性にいい思いを持っていなかったっていう…。
だから、こんな私にも優しかったSさんとの出会いは、非常に大きかったです。
男の人って、こんなに優しくしてくれるもんなんだなって。
私がもっと積極的だったら、Sさんともっと違う運命になっていたのかもしれないけど。
なにはともあれ、次の出会いに期待。
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