自粛警察
愛知県で発行部数が一番多い新聞は、中日新聞です。東京で言えば、東京新聞ということになります。
まあ、中日ドラゴンズのオーナーが会長ということなので、ご当地的に言えば、当然と言えば、当然です。
とはいえ、他の大手新聞に比べて何が違うのかというと、それは・・・
折り込みチラシの数
そう、折り込みチラシの数が、断然違うのです。
主婦の方(定価よりも安く手に入ることに、生甲斐を感じている私のような方もいらっやるでしょうが・・・)にとって、他店より1円でも安い!というのは、結構、訴求効果の高い要件で、心を揺さぶられる原因です。
したがって、折り込みチラシの数が断然少ない大手新聞よりも、情報量や報道のスタンスはともかく、近くのスーパーのチラシが入ることが、生活に密着している分、重要度は大きくなります。
前ふりが長くなりましたが、当然我が家も中日新聞を取ってるのですが、今日の中日新聞の一面にあったのが、これです。
自粛警察
聞き慣れない言葉ですが、要は、県の要請にもかかわらず、営業を続けるパチンコ店に対し、絶対に許せない!と抗議文を送りつけたり、シャッターに抗議文を貼り付けるような活動をされている方だそうです。
以前の中日新聞でも掲載されていたのですが、若手芸人が御園座で公演を計画していたところ、常連と思しきお客様が、「このご時世を分かっていないのか!即刻公演を中止せよ!」と普段の様子からは想像できないほど激高した態度で抗議を受けた、という記事がありました。
戦前の隣組ではないですが、よいときは公衆モラルの向上につながるものの、「これが正しい!」と思いこんでしまうと、他の価値観が見えなくなる弊害も生み出します。
ここまで、気合できましたが、今夜のおかずも美味しかった!
あーーーー!写真を撮ったつもりが、撮れていていませんでした。代わりにイメージ写真でお伝えします。
そう、生の本マグロ。
いや、メチャメチャ美味しかった。変な冷凍中トロよりも、断然味が濃かったです。日本酒に最適で、グイグイ行っちゃいました。
ということで、本日もほろ酔い加減での投稿となっておりますこと、お許しいただければ幸いです。
要は、自分の中で「正義心」が芽生えてしまうと、どんな状況も許せなくなる、という内容でした。
同じように思い出されるのが、こちらの事件です。
そう、全国で反響が大きかった、栗原心愛のニュースです。
殺害した父親は、【正義感】から子供をしつけた。今でもそう思っていて、自分が罰せられるのは、理不尽だと思っている。いわゆるDVというのは、そんな心理現象から生まれる、という記事がありました。
何が悪くて、何が正しいのかは、その時代の価値観に沿うか、沿わないかで決まってくるものです。
太平洋戦争時代であれば、敵をたくさん倒したものが英雄であり、情け心で倒せなかった者は、非国民です。
これは、先日、「つまらない感情」でお話したように、感情はプラスに振れるか、マイナスに振れるかの違いであって、どちらが正しいというものではないのです。
奇しくも今は、コロナ禍で自粛を強いられている生活。この禍を第二次世界大戦になぞらて、「見えない敵に勝つ!」と宣言している大統領がたくさんいます。
しかし、大事なのは、そんな状況にあっても、心の豊かさを忘れないことです。
今日訪問したnoteの記事にこんなことが、書かれていました。
コロナ禍よりも生死に直面した日々を送っている第二次世界大戦中に、こんな優雅な絵を描いた意義の凄さが、改めて理解できます。
ルノアールの優しい描写が描かれた時代背景を知ると、今、我々が目指すべきことが見えてくる気がします。
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