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#2 Zoomでつながった、新しい日常(ニューノーマル)のはじまり



コロナ禍で始めた小さな挑戦

2020年4月、突然の日常の変化。新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が発令され、外出を控える日々が始まりました。
私は新老人の会に所属していて、シニアのお友達が多い環境にいました。今まで楽しんでいた趣味や活動ができなくなり、孤独・孤立の不安を感じている人が増えていると感じました。そんな中で「何かできることはないだろうか」と始めたのがオンラインで繋がることです。

シニアが慣れないZoomを使うことに不安はありましたが、お世話係としてデジタルが得意な4人が中心となりチャレンジが始まったのです。

最初の一歩: Zoomに挑戦する日々

最初は本当に大変でした。zoomを使ったことない人ばかり、入室に20分かかった事もありました。それでも入れた瞬間にはみんなで拍手をして「できたね!」と画面越しに喜び合いました。その経験が、みんなの絆を少しずつ深めていったように感じます。

当初は週に3回、朝と昼にZoomの練習会を開きました。お互いに励まし合いながら、少しずつ全員がスムーズに入れるようになり、2ヶ月後には「毎週1回でいいね」というペースになりました。

成長のきっかけ: 活動の進化

Zoomに慣れてきたころ、「ただおしゃべりするだけではもったいない」と感じ始めました。そこで、メンバーの1人が「スマホの使い方をみんなで学んでみない?」と提案してくださったのです。

その瞬間から、活動の幅がぐんと広がりました。LINEの使い方や写真の送り方など、日常生活で役立つスキルを少しずつみんなで共有し合いました。知識を分け合うことで、新しい「学びの場」としてのオンライン交流会が形作られていきました。

新聞やNHKで紹介されて感じたこと

そんな活動が西日本新聞に掲載されたり、NHKの「ひるまえほっと」の番組で取り上げられたりした時、自分たちが思っている以上にシニアのオンラインでの活動は大切な事かもしれないと感じました。
でも、それをどう広げて行けばいいのかを考えるより、コロナ禍のこの時はzoomでみんなと会えるだけでもいい時間でした。

仲間と生まれた絆

活動を通じて、仲間とのつながりが深まるエピソードがたくさん生まれました。その一つが、メンバーの1人が入院を控えた日のことです。彼女の好きな色であるオレンジを、全員がどこかに身につけてZoomに参加し、画面越しにエールを送りました。両手を画面に向かって「パワー」受け取る人は画面に向かって受け取ります。
このエールはその後も誰かが調子悪い時もみんなで「パワー」

画面を通じた応援ですが、その温かさは誰もが感じるものでした。この活動は単なる「Zoomの会」を超えて、心でつながる場になっていったのです。

小さな一歩が生み出す大きなつながり

「zoomに入る」という小さな挑戦が、みなさんと新しい日常を作り出しました。画面越しの笑顔や応援は、どんな状況でも人と人がつながる力を教えてくれます。

この活動が、【タノシニアン】につながる大切なきっかけになりました。小さな一歩が大きな未来を作ることができます。

次回の記事では、「タノシニアン」の活動がどう広がり、どんな可能性を生んでいるのかをお伝えしたいと思います!

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