シェア
最近薄々気づいていることがある。 それは、数ある自分の欠点のなかの一つが無視しきれないレベルに到達していること。
マウイの大地は壮大だった。 空もとても広く、毎日雲の様子が変わった。 変わらないのは、果たしなく金黄色に染まった草。死を示す砂漠のように見えて、手前に命の源である海が広がっているにもかかわらず乾いていく大地に違和感を覚えた。
遅ればせながら、7月14日に無事日本に帰国した。 がむしゃらに走り、どうなるかと不安しかなかった26日間は幕を閉じた。 ただ、このプロジェクトはここからがスタートだ。
今日は、携帯が一切繋がらない奥地で先住民の方と仲良くなった。 ラハイナは相変わらずカラッカラなのだが、この奥地は川がまだ通っていて、緑が残っている。ひと昔前のラハイナの姿がそこにはあった。
今夜の星はいつも以上にきれいと。 皆さんにも、ここで是非見てほしい。 撮影から22時頃に戻り、星空を見上げながビールを飲み、夕飯を食べた。空の偉大さをここまで近く感じられるところはあるのだろうか。圧倒された。 ビールは久々のご褒美。今日はあいにく相方が体調を崩してしまったため、インタビューの撮影をワンオペでやった。
現地での撮影期間も残すところ7日間。 今日は心の高ぶりが止まらない。 二日前に、個人的に関心を持っているプログラムに触れたが、ちゃんと報告できるときが来た。
日々の変化が凄まじい。 ここの波や風がそれを体現化している。昨日は火事があり(大きな問題にはならなかった)、今朝は雨、5時間後の今は晴天だ。 そんな本日、映画を撮る時に欲をどうコントロールするか。 これはドキュメンタリーでは得に繊細なバランスだと感じている。
現地入りして迎えた二度目の土曜日は、朝6時から夜23時まで行動し、最高に充実していた。そして、やっと撮影が始まった。