【社労士試験】選択式試験の心構え
はじめに
みなさんこんにちは。(ë)です。
100回目の「スキ」をいただいたようです。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、本試験前の最後の記事になります。
テーマは「選択式試験の心構え」です。
※「#365の論点」シリーズは引き続き投稿します。
選択式対策に悩んだ受験生活
以前の記事の中でも書いたと思うのですが、
私の経験を振り返ると、多くの人と同じように、
選択式に悩んだ受験生活でした。
1年目(令和3年度)は選択式の労働一般常識で0点。
2年目(令和4年度)は何とかクリア。
思い返すと1年目(令和3年度)の勉強開始当初から、選択式の悩みは始まりました。
社労士試験の勉強を始めるにあたって、情報を収集する中で「選択式は運ゲーである」ということがとにかく多くのウェブサイト等に書いてあり、特に前の年(令和2年度)の選択式労一ではいわゆる「統計名称クイズ」が出題され、受験生の阿鼻叫喚の様子が記録されていました。
そんなことから、選択式がとにかく鬼門だと認識し、それなりに準備してきたと思っていました。
それでも、本試験の結果は0点でした。
絶対に1点以上は取ろうと思っていたのですが、労一の助成金の問題文を見たときに頭が真っ白になりました。
2年目(令和4年度)は、選択式を何が何でも絶対クリアしようと考え、とにかく徹底しました。
とにかく選択式で問われそうなものはすべて暗記しようと考え、すべての模試の選択式を受け、予備校で出されている選択式問題集も暗記しました。
それでも、本試験では満点は取れませんでした。
私のこのような経験をもとに、心構えを3つ、書いていきます。
心構え①:
「分からない問題は必ず出る」「本番の魔物がいる」ことを認識して、本試験のページをめくること。
過去54年を振り返って、社労士試験において満点合格者はいないと思いますし、仮にいたとしても片手に収まるほどだと思っています。
要するに、これまでどれだけ勉強してきた人でも、
数問は必ず「誰も知らない、覚えていない」問題が出ます。
頭のどこかでそれを思っておくことは大事です。
わからない問題が出ても、「やっぱりね」くらいの認識で、
取り掛かる姿勢が大切だと思います。
また、本試験には魔物がいます。
昨年(令和4年度)の経験だと、労働基準法の最初の問題が、
解雇予告の期間を問うものでした。
基本中の基本だと思います。
問題集なんかでこの問題を解くときは、ひょひょいと解いてしまうと思いますが、本試験では緊張の度合いが全く異なります。
解雇予告の日数を、何度も何度も指折りながら数えました。
本気になればなるほど、本試験での失点は怖いものです。
本試験は思わぬところで焦ったり、急にわからなくなったりすることが、
大なり小なり、誰にでもあると思います。
そういうことがあることを認識しておくことが、大事だと思います。
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心構え②:
普段通りの解き方で臨むこと。
1つ目の心構えと共通する部分がありますが、
本試験は自分が考えている以上に焦るものです。
そのため、いつもと違う解き方(順番・自分ルール)にしてしまうと、
脳のリソースがそちらの注意に割かれてしまうため、混乱を招きかねません。
だから、事前に解き方は決めておくべきだし、
その練習に模試を活用すべきだと思っています。
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心構え③:
分からない問題に直面したときは…
3つ目は、分からない問題に直面した時の心構えです。
1つ目で説明したように、分からない問題は必ずやってきます。
そのとき、その問題に対してどのように対峙すべきか、ということです。
私は、基本的には次のように対峙しました。
具体例を出すと、1年目(令和3年度)の選択式労働一般常識問題で、氷河期の年代を出す問題が出題されました。
私は人生経験をフル動員(職場の年齢構成や会話内容など)から推測し、回答しましたが、0点でした。
このあと、Twitterを見ていると、「失われた20年」から推測した人がいて、なるほどなと感心しました。
要するに、私は自分の経験だけから推測していたのですが、それにあわせてニュースなどで言われている「20年」という、ニュースなどで言われる公的な考え方の視点が足りなかった、という発見でした。
氷河期の定義と直接関係しているかは分かりませんが、このような視点が大切などだと、私は確信しています。
社労士試験は今後重要になる厚労省の政策や考え方をもとに作問されていると思います。ですから、ニュースや新聞などで言われていることを参考にするのは、方向性としてあながち間違いではないと思います。
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以上私の考える3つの心構えでした。
一人ひとり心構えは違います。今回書いたものも、あくまで結果論です。
選択式は運要素も多いので、どのように心構えるかをあらかじめ考え、備えておくことは大切だと思います。
選択式の1点に泣く経験をしているので、何年もそれで苦しんでいる人の気持ちはよくわかります。
昨年から傾向が変わってきていますが、努力している人が本当に報われる試験であってほしいと切に思います。
合格を引き寄せる
最後に、すべての受験生に送るメッセージです。
みなさんは「引き寄せの法則」はご存知ですか?
スピリチュアルに感じる人もいるかもしれませんが、私はこの法則はあると信じています。
それに関連して、ある格言で大変共感するものがあります。
それは、マザーテレサの「思考に気をつけなさい」という格言です。
これらの言葉を言い換えると、「思考次第で運命を変えることができる」ということです。
この格言は「引き寄せの法則」(思ったことを引き寄せること≒運命にすること)について分解して順序に沿って説明していることが、ポイントだと思います。(思考→言葉→行動→習慣→性格→運命)
私たちは「合格したいという」思考のもと、社労士試験に合格し、運命を変えようとしていますね。
「合格したい」という願い・思い・思考だけでは合格は舞いこみませんよね。ステップがあって初めて、受験生は合格にたどり着きます。
このステップは、人によって違います。
例えば、択一式で躓いている人は、その中でもどの科目について理解不足なのか、それに対する演習不足なのか、そもそも復習不足なのか。
自分がどのステップにいるのかを把握することがとても重要です。
残り約2週間。まだまだやれることはあるはずです。
お盆休みがある人も、ない人も、
最後の踏ん張りどころです。
この最後の頑張りで、本番の知識量の多くが左右されます。
自分のステップを客観的に見るのは、模試や答練の結果などを踏まえれば難しくないはずです。最後に何をすべきかを考え、合格を引き寄せましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
皆様が本試験で力を発揮できることを、心から願っています。
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これからもよろしくお願いします!
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