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ADHD当事者が語る「なぜ片づけられないのか」


ADHDの特性のある私にとって、そもそも、「抽象的な動詞」を「具体的な行動」に落とし込むことが苦手です。

「片づけと何の関係があるのか?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、最後まで読んでみていただけたらと思います。



抽象的な動詞の中に含まれる「ステップ」


例えば、下記のような言葉が「抽象的な動詞」です。

「勉強」する
「準備」する


どの言葉の中にも、

目的を考え、スケジュールや時間配分、やり方、手順などの計画を立て、実行に移す

といったステップが含まれています。

この過程を頭の中で素早く順序だてて行うことが難しいのです。ADHDの特性として言われている「実行機能の障害」ということにあたるかと思います。

「片づけ」る


もこの事例に該当するかと思います。


片づけが得意な人(もしくは慣れている人)が頭の中で難なくできてしまうこと(「物の住所を適切に決めながら置く」等)が、ADHDの特性を持った人にとっては苦手な作業であるがゆえに、想像以上に時間と労力がかかってしまうのです。


考えきる前に脳が疲れて思考停止→後回し→ほったらかしの悪循環が起こってしまいます(汚部屋もこの悪循環から生み出されたものだと思われます)。



「片づけ」るにはどうしたらいいか



私が部屋を片づける際に心がけているのは、「少しずつやる(一気に進めようとしない)」こと。

まず、作業をスモールステップに分けることに時間を使います。また、一気に進めようとしないことで、過集中のスイッチを入れないようにすることが大切だと思っています。





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