無事に育って、卒業できただけでもありがたいと思うことにしよう
友人が娘さんの卒業写真を見せてくれました。会ったその日がちょうど大学の卒業式の日だったのです。
生まれる前から知っている娘さんです。
とてもかわいくて、まじめで、でも、ぶれない考えも持っている、そんなお嬢さんです。
最初の数枚の写真は、大学構内でのもの。恩師や友人たちと一緒の品のいい写真でした。ミッションスクールらしく皆さんガウンをまとっています。元々かわいらしいお嬢さんだし、若さゆえ産毛まで光っている感じです。
ところが、次のバージョン。
着物と袴の装いで、おばあちゃん宅とのことなのですが、頭が、ウイッグを脱いだIKKOさんみたいなのです。
「ウイッグつけていたの?」
私はすっかり、全部の行事が終わり、手足を伸ばし、これから髪も元に戻すところかな?と思ったのです。
「違うのよ~。これが最終形のアレンジなの。」
「へっ???」
「でしょう!!!」
何でもこの日はまず卒業式。それが終わったあと、着付けの会場に移動して袴姿に。そのあとはコロナの関係もあり謝恩会はできず、桜のきれいな公園へ移動。(卒業式自体も保護者は参加できず)
「私、着付け会場まで迎えに行ったの。そしたらかわいくて品のいいお嬢さんたちが次々に出てくるから、うちの子もあんな感じなんだ~、と待っていたらこれで、びっくりしたのよ。」
他の皆さんは、着付け会場で、それらしいヘアメイクをしてもらったらしいのです。だから皆さん華やかに、品よくだった。でも、友人の娘さんは、一人行きつけの美容院に行ったとのこと。
で、お任せにしたんだか、お願いしたんだかわからないけど、ウイッグを脱いだIKKOさん状態に。
詳しく言うと、ぺたっとした髪に(ショートのボブ)にゴールドのアメリカンピンがバッテンにいっぱいさされている状態。。。。
「20年くらいたって、どうしてこの髪型にしたんだろうなんて思うんだろうね~」「でも、ま、無事に育ち、卒業もできて、めでたいということで」「本当だよ。そう思うしかない。」・・・。
娘さん、4月からは幼稚園の先生とのこと。充実した人生になりますように!
卒業おめでとう♪