百均のこれ2
数年前に買ったけれども 一、二回しか使っていなかった。
夏はポニーテールにするときに 帽子だと持ち上がってしまうから
カチューシャ型のサンバイザーはいいなと思って、UVカットだし。
でも、PVC(ポリ塩化ビニル)素材はどうもなじめなくて……。
これは、「銭失いリスト」に入るところだったのが、
今回の「COVID-19」で、「おい、ちょっと待った」ということになった。
これ、今まで全然気が付かなかったのが、日よけが可動式になっているの。
動く、動く、ぐっと90度まで下りて顔が隠れるところまで来るの。
つまり、普段はサンバイザーでも、緊急的にフェイスシールドになるわけ。
先日、3カ月ぶりにコンビニへ行ったの、どうしてもコンビニ払いしか駄目な振り込みがあって。マスクして、花粉用のメガネをして、ゴム手袋をして。2時ごろだったんだけれども、結構ひっきりなしに人が出入りしているので、しばらく外で待っていたわ。
われながら、用意周到と自負していたものの、やっぱり予期せぬことは起きるのが世の常。振り込みを済ませ、「84円切手を10枚、120円切手を10枚」と言いながら、念のために書いたメモも渡したのだけれども、いきなり店員さんに顔を近づけられてしまった。
「あのー、120円切手は今ないんですけど」、「じゃあ、84円を20枚でいいわ」、「えっ?」「84円切手を20枚」、「ああ、はい、分かりました」。
店員さんはマスクを一応はしていたけれども、いかにも、漏れ率が高そうなファッション性の高い布マスクだったので、もう一瞬ヒヤッっとなった。
実はこのとき、念には念をで、ビニール製のフェースシールドも入店の間際に付けていて、後で考えたら、私がそこまでやっていたので店員さんも安心して顔を近づけたのかもしれない。
ただ、このフェースシールド、帽子の上から付けるのだが存在観がありすぎて、このご時世でも街中をこれで歩くのはちょっと抵抗感がある。そこで、いよいよ、日の目を見ることになるのが、このサンバイザーなの。
お買い物に行って、レジで店員さんと対面するときだけ、日よけを下げる。そして、買い物が済んだら日よけを上げて、スポーティーに街をかっ歩してくる、それでこそ、この百均商品が生きるというもの。
店員さんだって、こちらが防護していれば、自分も安心なはず。
気の利いたお店なら、レジに飛沫よけのビニールぐらい張ってくれている。
そこまで期待できないので、こちらがやるしかない。
でも、できれば、さりげなくやりたいな。
なお、今なら同一品が楽天で700円で売っていることをお知らせしておこう。
創作の芽に水をやり、光を注ぐ、花を咲かせ、実を育てるまでの日々は楽しいことばかりではありません。読者がたった1人であっても書き続ける強さを学びながら、たった一つの言葉に勇気づけられ、また前を向いて歩き出すのが私たち物書きびとです。