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お赤飯
敬老の日だからというわけではなく
ササゲも残っていたので、半年ぶりぐらいにお赤飯を。
ササゲの煮汁に餅米を一晩浸して、少し色をつけます。
炊飯器に入れていますが、炊くのではなく
蒸し器に移して30分ぐらい強火で蒸します。
42歳のときに母を亡くすまで
お赤飯がおいしいなんて、あまり思ったことはありませんでした。
デパートのお赤飯を買っていったら
「ほら、このぐらいの硬さがいいの、おこわっていうでしょう?」
と、母が病院のベッドで満足そうに食べていました。
母が好きだったものを
母を亡くしてから毎年つくるようになりました。
毎年食べているうちに、だんだんおいしさが分かるようになったのです。
私がよくつくるので、息子たちも姪も、お赤飯は大好き
いとこは、「お姉ちゃんのお赤飯」と言います。
友達は、「この味、この味」と、言ってくれます。
ちょっと目上の方と会うときは、お赤飯外交になります。
敬老の日に
空は高く、すがすがしい青に染まりました
お赤飯を、空にお供えしましょうか。
2021.9.20
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