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私のやる気と上司の添削
この記事は以下のような方に参考になるかと思います。
・上司ガチャに悩んでいる方
・仕事が退屈な方
・仕事に達成感を求めている方
今回、前もって言いたい。
本記事に登場する人を非難するつもりはない。
そんな目的はない。
誰かに向くネガティブなニュアンスを出さずに、自分の気持ちをうまく書き現せるかどうか。
今日の記事は私のチャレンジになる。
今の毎日
今、仕事が非常に退屈だ。
だから私は、久しぶりのその仕事にとてもテンションが上がっていた。
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私はこの春に転職した。
前職より大きな会社に入った。
入社前、大きな会社=社内体制は整っている と考えていたが、
実際は意外とそうではなかった。
ちょうど人の入れ替わりのタイミングとも重なり、
今、私の所属する部署は
誰がどんな仕事をどれくらいやっているのか
誰も把握できていないように思う。
(まじか)
現に、私が担当する仕事は
私にとって非常に簡単なものばかりだ。
だから少し退屈だ。
向上心が高めの私にとって、この退屈は衛生上よくない。
目についた「もっとこうすればいいのに」へ
派手に手が出したくて前のめりになる。
もっと何かしたい。
しかしまだ入社数か月。
出しゃばってはならぬと日々自分に言い聞かせ、
自分の担当範囲のなかで、
できる改善へ静かに取り組んでいる。
そんななか先日、数十年と放置されていた課題に取り組み小さな成果をあげた。
この事実や経緯、行った処理を顛末書にしてほしいと言われ、取り掛かった。
久しぶりにテンションが上がる。
ワードたった1.2枚、文章を書くというだけの仕事だ。
それでも私はかなりワクワクしていた。
これには理由があった。
私のコンプレックスの話になる。
私のやる気
1年前にこの読書ブログを始めた。
目的は国語への苦手克服だった。
小学生くらいからずっと、国語、漢字、作文が苦手で大嫌いだった。
それは社会人になって影響が出た。
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稟議書1枚、上司へのメール1通にとんでもなく時間がかかる。
他人の資料をみては自分の文章力の低さに卑屈になる。
(なんだか苦しい)
気がつけば、かなり大きな劣等感を抱えていた。
読書の影響で、やっとそんな自分に向き合う気になり、
ブログを始め、アウトプットを続け、今に至る。
当初は苦労したブログ更新も、こうして毎週書き続け、しだいに慣れてきた。
少しだけ最近、自分の苦手意識や文章力に変化を感じるようにもなった。
そのエピソードはこの記事に書いた。
1年間続けた練習の先に見えたのは、劇的な変化ではなく、気がつかないほど小さな変化だった。
出ない結果、出ていた結果「学問のすすめ」②
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退社、有給消化、新しい会社と環境の変化が多かったここ数ヶ月。
練習の成果を試すような仕事の機会はなかった。
そして今。
退屈な毎日。貯まっていく気持ち。
だから今回、この「顛末書」という書く仕事へ、私のやる気は一気に流れ込んでいた。
(顛末書にやる気て)
想定外
一体どれくらいの時間で、どれほどのものが出来上がるのか。
自分にワクワクするような気持ちで作業をはじめた。
(この気持ち、分かりますよね?!)
作業はやはり想定より早く終わった。
昔の自分を想定した所要時間だった。
「事実を完結に分かりやすく」が顛末書であるという理解から、
よけいな言葉は削りに削り、洗練させた。
(オーバーに言わせてちょうだい)
(それだけ気持ち入ってんのよ)
そして直属の上司へと提出した。
一発OKが出るとばかり思っていた。
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1時間ほどが経ち、たまたま上司の後ろを通った。
PC画面をちら見した。
私の顛末書らしきワードが開かれている。
そこには
半分近く修正のようなマーカーが塗られていた。
えぇぇぇーーーーーー?!
一瞬、我が目を疑う。
(嫌な予感がする)
「ちょっと打ち合わせいいかな。今朝くれたアレ、僕なりに修正したいところがあって」
上司から声をかけられる。
すでに、顔に、感情が出てしまいそうだった。
私はそれを必死で押さえた。
「はい、いつでも大丈夫です」
・・・
見せられたのは、やはりあのマーカーだらけのワードだった。
上司の添削
それから数分間、修正の趣旨をあれこれと説明された。
ここはもう1行上に。これはこう・・・。
わいてくる熱くてダークな感情を、必死でまた押え続けた。
何をいわれても思うことは同じだった。
それらはすべて、必要以上の修正だった。
個人の趣味の領域だと感じる書き換えだった。
AだからBである
BであるのはAだからだ
みたいなものだ。
趣味の領域。だから反論したって意味はない。
達観する私だった。
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やる気も削がれる添削
実はこの事態ははじめてではない。
すぐに私が達観した理由は、これが一度経験した事態だったからだ。
数か月前、私はマニュアルを作った。
社内の現場へ展開する簡易的なものだ。
ここへも趣味の領域は展開された。
(展開に展開ッ!)
現場の方がみるものだからと
故意にやわらかい表現にした箇所はすべて修正され(ありがとう→有難う など)指示があって入れたイラストの位置や大きさが変わっていた。
萎えた。
だから今回のことも想定していた。
上司の説明を黙って聞き続け、「はい」「分かりました」を繰り返した。
ただ、最後の項「再発防止策」への指示には従えなかった。
反論した。
それは私が、仕事で文章を書くうえで最も気をつけていることに関係していた。
上司は、
具体的に書いた私の再発防止策を
、、、抽象的な記述で留めろという。
(、、、の部分はみなさまの想像に任せたい)
抽象的な記述とは、ビジネスでよくきく「構築する」「検討する」などだ。
削るよう言われた具体策は、私だけで考えたものではなく、
以前に “やらなければならないこと” として上司と話したものだった。
あぁ、これを消せと
見たくなかったものが、
その指示の先に透けて見えそうになる。
・・・。
私は伝えた。
「こういう部分(再発防止)を抽象的に書くの、わたし嫌なんです。
行動ベースの記述にしたいんです。」
あえて趣味の領域っぽい表現で伝えた。
そうだよねー・・・と上司。
私の作業はここで終わった。
あとは上のかたで判断くださいと退いた。
再発防止もマーカーも、自分で修正したくはなかった。
もう見たくもない自分の顛末書。
おそらくこの顛末書の顛末が、
共有されることはないだろう。
(顛末ッ!顛末ッ!)
上司の気持ち
こんなにブーブー書いた私だが、この上司のことは全然嫌いではない。
私への一件も、わざとしていることではないと理解している。
(当たり前じゃ)
彼は仕事としてやっただけだ。
私へ修正を伝えた時、上司がとても気を遣ってくれていることが分かった。
少し前の自分を思い出す。
前職では私にも部下がいた。
その子へ資料の指摘をするときは、どこまでを指摘するか、相手の表情、様子、いろんなことを気にして悩んでいた。
私の上司は優しくて、とてもいい人だ。
これからもできる限り、この方の力になりたいと思っている。
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(でもまたここにブーブー書くかもー!!!!!)
今週の記事はここまでです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
私のブログはnote以外で下記にて毎週月曜に更新しています。
https://ykakizoeblog.com/
ちらっと覗いていただけたら嬉しいです。
ではっ
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