令和5年初春歌舞伎(国立劇場)遠山の金さん
2023年1月3日、国立劇場の新春公演に行ってきました。
3日が開演初日で、開場は午前10時30分。私は10時40分に到着して入場したのですが、ロビーは既に人で溢れかえっていました。
そう、10時50分から、ロビーで歌舞伎の出演者や河村理事長による新年の挨拶があるのです。私は3階に上がって、吹き抜けから1階を覗く形になりました。今日に限っては、シャンデリアが邪魔!シャンデリアのせいで、尾上菊五郎さん達が見えません。
私がウロウロしていると、「ここから少し見えますよ!」と教えて下さった女性がいて、私も尾上菊之助さんを少しだけ見ることが出来ました。
(しかし、この距離感なら舞台をいつもの3階席から観るのと変わりません(笑))
その他のイベントは、以下のとおり。
・ロビー2階での琴と三味線の演奏
・ロビー階段での大神楽
・ロビー1階での獅子舞
そして、飾りとしては
・羽子板
などなど。
私は、新春公演なるものに初めて行きましたが、「こういうものか!」と分かっただけでも良かったと思います。
さて、歌舞伎の演目は、『通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん』です。
私が今回一番印象に残ったのは、尾上菊之助さんです。「若旦那の小三郎」と悪に身をやつした後の「羅漢小僧の小吉」を演じ分けていました。羅漢小僧になってからの着物の扱いなど、格好いいなぁと思いました。
こういう悪党が出て来る芝居には、そんなご無体なと思う反面、悪の魅力というか、格好良さを感じる部分もあります。
また、丁稚辰吉役の尾上丑之助さん(菊之助さんのご子息)や、悪党の一人で天学役の坂東彦三郎さんも、良かったです。
そして、舞台の最後に、手拭い撒きがありました。遠くまで投げてくれる方もいたのですが、届いても2階席の前の方まで。流石に私の座る3階席の後ろの方までは届きませんでした(笑)。しかし、ご利益にあずかりたいと思います。
最後に、尾上菊之助さんの挨拶の言葉で印象に残った部分を上げます。
「今年はうさぎ年。ホップ・ステップ・ジャンプで飛躍の年にしたい。」
私も頑張って行きたいと思います。
〈メモ〉
・天保の改革と遠山の金さん
・生田角田夫には、明治時代のピストル強盗のモデルがいる。清水定吉。