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「展覧会 岡本太郎」(東京都美術館)鑑賞

(去年の記事になりますが、)2022年11月25日、東京都美術館に「展覧会 岡本太郎」を観に行きました。

美術館で岡本太郎さんの絵を観るのは初めてです。展示方法も、列をなして一枚ずつ絵を観ていくというより、自由に展示している感じが強く、まさに岡本さんの絵に囲まれるという印象でした。

これまでも岡本太郎さんの名前は知っていましたが、私の印象は以下のとおりでした。
①(文学作品好きの私としては)岡本かの子さんの息子。
②大阪万博・太陽の塔の作成者(太陽の塔にはまだ行ったことないのですが。)

これまでちょっと遠めに見ていた岡本太郎さんですが、今回は、より詳しく、また違った視点で見ることが出来るようになったと思います。

私が一番印象に残ったのは、岡本太郎さんが撮られた写真のコーナーです。
東北の「なまはげ」や沖縄の「ノロ」の写真などが展示されていました。「縄文土器」の写真もあったように思います。
これまで日本文化というと、「わび」「さび」「もののあはれ」など、少し寂しい印象がありましたが、岡本太郎は、地方のエネルギッシュな土着の文化に魅かれたようです。
私自身、「日本らしさとは何か」、改めて考える機会となりました。

また、その他に印象に残った点を何点かあげておきます。
・椅子やグラスなど、日常品と一体となった作品も多く展示されていました。(私は個人的に、「ネクタイ」に目が行きました。グッズ売り場には置いていませんでしたが、あれば買ったと思います。)
・対極主義(抽象・具象、静・動、反発・吸引、愛憎、美醜等)。絵の色の使い方や、題材とした「工業化」に対するものの見方にも、表れているように思いました。ここは、後でもう少し詳しく調べてみようと思います。
・太陽の塔は高さ70メートルもあるんですね。また、万博当時は内部にダイナミックな展示空間があり、現在は復元もされているようです。
・渋谷の「明日の神話」

昨年は、NHKでも、岡本太郎のドラマや番組が放送されていました。
本(岡本さんご自身で書かれた本や、岡本さんについて書かれた本)も結構出版されているようなので、読んでみたいと思います。特に、絵のエネルギッシュさや対極主義、日本の源流についてはもう少し詳しく知りたいです。

以上です。


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