2023年正月公演(セルリアンタワー能楽堂)
明けましておめでとうございます。
2023年も年が明けました。
昨年は、古典芸能や日本の文学作品に触れる機会が多い一年でした。
今年も、自分の視点を決めて、日本文化に触れていきたいと思います。
さて、コロナの影響もあり、年末年始も九州には帰らず、東京で過ごしました。そして、能や歌舞伎などの新春公演がどういうものか知ってみたく、いくつか足を運んでみました。
一月一日は、渋谷・セルリアンタワーの正月公演です。
以下、少しだけメモとコメントを残します。
◆祭囃子
田中傳左衛門社中による祭囃子でした。
公演後に、出演者の方々の挨拶があり、田中傳左衛門さんがどなたか一致しました!国立劇場のオープンシアターでも、小鼓を演奏されていました。そして、田中傳次郎さんは弟さんなのですね。
今年は、囃子方にも目を向けるなど、少しずつ間口を広げていきたいです。
◆長唄 五郎時致(ごろうときむね)
長唄:松永忠次郎社中、囃子:田中傳左衛門社中でした。
鎌倉時代の仇討ち事件「曽我兄弟の仇討ち」をテーマにしています。
配布された<作品解説>によると、特に江戸歌舞伎では曽我物が大当たりし、毎年正月には必ず曽我物を上演するという慣例が生まれたようです。
そして、曽我兄弟と大磯の虎御前、化粧坂の少将との関係も何となく分かりました。
『曽我物語』は、子ども版の本を手元に持っていて、少し読み始めました。追記になるかもしれませんが、後日まとめてみたいと思います。
(11月や12月に観た歌舞伎でも、曽我物が多くありました。)
◆舞踊 三番叟
長唄囃子に合わせて、市川九團次さんの素踊り形式でした。
正面席から近くで観ることが出来て良かったです。
三番叟は、飛んだり跳ねたりする部分もありますが、ばっちり決まっていました。やはり、体を作られた役者の方は違うな、と思います。
短くなりましたが、本日はここまでとします。
本年もよろしくお願いします。