【琉球歌劇】薬師堂
2023年3月5日(日)、国立劇場に琉球歌劇を観に行きました。前半、少し琉球舞踊もありました。メモを残したいと思います。
■琉球歌劇とは
パンフレットと、冒頭にあった嘉数道彦さんのウチナーグチでのご案内、そして国立劇場おきなわのHPから、少しだけ記載します。詳しくは、国立劇場おきなわのHP(→ リンク )をご覧下さい。
(1)琉球歌劇の発生
HPの「沖縄の伝統芸能」のコーナーで、一番上には「組踊」が記載されています。組踊は儒教の影響が強いようです。1879(明治12)年に廃藩置県があり、民間に流布する民謡や風俗を取り入れた「雑踊」が出来ていたようです。
「沖縄芝居の発生は、舞踊が古典舞踊から雑踊へと展開していく過程と時期が同じで、その事情もかなり似ています」とHPにありました。明治20年代に本格的な芝居小屋が建てられたそうです。沖縄芝居は、主に「歌劇」と「方言せりふ劇」の二つに分類されます。
(2)琉球歌劇の要素
①沖縄のことば(ウチナーグチ)、②沖縄の音楽(琉球古典音楽や沖縄民謡)、③沖縄らしい身振り(演技と琉球舞踊)の三要素から成り立つようです。
(3)三大歌劇(四大歌劇)
①泊阿嘉(作=我如古弥栄)
②伊江島ハンド―小(作=真境名由康)
③奥山の牡丹(作=伊良波尹吉)
④薬師堂(作=伊良波尹吉)
■琉球歌劇「薬師堂」について
(1)簡単なあらすじ
白河白露という青年が、初岡鶴という美しい娘を見初める。以来、毎夜鶴の屋敷に忍んで、逢瀬を重ねるが、鶴の父に知られ、鶴は乳母とともに追い出されてしまう。白露は鶴の居場所を訪ねるが、鶴は既に他界したと乳母に告げられる。<この後は、伏せておきます。>
(2)感想
沖縄のことばや、音楽にのって歌劇を楽しむことが出来ました。コミカルな要素も多く、楽しかったです。
また、冒頭の嘉数さんの紹介にありましたが、乳母役の方の手の甲には、ハジチ(針突)と呼ばれる入れ墨があり、琉球の当時の風習が表現されていました。
■その他
(1)琉球舞踊
最初に少しだけあった琉球舞踊をメモしておきます。
第一部 鳩間節、加那よー
第二部 早口説、越来よー
※私は、午後三時からの第二部は観ていません。
(2)国立劇場おきなわの売店
国立劇場おきなわの売店が、国立劇場に出店していました。カレンダーなどの他に、扇子や紅型の風呂敷などもあり、珍しかったです。
感想や琉球舞踊の部分など、後半の記載が雑になってしまいました。後で追記・修正するかもしれませんが、以上です。
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