【2014年W杯】両雄初のベスト8へ!コスタリカvsギリシャ
2014年W杯決勝トーナメント1回戦コスタリカvsギリシャ
6大会ぶり2度目の決勝トーナメント進出となったコスタリカと初の決勝トーナメント進出を果たしたギリシャの一戦。勝てばどちらも初のベスト8進出という大一番であった。
1.試合展開(前半)
コスタリカは5-4-1と守りを固めて一気にカウンターを狙うシステム、一方ギリシャは4-3-3のシステムで守備に重きを置きつつサイドから切り込む姿勢を見せる。
しかし試合開始からしばらくはお互いの堅実な守備もあり決定機が生まれない。
このまま膠着状態が続くかと思われた37分、ギリシャがサイドの展開から決定機を迎えるものの、コスタリカGKケイラー・ナバスに阻まれ得点とはならなかった。
2.前半終了~後半開始
前半戦はスコアレスで終える展開に、初のベスト8を目前とする両チームのサポーター達は相手へのブーイングなのか自国の選手たちへの鼓舞なのか、異様な雰囲気で後半開始を待つ。
そして後半戦が開始されると次々にギリシャが攻勢を掛ける。しかしコスタリカの5-4-1の守備的布陣に加え、最後尾に構える守護神ナバスの壁を破ることは出来ない。突如試合が動いたのは試合開始から53分に差し掛かろうかという瞬間、コスタリカFWブライアン・ルイスが横パスを受けダイレクトでゴールの隅に流し込む。
ついに守勢だったコスタリカが先制点を奪ったが、66分にコスタリカDFドゥアルテが2枚目のイエローカードで退場。5-4-1のシステムを4-4-1とし、必死で1点を守るべくGKナバスを中心に10人でギリシャの猛攻を耐え続ける。
3.試合終了間際ついに・・・
人数的に有利となったギリシャは中央やサイドから縦横無尽の攻撃を仕掛けるものの、コスタリカは決死の守備を見せる。このまま試合終了かと思われたもののギリシャはDFも攻撃に参加、何とか耐え続けるコスタリカであった。
迎えた後半アディショナルタイム、中央に来たロングボールをギリシャのベテランFWゲカスが受け巧みなシュートを放つ。コスタリカ守護神ナバスは一度弾いたものの、ゴール前まで詰めていたDFソクラティスが押し込みついに同点、試合は延長戦へと突入した。
4.延長戦
猛攻を仕掛け続けたギリシャ、決死の守りを見せ続けたコスタリカは共に疲労の色は隠せず、延長戦はまさに意地と意地のぶつかり合いとなった。変わらずギリシャはコスタリカのゴールへ向けて攻勢を掛け続けるが、ここは譲れないコスタリカ、それも耐えてカウンターを狙うが試合は動かない。
しかし迎えた延長後半7分、ギリシャに最大のチャンスが訪れる。コスタリカのコーナーキックのこぼれ球を奪い、カウンターを開始。5人で攻め上がるギリシャに対して自陣に残ったのは2人のコスタリカ、まさに絶体絶命かと思われたが、放たれたシュートは守護神ナバスがまたも跳ね返す。その後も試合は動かず、決着はPK戦に・・・
5.PK戦
PK戦は両チーム共に3人成功、コスタリカは4人目も決め、ギリシャの4人目は再三チャンスを演出し、コスタリカゴールを脅かし続けたゲカス。ゴールの端に放たれた素晴らしいシュートであったが、GKナバスが反応しついにストップ。その後コスタリカは5人目も決めて勝利、死闘はついに幕を下ろした。
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