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【Netflix】「奈落のマイホーム」日韓共通の「家」をめぐる切なさ
【概要】
奈落のマイホーム
Sinkhole
2021 | 年齢制限:13+ | 1時間 54分 | ヒューマンドラマ
ソウルで大規模な地盤沈下が発生し、マンション全体が地中に飲み込まれてしまう。救助を必死に求める住人たちは力を合わせ、大雨が降り始める前にこの絶望的状況から脱出できるのか?
出演:チャ・スンウォン、キム・ソンギュン、イ・グァンス
(Netflix公式サイトより)
予告編
【評価】
主人公は3人家族で、ソウルの新築マンション(2LDK?)を3億9000万ウォン(約4300万円)で苦労して買った。
それが、地盤沈下で一瞬のうちにマンションごと沈んでしまう。
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この2021年の大ヒット韓国映画、ネトフリでもアマプラでも見られるようになっている。わたしはネトフリで見た。
久々に面白い韓国映画を見たね。100点満点で85点。
後半は、コテコテの韓国パニック映画で、それもまあ面白いけど、むしろ前半の「家」をめぐる人びとの思いに共感と切なさを覚えた。
「家」への執着を描いた韓国映画は、印象に残る傑作が多い。
「目撃者」とか、「かくれんぼ」とか。もちろん「パラサイト」もそうだ。
きのうのネットフリックスでは、映画はこれが国内人気No1で、ドラマは「地面師たち」がNo1だった。
やっぱ不動産ですよ、国を問わず、庶民の関心の中心は。
この映画のメッセージは、「大事なのは、家や不動産より、家族や人間関係だ」ということだろうけど、それがわかっていても、やはり家と不動産についての苦労で、庶民の人生の半分はもっていかれる。
その現実をパニック映画の体裁を借りてコメディタッチで描いた秀作でした。
<参考>