J・K・ローリングと英議会人権委員長がジェンダー運動を「現代のマッカーシズム」と非難
「ハリー・ポッター」の作者、J・K・ローリング氏が、昨日(5月1日)ツイッターで、ジェンダー運動を「現代のマッカーシズム」と非難した。
スコットランド選出の英議会議員、ジョー(ジョアナ)・チェリー氏が、エジンバラでの討論会出席をジェンダー活動家に「キャンセル」された問題に関連した発言。
チェリー議員がこれを「新種のマッカーシズム」と呼んだのにローリング氏は同意し、ジェンダー騒動がイデオロギーによる「告発合戦 name names」になったと指摘して、チェリー議員と共闘している。
チェリー議員は、英議会の人権合同委員会の委員長。同時にレズビアンで、古くからの同性愛活動家・フェミニストである。
だが、「性自認」第一主義(gender identity ideology)には反対だ。
この1月、有罪判決を受けた「元男性」のレイプ犯が、トランスジェンダーだと訴えて女性刑務所に移送され、英国内で大きな議論になった。
チェリー議員はこの問題で、以下のように発言した。
「有罪評決を受けたこのレイプ犯人は、同情を集めて女子刑務所に入るために制度を悪用した――多くの人の目には、そう映るだろう」
「女子刑務所の受刑者たちは、とても弱い立場にある。彼女たちの多くは、自らも長年にわたって虐待を受け、その傷に苦しんできた。有罪評決を受けたレイプ犯と同じ場所で過ごすことになる女性受刑者たちの安全が、とても心配だ」
チェリー議員は、夏に開かれるコメディフェスティバルでの討議イベントに招待されていたが、チェリー議員の見解が不快だとするトランスジェンダーのスタッフらによって、彼女の出演がキャンセルされた。
チェリー議員は、
「彼らのイデオロギーに同意しないレズビアンやフェミニストは、発言機会を失い、場合によっては職を失っている」
「私たち女性の思いが間違って伝えられており、それを指摘すると差別だと言われる。これは新種のマッカーシズムだ」
と述べている。
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