【不倫】玉木雄一郎はお遍路に行け
玉木はお遍路に行け。
ーーと、われわれの世代(今60代以上)はみんな思うよね。
玉木の選挙区は四国だろ? ちょうどいい。
高松観光大使と同行二人で・・はまずい。
数日前に、不倫スキャンダルで失脚した菅野志桜里の復帰の道を、玉木氏に考えてほしい、と私は書いたばかりなのに。
あんたが不倫スキャンダルを起こしたら困るんだよ。
ここは菅野志桜里と一緒に巡礼の旅に出て、二人ともスキャンダルのみそぎをしてこい。
二人で回ってるうちに、マンの壁を破ってチン上げしたりして。
今日はサービス多めでキミの手取りを増やしちゃうよ〜、みたいな。
タマキンさん、すご~い。日本死ね~!みたいな。
でも巡礼中だから、笠はつけてね、みたいな。
こういうふうに思いついたことを全部言っちゃうのが、百田尚樹シンドロームね。抑えがきかない。老人性のやつです。
お遍路さえ行っておけば、左翼も文句は言わんだろう。菅直人さんがそれで許されたんだから。
お遍路をバカにするな、と怒られるかもしれないけどね。
文句は菅直人に言ってほしい。不倫したらお遍路、という観念の連想をつくったのは彼だから。
あー、もう菅直人のことも、菅直人がお遍路行ったことも、みんな知らないか、忘れた時代になったのかもしれんなあ。
ーーと、昨日はすぐ思ったんだけど。
でも、調べてみると、菅直人がお遍路行ったのは、不倫スキャンダルのみそぎではなかったのね。
すっかりそう思い込んでいた。もう頭がボケて、記憶が曖昧になっている。
で、調べたんだけど、菅直人のwikiなんかに、あのスキャンダルの記述がないのね。
あれだけ大騒ぎになったのに。さすが、総理大臣経験者ともなれば、都合の悪い情報はもみ消せるのか。
週刊文春1998年11月19日号に、
「愛人発覚!菅直人と六本木のホテルで密会する30代キャスター」
という記事が載った。
菅直人が「薬害エイズ」問題で売り出して、まさに人気絶頂のときに襲ったスキャンダルでした。
これも以前に書いたことがあるけど、社民連出身者では、それまで菅直人は江田五月に次ぐナンバー2だった。それが、江田を人気で抜き去った。そんな頃のこと。
好事魔多し。
そういうタイミングも、玉木氏の今回のスキャンダルに似ている。
どっちも「クリーン」なイメージで売っていた。
不倫スキャンダル時、菅直人は52歳、玉木は55歳、と年齢も近い。
スキャンダルの代償
で、菅直人がお遍路に行ったのは、その6年後。「年金未納」問題が原因でした。
年譜にすると、こんな感じ。
菅直人(1946年生まれ)
1996年(50歳)橋本内閣の厚生大臣として「薬害エイズ問題」追求で名をあげて「総理にしたい男」に。
1998年(52歳) 「六本木のホテルで密会する30代キャスター」との不倫発覚。愛人の戸野本優子が告白本『瓦解』出版。
1999年(53歳)民主党代表選で鳩山由紀夫に敗北。
2002年(56歳)鳩山由紀夫が辞任して、民主党代表に。
2004年(58歳)小渕内閣大臣の年金未納を追及するが、自分の年金未納も発覚、というカッコ悪いことに。民主党代表を辞任して、四国八十八か所遍路の旅に出る。
この間、いろいろあって、
2010年(64歳)鳩山内閣退陣により、第94代内閣総理大臣に。
あの『瓦解』って本、オレも買ったなあ。まだ、書庫のどっかにあると思う。
菅直人との濃厚な濡れ場描写を期待したのに、そういうのはなくて、なんかフワッとしたことしか書いてなかった印象。
当時、菅の奥さんもメディアに出てきて、なんかしゃべってたね。
いずれにせよ、菅直人は、最終的に総理になったわけですから、不倫スキャンダルは致命傷にならなかった、と言えるわけだけど。
でも、スキャンダルは、その後のキャリアに影響したんではないでしょうか。
スキャンダルがきっかけで、その後は常に鳩山由紀夫の後塵を拝するようになったんじゃないか。鳩山はそういうスキャンダルに無縁だったからね。
スキャンダルから、総理になるまで、12年かかった。
あのスキャンダルがなければ、もう少し早く総理になれたかもしれない。
あのスキャンダルにより、総理になるのが遅れたせいで、在任中に東日本大震災が起こる、という巡り合わせになる。
ついでに、玉木の年譜も書けば、
玉木雄一郎(1969年生まれ)
2024年(55歳)躍進する国民民主党代表として、総理にしたい男に。
2024年(55歳)高松市観光大使・小島みゆきとの不倫スキャンダル発覚
総理になる空気
それにしても、今回の玉木のスキャンダルについては、ネットで見る限り、「ドンマイ、ドンマイ」みたいな、暖かい声が多いね。
玉木氏は、総理になると思うね。
菅直人の時も、同じような「風」を感じた。
ああ、この人は総理になるんだろうな、と思った。世論が後押ししていた。
私のマスコミ現役時代だから、菅直人氏には、総理になる前に何度か会ったし、インタビューもした。
実際に会うと、たいして面白い人ではなかった。ちょっとエラソーだったし。
でも、権力の階段をいちばんの高みまで登る、そういう人のオーラみたいなのはあった。
今の玉木氏にも、そういうのがあるんじゃないかな。
50代でね。男ざかりというやつ。
まあ、愛人もできるね。
でも、スキャンダルの代償は必ずある。
今、世論が許してるから、代表辞任もなし、なんのペナルティもなし、で済んでしまうかもしれないけど、これは逆にやばい。
人びとは、「別に大したことはない」と思っていたとしても、心の底では「なんのお咎めもなしはズルイ」と思っている。
それが、あとあと、影響してくる。
やっぱり罰は受けておくべきなんですよ。
菅直人の場合だって、お遍路は、「不倫スキャンダル」と「年金未納」の二つ抱き合わせのみそぎ、あるいは、厄落とし、という意味合いがあったと思う。
少なくとも、当時私は、そう受け止めたと思う。
で、そのお遍路のおかげで、世間も過去を忘れるムードになった。
それで、総理への最後の階段を登れたんだから。
今回、玉木氏は、意外な脇の甘さを露呈したね。
「財務省に刺された」と言う人が多い。
そうかもしれないけど、立憲民主党方面、左翼方面からの攻撃である可能性の方が高い。あるいは両方の合作。
マスコミには左翼の活動家がたくさんいる。週刊誌の周りには、特にたくさんいる。
週刊誌の記者とセクトの人間が情報のやり取りをしているところを、私も見たことがあります。週刊誌の記事で、政治を動かせるからね。
佐高信が玉木を攻撃していることを、少し前に書いたけど、もう左翼の「攻撃命令」が出ているわけだから。
彼らは、そういう工作に人生を賭けているわけだから。甘く見てはいけないですね。
それに、お相手の女性の人生をくるわせることにもなる。
菅直人の不倫スキャンダルはおよそ25年前で、菅は政治家を引退したわけだけど、いまだに相手の女性のその後が、取り沙汰されているからね。
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「煩悩を断て」
まあ、なんにせよ、お遍路には行っておいた方がいい。
そんなヒマはないと思うかもしれないけど、急がば回れで。
それで、総理になるのに12年かかるところ、8年くらいで済むかもしれない。
実は、玉木氏は、菅直人に向かって、「お遍路に行け」という「毒舌」を吐いたことがあるんですよ。
菅直人氏「四国遍路に行っていただきたい」 国民・玉木氏、「案内します」と毒舌
まあ、これは2019年の話ですけどね。
当時、「原発利権」を思わせる関電事件が問題となっており、関電労組出身の国民民主議員が参院経営産業委員会の理事につくことを、菅直人は問題視したのでした。
国民民主党の玉木雄一郎代表が2019年10月9日の定例会見で、菅直人元首相(立憲民主党最高顧問)に露骨に不快感を示す場面があった。
菅氏はツイッターで、関西電力労組出身で、国民民主所属の浜野喜史参院議員が参院経済産業委員会の理事に決まったことを問題視。「国民の期待を裏切る人事は撤回すべきです」などと要求。玉木氏は、野党統一会派にとって「マイナスになることは謹んでいただきたい」としながら、「なにか迷いがあれば、是非四国遍路に行っていただきたい」と話し、「煩悩」を断ち切ることを勧めた。
(上掲J-CAST2019/10/9記事)
不倫の先輩に向かって、「迷いがあれば、四国遍路に行け」と言ってしまっている。
5年たって戻ってきたブーメランですね。不倫の責任とともに、その5年前の発言の責任もとってもらいたい。
引退した菅直人も、玉木に言うと思うよ。
「お前こそお遍路に行け」と。
<参考>