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日本保守党はもう終わり? ボコボコにされてギブアップ寸前
私には意外な展開だ。
トランプが再選され、ジェンダーイデオロギーをくつがえす大統領令などを矢継ぎ早に発して、成果を生んでいる。
このトレンドで勢いづくのは、国内では、日本保守党かいわいではないかと思っていた。
あれほどトランプ好きで、LGBT法が立党のきっかけでもあった政党だ。トランプと同じことを日本でもやろう、という動きを主導していくのかと思ったのだ。
ところが最近、とくにここ数日の流れは、「日本保守党はもう終わり?」と思わせる展開になっている。
飯山陽の日本保守党攻撃は、しょせん個人Youtuberの影響力にとどまるかと思ったが、連続のジャブが効いて、日本保守党の足元をふらつかせていた。
そこに、飯山への意外な「援軍」がいくつも現れた。
それが、つるべ打ちの連続パンチになって、日本保守党を襲っている。
要するに、ボコボコにされて、ギブアップ寸前という感じなのだ。
私はとくに保守党ウォッチャーではないから、こぼれているのはあるだろうが、私が気づいた最近の事象をまとめておきたい。
1 文藝春秋の参戦
⚡️新着番組⚡️
— 月刊文藝春秋(文藝春秋PLUS) (@gekkan_bunshun) February 10, 2025
【なぜ飯山陽氏の告発にいち早く反応したか?】
日本保守党を“まったく評価しない”理由
有本香氏のついた「嘘」
百田尚樹氏は「一見強そうに見えるが…」
「批判したらフォロワーが減った#長谷川幸洋 pic.twitter.com/ocsMhQJXFJ
文春が、ネット媒体とはいえ、飯山陽や長谷川幸洋の日本保守党批判に唱和したのは大きい。
文春の動きは、百田尚樹の「作家タブー」が効かなくなったことを意味するからである。
通常、出版社系のジャーナリズムは、作家にたいしては遠慮する。作家はメシのタネだからである。
「殉愛」騒動のときだって、騒いだのは主に新聞社系だったように思う。
百田レベルの作家を批判するにあたっては、上層部のGOサインが必要だったはずだ。
ということは、文春は、もう百田を「作家」として遇さなくていい、と判断したことになる。
文春がそう判断した、という意味は、非常に大きい。
その業界的な意味の大きさは、百田がいちばんわかっているはずである。
2 石平の維新からの出馬
石平の維新からの参院選出馬宣言。
日本保守党からの出馬でなかったことで、保守系文化人から保守党が見捨てられた、と見る向きがある。
3 トランプ再選でも何もできず
日本保守党の国会議員、島田洋一は、トランプ周辺にパイプがあると言っていたのに、日米首脳会談前後を含め、何もできず、何の存在感も示せてない。かえって日本保守党の失点に見えている。
4 Hanadaからの離反、Hanadaの離反
11日には、事務総長の有本香が、月刊Hanadaの連載をやめたことを報告した。
そんな馬鹿なこと言っているなら丁度いい機会だから報告します。私は、8年書いてきた月刊『Hanada』の巻頭連載を自ら降りました。毎月読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
自ら降板した理由は、①第一特集を「れいわの内幕」とする媒体にもはや魅力を感じない(花田編集長とは前のWiLLの時代から約16年のお付き合いですが)②党務もあり忙しい。
担当のNさん、ありがとうございました。
そんな馬鹿なこと言っているなら丁度いい機会だから報告します。私は、8年書いてきた月刊『Hanada』の巻頭連載を自ら降りました。毎月読んでくださった皆さん、ありがとうございました。… https://t.co/IQvOQ8d6jf
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) February 11, 2025
有本の言はいかにも不自然で、有本がHanadaから切られたのではないか、と思われる。
Hanadaは、言うまでもなく、日本保守党を最も推してきたメディアだ。
今月発売のHanadaでは、日本保守党批判が載っているという情報もある。
今朝、Hanadaからの応答と思われる、意味深な投稿がポストされていた。
これからも月刊『Hanada』は、月刊『Hanada』らしく、やり抜きます!
(2025/2/13 5:42)
これからも月刊『Hanada』は、月刊『Hanada』らしく、やり抜きます! pic.twitter.com/v1QRKogd31
— 月刊Hanada (@HANADA_asuka) February 12, 2025
5 「80年代ノリ」の終わり
フジテレビ問題で論じたように、フジテレビの全盛期である1980年代後半〜90年代前半は、花田紀凱の週刊文春の絶頂期でもあった。
百田尚樹と花田紀凱は、「80年代ノリ」で一致していた。
それは、猫組長、井川意高、村西とおる、といった、両者が好む連中が、いかにも80年代の悪ノリを継承する人びとであることからもわかる。
新潮社の百田尚樹担当の中瀬ゆかりが、西原理恵子の担当でもあるのも同様で、彼らは80年代ノリの生き残りたちなのである。
しかし、フジテレビ問題は、80年代悪ノリ文化の終わりでもあった。
だから、フジテレビの危機は、同時に「Hanada」や日本保守党の危機になる必然性があった。
花田紀凱は、その危機をいちはやく察知したのではないかと思う。
それで、日本保守党の「損切り」を決めたのではないか。(古巣の文春と連携した形でもある)
あとは、猫組長、井川意高・・といった人たちを、どう処理するかである。
*
以上、5つにくわえて、私がいちばん気になっているのは、ネットで見る百田尚樹の表情が、このところずっと暗いことである。
身内に不幸があったというが、ほかにも何かあるのではないか。いかにも覇気を失っている。
減税日本との提携解消とか、その類のことがあるかもしれない。
*
せっかくトランプが再選され、日本の保守にとって好機なのに。
ジェンダーイデオロギーの息の根をとめたり、この間の出版妨害についての責任を取らせたり、2、3の左派メディアを破綻に追い込むくらいの活躍はしてほしい。
でも、日本保守党がこれでは、今年の選挙に向けて、まったく頼りない。
参政党とかが頑張ってくれるのだろうか。
保守勢力も、保守メディアも、まさに正念場だ。日本保守党ふくめて、みんなガンバレ。
<参考>