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人気爆発! 中国の「電動自転車」に乗りたい

電動「自転車」です。「自動車」ではありません。

わたしがよく見ているYouTube「中国まる見え情報局」の、6月26日の動画で、広州を走る電動自転車の姿に、わたしの目は釘づけになりました。

以下、チャンネルの呉さんのナレーションを引用します。



中国では、バス、地下鉄以外の主な移動手段は、電動自転車です。

特に広州のような大都市では、ラッシュアワー時間はいつも渋滞してるじゃないですか。

だから、電動自転車は非常に便利です。

特にみんな、ほとんど家から地下鉄まで走って、地下鉄のところに止まって、また地下鉄を乗って会社に行くことが多いです。

ただ、たまにね、交通ルールを守らない人がいて、時にはね、めっちゃ混乱して危ないかなと思ってますね。

でも全体的にはねえ、電動自転車の利用許可することは、一般市民にとって本当にいいことだと思います。

以前は禁止されていましたから。


あと、電動自転車もめっちゃくちゃ安いですね。私の場合は、1回の充電で約2元くらいかな。2元(約50円)で、50km走ることができます。すごく経済的ですね。

そして充電も、非常に便利です。街中とか、住んでるマンションとか、どこでも充電ステーションがあります。だから便利です。


あと電動自転車に乗るにはね、免許を取る必要がなくて、運転ができればすぐに走れます。

今はね、電動自転車専用の道路が少しずつ整備されてきているので、今後はますます便利になるでしょう。

(動画8:30あたり)


出典:【バブル崩壊】中国の物価がとんでもないことになってる件
(中国まる見え情報局 2024/6/26)

(引用終わり)


こんなものがあるのか! とわたしは驚きました。

この中国の「電動自転車」は、日本の「電動アシスト自転車」とは別物です。

この中国式の電動自転車は、欧米でも普及し始めていて、日本の「電動アシスト」式は、ガラパゴス化しています。

この電動自転車が、いまや中国では自動車を抜き、「中国で最も普及している乗り物」になっているそうです。

「中国IT最新事情」というサイトで、こう説明されていました。


中国の電動自転車は、日本のアシスト方式ではなく、こがなくてもバッテリーにより自走をする。最高速度は時速25kmに制限されているが、疲れない乗り物として普及をしている。電動スクーター、電動バイクと違い、あくまでも自転車という建て付けであるために、一応ペダルがついているが、使うことはほとんどない。自転車であるために免許が不要で乗れるという点が受け、保有台数は3億台を突破し、自動車よりも多く、中国で最も普及している乗り物になっている。

この電動自転車が、e-Bikeとして欧州や米国で売れ始めている。e-Bikeの定義は日本と海外で異なっている。海外のe-Bikeの多くはペダルを漕がなくても電力による自走をする中国タイプだ。ペダルを漕ぐと加速をし、漕ぐのをやめると自走に戻る。日本の法律では、自転車ではなく、原付自転車(電動バイク)に相当するため、運転免許とヘルメット、保険加入が必須となる。
一方、日本国内では電動アシスト自転車をスポーツタイプにしたものがe-Bikeの名称で販売されている。こちらはあくまでもアシスト自転車なので、ペダルを漕ぐのをやめると減速し、停止をする。自走はしない。

欧州で売れ始めた中国製e-Bike。中国の自転車製造が強くなった原点はシェアリン自転車騒動 中華IT最新事情 2023/7/28)


ニューズウィーク日本版も、去年こんな記事を出していました。


電動自転車の販売台数はなんと年間約4000万台。中国全土で約3億台が走り回っていると推計される。

日本とは違って、中国の電動自転車はペダルこそ付いているものの、こがずともアクセルを回せば前進する。限りなくバイクに近い乗り物だ。それでいてヘルメットも免許も要らないのだから、ユーザーにとっては素晴らしい。

最高速度は時速25キロ以下に制限されているが、ここにも裏技がある。ほとんどの自転車販売店は格安で速度制限解除の違法サービスを提供している。

制限解除後は安物でも時速30キロ以上、ハイエンドの車種だと時速60キロとバイク並みの最高速度で爆走可能だ。

EV世界一の中国で、時速60キロを出す「自転車」が走り回っている理由(ニューズウィーク日本版 2023年5月2日 高口康太)



実は、わたしの「人力」自転車がそろそろ限界で、まあ老人でもあり、いよいよ電動アシスト自転車に乗り換えようかと考えていました。

わたしの住んでいる川崎市麻生区は坂が多いから、電動アシスト自転車はかなり普及している。とくに、子供を後ろや前に乗せて走るお母さんがよく使っています。


だけど、あの「できるだけ速度が出ない」方向に努力している電動アシスト式って、なんか意地悪でケチくさい技術に感じて、わたしはイヤなんですね。そんなのに、あんまカネ払いたくない。

それに、年寄りがあまり乗ってないのは、言うほど楽ではないからでしょう。

中国式の方が、いさぎよい。そりゃ世界で受けるわ、と思います。


こういうの、危険なんじゃないか、とすぐ思うだろうけど。

巨大な鉄の固まりをガソリンでビュンビュン走らせておいて、何を言ってんだという感じだけど。


「人力」自転車に乗ってるわれわれにすら、やれヘルメットかぶれ、保険に入れ、と最近うるさい。

過保護なんじゃないですか。余計なお世話じゃないですか。

そんなことしているうちに、「電動アシスト」なんて日本人しか使わなくなり、中国の電動自転車が世界を席巻するんじゃないですか。日本は、中国から技術を買わなければならなくなるんじゃないですか。


まあ、自動車のことはよく知らないけど(わたしは子供の時からガソリン臭と排気ガスが嫌いで自動車に乗らない)、電気自動車も、日本はトヨタに忖度しすぎて、全然普及しない。

どんどん世界に遅れているのではないでしょうか。知らんけど。


とにかくわたしは、この中国式の電動自転車に乗りたい。

通販で買えるようだけど・・日本の道路で走ったらつかまるのかな?



<参考資料>

中国に住む日本語教師の方の、こんな記事がnoteにありました。

電動自転車が欲しい病が再発!広東省の生活と購入に迷う理由(くまてつさん@中国 2024/6/23)


<参考>


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