随想:よこもじ
現代社会の、日々流れていく情報量がものすごく多い。
つかもうとしても、なかなかつかめない。
それに、新しい言葉、横文字の表現も増えている。
時代を表すものであったり、世界と共通の認識を持つためなのかもしれないが、
その情報について知ろうと思っても、言葉が何ともこむずかしい。
かっこつけているようにも思えてしまう。
言葉を調べると、また知らない言葉が出てきて、理解するために時間がかかる。
複雑なシステムに自然となってしまったのか、あるいは、あえて人にわかりづらいシステムを作ることで、例えば商売を有利に運ぶためなのか。
サービスが豊富ともいえるが、実際のところ、よく理解せずに利用している人が多いのではないかと思う。
ある本では、社会に生み出されたシステムは「あいまい」であると認識するべきだと、繰り返し述べていた。最後まで読み切ることができなかった。
何かと言葉にはてはめ、その言葉がものすごい勢いで浸透し、
あたかも昔からあったかのように思わされ、いつのまにか悪い言葉として認識される。いつのまにか、言葉の枠の中に収められ、出られなくなってしまう。
あらゆる情報社会のなかで、何を選び、何にお金をつかい、生きていくのかを考えなければいけない。
どんな言葉を選んでいくのかを。
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