ユーザーアンケートの罠
本日は細田さんのお話より。
ユーザーアンケートの罠、です。
ユーザーの声というものは、メーカーにとって商品開発や改良に欠かせない情報ですよね。
その中でよくテーマになるのが、顕在化していない潜在的ニーズのユーザーインサイト。
今回はそのユーザーインサイトについてのお話です。
あるミールキットを販売していたメーカーは、20分で3品できるミールキットが大ヒットしました。
20分で3品というのは、時短料理キットとしてはそんなに優秀ではありません。
世の中もっと短時間で料理できるキットは沢山あります。
ではなぜそのミールキットが売れたのか?
それは、「ミールキットを使って、料理を手抜きした」と思われたくないというユーザーインサイトを商品に反映させたからだったそうです。
多くのメーカーは、時短に着目し、他社が20分ならうちは15分だ!とやってしまいます。
しかしそれは、ユーザーの潜在的ニーズから遠ざかっていく行為。手間を掛けなくても、"手間が掛かっている料理に見える"ことが本当のニーズなんですね。
これはユーザーアンケートではなかなか掴めないニーズですね💧
ユーザーインサイトは、顕在化しているニーズとは真逆の矛盾していることが多いと細田さん。
いやー面白いお話でした。