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すずめの戸締まりを鑑賞して

昨夜、レイトショーですずめの戸締まりを鑑賞してきました。

本日はその感想を投稿しようと思います。
以下多少ネタバレになりますので、ご注意ください。

アニメ映画の感想でよくありがちな、"あんなことは現実的に不可能でしょ"的なネガティブな感想は好きじゃありません。

アニメ映画は理屈抜きで、それを観てストレートに入ってくる感情を大切にしたいと思っています。

この映画の場合は、今日も"行ってきます""ただいま"と言える人がいること。そして、"いってらっしゃい""おかえりなさい"と言える人がいることに感謝しなきゃいけないってことでしょうか。

そして、そんな当たり前の幸せが突然奪われてしまった人がたくさんいるということ。

あの日、"ただいま"と言えなかった人や、""おかえり"と言えなかった人たち。

本当に胸が締め付けられました。

そして私たちは、いつもそんな災害と隣り合わせで生きているということ。それでも強く生きていかなければいけないということ。

死ぬことは怖くないと言っていた主人公が、最後は生きたい!と生に固執し、泣きじゃくるのが印象的でした。

ラストシーンが"おかえりなさい"と"ただいま"で締め括られたのも良い。

お涙頂戴的なモノではなくて、気が付くとじんわりと涙していた、そんな素敵な映画でしたよ。

それにしても、地震発生のメカニズムの設定など、新海監督ってやっぱり天才だな。

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