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【初心者向けミリタリー】砲兵の歴史あらかると/なぜ砲身をバレルと言うの?

(全999文字)
皆さんおはようございます。

毎週木曜日の朝、初心者向けミリタリー記事を投稿している、かけうどんです。今日から新シリーズ記事を少しづつ書いて行こうと思います。

新シリーズ:【砲兵の歴史】

砲兵のことを書こうと思うと、物凄く歴史の長い話になります。

なので、様々な項目や要素、エピソードなどを端的に扱いつつ、毎回一口コラム風にまとめていきたいと思います。

今回は大砲などの砲身のことを、なぜバレルと言うか?について簡単に書いてみようと思います。

なぜ砲身をバレルって言うの?

【バレル/barrel】英語で、胴のふくれたタルのことを意味します。また、銃身や砲身のことも、全く同じスペルの単語が使われます。

…はて?それは何で?

と言うお話です。

昔々、14世紀中ごろにアジア圏で火薬が発見・発明されたと言われています。火薬が持つ爆発エネルギーは凄まじく、自然と、その力は戦いに用いられるようにもなりました。そして、火薬と原始的な大砲に繋がる技術はヨーロッパに渡ります。

まだ製鉄技術が未成熟だった頃、火薬が持つ莫大なエネルギーを十分に生かせる大砲が完成するには、産業革命を待たなければなりませんでした。

(詳しくは、別の機会に体系的整理をしてこのあたりは改めて記事を書きたいと思います。なので、今回はこの辺でとどめておきます。)

お題は、『なんで砲身のことをバレルと言うの?』です。

これは、『木製砲』というものの存在がその起源とされています。

まだ金属が貴重で、精錬技術も発達してなかった頃。

大砲が大量生産できなかった頃のこと。

木材を大砲の砲身代わりにしていた時期があったそうです。

その製造工程は、まんま、ウィスキーやワインを入れるタルを作る作業工程と同じだったことから、砲身をバレルと呼ぶようになったのだとか。

えー!?木なんかで大砲作れるの?

そう思われる方が少なくないかと思います。

鉄製の大砲を作るのに莫大なコストと膨大な時間を要していた頃、木材は比較的簡単に手に入る材料でしたし、たとえ数発撃ってすぐ木っ端みじんになったとしても、鉄製の大砲がたくさん作れなかった頃は重宝されたのかも知れません。

(撃つ度に木っ端微塵になったのでは怖いですが汗)

なんで砲身のことをバレルと言うのか?と言うお話でした。


最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

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