【アニメ】ロボットモノのアニメはスキですか?/機動武闘伝Gガンダム編
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みなさんこんにちは。
毎週金曜日は日替わりカケウドン定食『アニメの日』です。
この記事ではちょっと昔懐かしい作品をご紹介しております。
過去のアニメ関連記事はこちらにまとめています。
機動武闘伝Gガンダム
日本サンライズ制作、TVアニメ機動戦士ガンダムシリーズ通算5作品目にあたるアニメです。(1994年4月から1995年3月末まで、テレビ朝日系で放送)
1.作品の概要
○初代ガンダムからのユニバーサルセンチュリーの時間軸とは無関係の世界が舞台。
○ガンダムモノとしては、珍しく『戦争』をメインには扱っていない。世界から戦争はなくなっていて、世界各国の代表である格闘家がガンダムを用いて格闘大会『ガンダムファイト』で戦ってトップを決めると言うシンプルなもの。(当時流行ったストリートファイター2などの格闘ゲームの影響もあった?)尚、大会優勝者には「ガンダム・ザ・ガンダム」の称号が与えられる。
○モビルファイター:これまでのガンダムシリーズでは兵器としてモビルスーツと言う機動兵器が物語に登場していたところ、本作ではモビルファイター(MF)と呼称される。(設定上の大きさは約16メートル級)
○タイトルの『Gガンダム』は番組後半で登場する『ゴッドガンダム』の略なのですが、劇中でこの名前が呼ばれたのは1回だけ。(第23話)
○物語の舞台の大半は地球上。ガンダムファイトの第13回大会(本作劇中での大会)は、ネオ・ホンコン。実際の香港の風景が描かれたりもしている。
2.あらすじ
○地球が荒廃し、人類は宇宙に進出し、生活圏をスペースコロニーに移して生活していた。宇宙に出れた者と地球に残された者の間には格差社会が広がり、地球の汚染は悪化し続ける。
○コロニー国家間の覇権争いは、機動兵器を用いた格闘大会『ガンダムファイト』によって決められる。主人公、ドモン・カッシュ(ネオジャパン代表)は、その参加者の一人。彼の目的は、コロニー・ネオジャパンを裏切り、父ライゾウ博士が開発したアルティメットガンダム(デビルガンダム)を強奪して失踪した兄のキョウジ・カッシュを探すこと。
○順調にガンダムファイトを勝ち進むドモン。デビルガンダムを追って訪れたトウキョウ・新宿で、デビルガンダムとデスアーミーに遭遇。かつての師匠だった「マスター・アジア」と再会し共闘するが、かつての戦友たちがデビルガンダムに支配され敵となって立ちはだかる。だが、それらの悪事は、師匠であるマスター・アジアの仕業であったことが判明する。
○シャッフル同盟の介入により戦友たちが救出され、新生シャッフル同盟が誕生。マスターアジアとの激戦の後、ネオドイツ代表、シュバルツ・ブルーダーが登場。ドモンと共闘する。シュバルツとの修行でドモンは奥義『明鏡止水』を修得。マスターアジア、デビルガンダムを倒す。
○舞台はガンダムファイト決勝戦、ネオホンコンへ。シャッフル同盟は強敵を打ち破って勝ち進む。ドモンはシュバルツが兄キョウジの心を宿す存在であること、一連のデビルガンダム事件の真相(ネオジャパン上層部の仕業)などに迫る。
○倒したはずだったデビルガンダムが復活するが、シュバルツはデビルガンダムを倒すため、自らを犠牲にしデビルガンダムと運命を共にする。ドモンはマスター・アジアと一騎打ちし、戦いの末にマスターの本心を知る。結果ドモンが勝利しマスターと和解する。
○ガンダムファイトを制し頂点に立つドモン。だが、ネオジャパンのウルベ大佐の策略により、パートナーのレインが復活したデビルガンダムに取り込まれる。デビルガンダムは人類抹殺のため再稼働。ウルベはデビルガンダムを悪用し、ネオジャパンコロニーと融合した本拠地をつくり、ガンダムファイトの撤廃とネオジャパンによる世界支配を宣言。デビルガンダムの浸食で地球は危機に陥る。
○世界中のガンダムファイターが結集し、最終決戦へ。シャッフル同盟の掩護も受ける。ネオジャパンコロニー(コロニーデビルガンダム)内部に侵入し、ウルベが乗るグランドマスターガンダムを倒す。ドモンはデビルガンダムのコアに到達し、囚われていたレインを助け出す。最後はドモンとレイン、2人の愛の力でデビルガンダムを完全に倒す。
○余談:最終話では、歴代のガンダム(RX78、Zガンダム、F91、フルバーニアン)がワンカット登場する。次回作のガンダムW(カラーがちょっと違う)も登場している。ほんの一瞬、ザンボット3も友情出演。
2.感想
ファンの間では「Gガン」(じーがん)と呼ばれる本作ですが、いたって私個人の思い(想い)で、一言で述べますと…
ガンダムと名前はついてますが
ガンダムを使った
ドラ○ン○ール…
です。
私は本作品のファンでもありますが、例えが悪かったかも…すみません(汗)
放送直後の評判は良くなかったそうです。「ガンダムへの侮辱」といった辛辣な意見が往年のファンからは多く発せられたとか。
マスター・アジア(東方不敗)やマスターガンダムが出てきてから、8月夏休みを境に関連商品の売り上げが上がっていき、小学生ユーザーが増加したとも言われていて、最終的な支持層は、小学生や20代後半の、いわばファーストガンダムを知らない世代の男の子たちだったようです。
Gガンは、ある意味「ガンダムからの呪縛」を打ち破った作品としての評価も高かったのではないかと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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