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【アニメの感想】SYNDUALITY.Noir(シンデュアリティ・ノワール)第7話『My Dear』

(約3,800字)
かけうどんイチオシのアニメ番組『SYNDUALITY.noir』(シンデュアリティ・ノワール)の感想日記です。ネタバレを含みますのでご注意ください。

【概要】
未来の荒廃した地球でたくましく生きる若者たちの冒険ストーリー。
描写がリアルかつストリー展開のテンポも良いロボットもの。
綺麗、可愛い、カッコいい、個性的なキャラクター。
見所がたくさんあって、見てて楽しいです。

では第7話の感想です。

で、コレってどんなアニメなの?

挿入歌 超オススメ

作品紹介動画

第1話の感想はこちら

公式サイトはこちら


1.第7話『My Dear』あらすじ

(1)冒頭

メンテナンスに高度な技術と高額なコストがかかるゼロ型メイガス。カナタはメカニックの師匠であるマリアに、自分の技術では出来ないノワールのメンテナンスを頼みに行きます。

トキオの執事メイガスのムートンも一緒にメンテを受けることから、カナタはムートンに『マリアがノワールに変なことをしないように見張って欲しい』と頼みます。

(2)トキオとカナタの家(ガレージ)

ノワールがいない今がチャンス!と、カナタ宅にエリーが押し掛けようとします。

トキオとカナタの男2人の家。親を早くに亡くしたカナタは、ある程度自分で身の回りのことはできます。そもそもノワールはポンコツで戦闘以外(特に家事など)は何もできない。つまるところ、ノワールがいなくてもカナタは生活に困ることは無いのですが…。

要は、エリーはノワールがいない間に、カナタとの関係を進展させたいようです。

そこでアンジェの意味深な発言。

『私たちメイガスは、どんなに人間を模して精巧に創られていても、(人間)それにはなれない。必ず最後はすれ違う…』

本作品のキーワードの1つ『人とAIのすれ違い』にも一致します。

(3)シエルの恩返し

カナタの家には第6話でカナタたちが助けた、主のいないメイガスのシエルが転がり込んでいました。

歌を歌いながら理想のマスターを探して旅を続ける彼女は、ある程度の蓄えもあるからと、生野菜の料理を作ってカナタに振る舞ったり、ガレージを綺麗に掃除したり、洗濯をしたりと献身的に働きます。その美しい歌声とともに。

カナタとシエルの自然で中睦まじい姿を見せつけられたエリーは見てられずに逃げるように出ていきます。

(4)カナタの生い立ち

メイガスに人間と同じように接するカナタのことを不思議に見ていたシエルに、カナタは自分の幼い頃の話をします。

ドリフターだった父親が、まだ赤ちゃんだった自分を連れて旅をしていたこと。産みの(母)親の記憶がないこと。父のパートナーのメイガスを母親だと思っていたことなど。

ちょいちょい出てくるガレージに貼ってる写真の2人の男女は、やはりカナタの親だったんですが、母親(母的な存在)がまさかのメイガスだったことがここで明らかになります。

つまりカナタにとって、メイガスは家族と同じ存在であり、接し方も人間と分け隔てがない理由が分かります。

(5)シエルはスパイ?

カナタが寝ている最中にトキオのキャリア(車)のナビゲーションシステムの履歴を探るシエル。カナタから聞いた『ノワールを拾った』と言う遺跡の場所を調べてます。その直後、画面はロックタウンのドーム型屋根の上へ。シエルは誰かに連絡(報告)をしています。

通信内容から、カナタのことを監視していること。ノワールを拾った遺跡の詳しい位置や、その周辺に部隊を送って詳しく調査すべきなどの意見を提出しています。 

表向きは恩返しと言いつつ、シエルはスパイのような行動をとっています。この時点で報告先の相手は誰かは分かりません。

(6)酒場で人生相談

カナタはシエルに自分の身の上話をした翌日、彼女から急に他人行儀な違和感を感じとります。 

場面は変わって街中のいつもの酒場。ムートンが居ないのを良いことに昼間から酒場で飲んだくれているトキオ。そこにはエリーやアンジェもいて、カナタは今までのことを話します。

『好きなことを思う存分やれば気分なんてすぐに晴れる』とのトキオのアドバイスを聞いて、カナタはトキオのキャリアを借り、元気のないシエルを『ある場所』に連れていきます。

(7)シエルの役割

カナタがシエルをキャリアに乗せ、目的地を目指すシーンでは、シエルの心の声(ナレーション)が…。

楽園を目指す者は組織から排除される。楽園への鍵となるメイガス(ノワール)の持ち主であるカナタが生き残るには、ノワールを手放す必要がある。カナタを少し眠らせておいて、ノワールを自分が回収する。カナタが目覚めた時に、そこにノワールがいないだけのこと…。

そう心の中で呟きつつ、指先からスタンガンのような電撃をパチパチ鳴らして、キャリアの操縦席に座るカナタの背後にシエルは忍び寄りますが…。

もう少しでカナタがやられそうになりますが、ちょうどそこで目的地に到着します。

(8)野外コンサート

カナタがシエルを連れていった場所は旧文明の遺跡の中にある小さな屋外ステージ。ここなら誰にも気兼ねせず大きな声で歌を歌えるよと。

カナタに促されシエルは歌います。(最初はアカペラですが、途中からメロディー付きでちゃんとした曲に)歌い終わったシエルに拍手するカナタ。

美しい画像と音楽。ここは今回の見せ場の一つかも知れません。

(9)お約束の雨

天気予報が外れ、シエルの歌が終わったタイミングで雨が振りだします。そしてお約束のエンダーズの群れが登場。 キャリアにデイジーオーガは積んであるけれど、肝心なノワールがいません。

ここで今回の最大の見せ場です。

(一番上に貼ってる動画はここのシーンです)


シエルに『コフィンに乗れる?』と聞くカナタ。

そう、今週はカナタとシエルがコンビで戦うという展開に。

シエルの歌とエンダーズとのバトルが良いテンポでシンクロしつつ流れていきます。結果は全てのエンダーズをカナタとシエルは見事に撃破します。

(10)ラストシーン

無事にメンテナンスを終えたノワールがカナタの元へ戻ります。結局、シエルは実力行使でカナタからノワールを取り上げることはしませんでした。

1つハッキリしたことは、シエルが求める理想のマスターは、カナタのような人間であることでしょうか。

2.感想・考察

ここから先は、個人的な感想や考察、妄想(笑)になります。

AIと人間の行く末は

カナタは、メイガス(AI)を人と分け隔てなく接することが出来るキャラクターとして描かれています。最初は、カナタとノワールとエリー、AIを交えた三角関係なのかな?とも思ってましたが、シエルの登場と今回の展開から大きく話が変わってきた気がします。
あくまでもエリーはカナタにとって大事な存在ですし、2人のメイガスもまたカナタにとって特別な存在になってゆく。
イストワールへの鍵であるノワールが今後どうなって行くのかにも注目です。
できれば『究極の選択』的な話にはしないで欲しいものです。

楽園を目指したカナタの両親

恐らくですが、カナタの両親はイストワールを目指したが故に排除されてしまった可能性も否定できません。回想シーンで写っていた敵はエンダーズのようでしたが…。

そもそも、何でそこに行きたいのか?単なる好奇心からか?どうしても行かなければならない理由があるのか?などには触れられていません。

理屈はともかく目指すことにロマンがある!でも十分なんですけど、せっかく新しい世界を生きる若者たちの話なら、イストワールを見つけたりたどり着いたとしても、いつまでも古い文明にすがるのではなく、自らの手で新しい世界を切り開くような話になれば更に面白くなるんじゃないかなぁと思います。

楽園とは

楽園イストワールを生き残った人類の眼から隠す理由は何なのか。

汚染されつくした地球環境の再生のためにブルーシストや新月の涙、エンダーズといったものが人為的に産み出されたのだとしたら、何となく合点がいきそうな気もします。そのあたりが今後のストーリー展開の肝になるのかも知れません。

つまるところ鍵とは何なのか?ゼロ型メイガスはアメイジア製で、失われたテクノロジーが生んだもの。

メイガスは鍵に過ぎず、ゼロ型さえいれば楽園に入れるみたいな軽いノリなのか。それだとシュネーと言うゼロ型メイガスのパートナーを既に従えている黒仮面が鍵を探していると言うのは矛盾します。

少し視点を変えて

黒仮面はイストワール内の権力闘争に敗れ追放された一族の子孫。イストワールはかつては生き残った人類に多くの恩恵をもたらしていたのが、今は敵対する何者かが独占している。黒仮面はそれを倒そうとしている。

こんな筋書きなら、黒仮面とカナタたちが敵対することもなく、むしろ仲間として共に戦うことにならないかなぁ。

などと妄想を膨らませてみたり。

できれば黒仮面とは敵対させないで欲しいなぁ。

3.第8話予告

挿入歌その2(CV実写版)

4.最後に…

さすがに月曜深夜の放送を見て翌日に感想記事をアップするのってキツイっす😅でも、やらずにいられません(笑)それだけ好きな作品なもので。

あ、ここはあの作品のパクリや
あ、この描写は○○や
あ、ココ、あのあれのアソコや

そんなことはどうでもいいんです(笑)

週1回

心の泉にエネルギーが注がれる
すきなものを見て心が癒される
イヤな事が忘れられる

そんなイベントがあるのって幸せなことです



最後まで読んで頂いてありがとうございました😄


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