【ミリタリー】不朽の名作/戦略(戦術)シミュレーションゲームBEST
(全3,333文字)
皆様おはようございます。
毎週木曜日は、かけうどん趣味のミリタリー記事を投稿しております。
今日は、昔懐かしいゲームについて書きたいと思います。
軍事関連記事はこちらのマガジンにまとめてあります。
PC9801/スーパー大戦略98"
当時現存したリアル兵器が全て登場する戦術シミュレーションゲーム。
六角形の『ヘックス』と言うマス目に、兵器のコマを並べて戦わせるウォーゲームです。
立ち上げた時のオープニング曲はあるものの、プレイ中のBGMなどは無く、ひたすらピピピとか、パラパラ、タタタンみたいな操作音しかしない超地味な作り(笑)
最終的に、敵の首都を占領して陥落させた側の勝利なのですが、CPUがバカすぎてまともな戦いにはならず、対人戦だと逆に延々と殴り合いになり、マップのバランスがイーブンだと永遠に決着がつかないと言う不毛なゲームでした(笑)
当時のパソコンは超高価な代物!
中学生の頃に羽振りの良い同級生の家に遊びに行き、ずっと終わりの無い戦いに興じていました。
社会人になってからも、ハードウェアがどんどん進歩して行くなか、この大戦略シリーズはずっと同じ仲間内でプレイし続けていたゲームでした。
僕らの中では、後に発売された、スーパー大戦略2キャンペーン版がシリーズでは一番面白かったという評価になっています。
友達との対戦も面白かったのですが、シナリオを進めていくタイプのもので、部隊を育成して次のマップに持ち越せると言うシステムが良かった。まあ、CPU弱すぎな所はどうにもなってませんでしたが(笑)
離れたマスに攻撃できる間接射撃や、空母に艦載機を搭載できたり、ヘリ空母のようなマニアックな装備まで出てきてたのが良かった。
大戦略シリーズのおかげで、それ系の本や雑誌ばかり読んでたので、かけうどんは中学卒業する頃までに、世界中の主な兵器の名前やらスペック、開発経緯や歴史などは一通り頭に入ってしまってました(どんな中学生やねん(笑))
小学生の頃から戦史ものの本なども好んで読んでましたので、その延長線上にあったとは思いますが、ゲームで遊びながら一つづつ覚えていったんですよね。
当時、このゲームやってて、一番好きだったユニットは西ドイツのヤグアル2と言う戦車駆逐車でした。コスト300なのに、ソ連軍の主力戦車と結構良い戦いしてくれるんですよね。さすがドイツ製兵器だぁ!(笑)
私の一生の中で、一番長く、何度もプレイしたゲームは間違いなくこの大戦略シリーズだと思います。
PS2/凱歌の号砲
大戦略シリーズが毎ターン入ってくる収入に応じて、無尽蔵に兵器を量産できたゲームだったのに対して、このゲームでは作戦に参加させられるユニットが40個部隊までの制限があると言う、戦術シミュレーションゲームにしては珍しいルールを採用したものでした。
シナリオを進めていくと、敵勢力が2つ3つと増えていくので、40対80、40対120と、どんどん苦しくなっていき、消耗戦をしていると勝てない。
CPUは相変わらずアホなんですが、相対的な戦闘力の差が如実に出るため、コンピューターの思考が単純でデタラメでも、プレイヤーはある程度考えることを要求されるゲームでした。
生産できる兵器は現存する国のものを選択できるのですが、外交投資をすることで、外国製の兵器も導入できると言うユニークな仕様もあったりして、自衛隊+ドイツ兵器みたいなマニアックな部隊を編成できたりと、面白いつくりのゲームでした。
パラレルワールドの架空の歴史時間軸上の日本が舞台で、全国どの県からでも始められる。地方を平定したら全国攻略といった、何だか現代兵器を使って信長の野望をやってるような感覚も面白かったです。
自分に馴染みのある地方のマップを良くみると、結構地形や町の名前なども忠実に再現されてて、親近感が湧き、面白い要素かなと。
一年に一回、無性にこのゲームで遊びたくなることがあり、私のゲーム用のパソコンデスクのモニターには、ひっそりとPS2が繋がれていたりします(笑)
PS2/黒鉄の咆哮ウォーシップコマンダー
パラレルワールドの架空世界で、第二次世界大戦時代の戦艦で海戦を繰り広げるシナリオ型のキャンペーン方式ゲームです。
ウォーシミュレーションゲームではあるのですが、プレイヤーが戦艦を操作して戦う、シューティングゲームでもあります。
操作が結構難しいので、理不尽な強敵が出現すると、結構な頻度でコントローラーをブチ投げて絶叫することになります(笑)
超高速巡洋艦やら、ドリル戦艦やら、超巨大空中要塞やら、超巨大戦艦やら怪しい奴らがテンコ盛りに出てきます(笑)
船の設計が面白く、鈍足高火力・高防護力、紙装甲・高火力・高速、バランス重視など、自分のプレイスタイルに合った船を作れます。
シナリオを進めて行くと敵も強くなっていきますが、敵を倒して手に入るレアなアイテムや資金を使って、自分の船をどんどん強化できます。
性能だけじゃなく、パーツや機能のレイアウトによって見た目も変わるので、自分だけのカッコいいオリジナル戦艦を作れるところが面白く、恐らくこのゲームの魅力の大半はココじゃないかな?とも思えます。
PS1/戦闘国家
なんとプレイステーション1のゲーム(笑)
今考えると、本当に昔のゲームは味があって面白いのが多かったなと思います。
このゲーム、普通のウォーシミュレーションゲームと同じく、『ターン制』(自分の駒を全部動かしてターン終了すると、敵のターンに移行する形式)なのですが、とても画期的なルールとして、ユニット毎に『行動力』と言うポイントが割り振られていて、例えば、ヘックス一つ移動するのに○ポイント消費、攻撃に○ポイント消費、補給に○ポイント消費…と、同じターン内であっても行動力の範囲で色んなアクションができる点が上げられます。
戦闘機などは行動力が高いので、敵に接近して爆撃し、戻ってきて空港に着陸するみたいな事もできてしまうので、大戦略に比べると、自分のターンになった時に『あれ?ここの戦車いつ何にやられたんだ!?』みたいな事に(笑)
あと、間接射撃能力のある野戦砲や対空ミサイルの射程内に敵が不用意に突っ込んで来ると、自動的に迎撃してくれる機能もあり、航空機最強!みたいには行かない所も、色んな意味でリアルな戦闘様相を模擬してたりします。
視界の概念は大戦略シリーズにもありましたが、このゲームでは空、地上、海上、海中の四層に設定されていて、各地形特性に適応したセンサー(=索敵能力)を持ったユニットを出して敵情をつかんでおかないと、一方的に反撃されて全滅することも珍しくありません。
また、大戦略では首都と首都周辺の都市や工場、飛行場でしかユニットを生産できませんでしたが、このゲームのユニークな仕様として、生産拠点になる都市を新しくどこにでも建設できると言うルールがあり、激戦区付近に前線拠点を設けたりもできました。(ちなみに、戦略ミサイルや戦略爆撃機で敵の拠点を破壊することも可能と言う機能も…)
リアルタイムシミュレーションゲームは、ある意味では実戦環境をリアルに再現できるのかも知れませんが、ハードウェアやソフトの演算能力が低いと1ターン終了するのにとてつもない時間がかかってしまい、とてもじゃないけどサクサク遊ぶことはできませんでした。当時のパソコンやゲーム機のスペックではリアルタイムシミュレーションゲームは無理だったのかなと。
ですが、この戦闘国家と言うゲームは、従来のターン制シミュレーションゲームの概念を大きく変えた画期的なシステムを備えたものだったと思います。
初回作は米・露の2国製兵器でしか遊べませんでしたが、続編では世界各国の装備が追加されています。
最後に
いつも近代戦の歴史をメインに書いているので、おのずとゲームネタもそっち寄りになりましたが、三国志や信長の野望も好きでした。関係書籍もそれなりに読みました。
近代~現代の軍事のルーツを紐解いて行くと、おのずと戦国時代や中国古代の歴史に行き着くんですよね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。