【アニメ】SYNDUALITY noir/シンデュアリティ ノワール/第16話「Noir Rain」感想
(全3,333字)
皆様こんにちは。
かけうどん一押しのロボットアニメ
『SYNDUALITY Noir(シンデュアリティ・ノワール)』
第16話の感想です。
本作品に関する記事はこちらの特別マガジンにまとめてます。かけうどんオリジナル描き下ろしイラストも収録してます。
(今回は比較的シンプルなストーリー構成につき、いつもの要約はありません。)
1.本アニメの概要
未来の荒廃した地球でたくましく生きる若者たちの冒険ストーリー。
描写がリアルかつストリー展開のテンポも良いロボットもの。
綺麗、可愛い、カッコいい、個性的なキャラクター。
ロボットアニメの『王道』を『全部盛り』、見所がたくさんあって、見てて楽しいアニメです。
(1)第1クールのおまとめ動画
(2)第2クールPV
(3)第1クールのおまとめ記事
2.第16話「Noir Rain」あらすじ
(1)冒頭シーン
カナタの格納庫でデイジーオーガに向き合って座るノワール。目を閉じて瞑想してるような姿で、前回までのカナタとミステルの戦闘ログを同期してます。
『メイガス三原則』の一つにある、マスターの成長を促すこと。これまでの戦闘で自分がカナタの役に立ててなかったことをノワールは気にしてます。
(2)ノワールとミステルの対話
薄暗い空間に2つの椅子、片方は空席、もう片方にミステルが座ってます。どうやらノワール/ミステルの内部をイメージ化した空間のようです。
『間も無くミステルの自己修復が完了する。それが終わるとお前(ノワール)の人格は消滅する。それで良いのか?』と、単刀直入にミステルはノワールに伝えます。
ミステルの描写が消え、もう片方の椅子にノワールが現れます。『カナタを強くしてくれるのはミステル。私がそれを受け入れることがカナタにとって一番よいこと』とこたえるノワール。
(3)ロックタウン・酒場
カナタとシエルの二人がマムにカルタゴでの一件を説明しています。
飛行型キャリアや正体不明のコフィンの情報は前から知っていた様子のマム。『この件は他言無用』とカナタとシェルに念押しします。『シエルは信用して大丈夫です』と、にこやかに話すカナタ。(敵側のスパイなのですが…)
『シエルがカナタのメイガスならこんな心配は不要なんだけどね』マムのこの一言、これって何らかのフラグなのかとも思える意味深なシーンでした。
(4)カナタのガレージ
鏡の前でひたすらコートを羽織直すノワール。どうも、ずっとコレをやってたみたいです。うまく上着を着られないノワールでしたが、今話では肩が出ていない描写が何カットか入ってもいます。少しづつだけど成長していることを描いているのかも。
『ノワール、起きてたの?』とカナタが話しかけると、いきなりミステルにキャラチェンジ。
ミステルは自己修復がほぼ完了しつつあることをカナタたちに説明しますが、ノワールが消えてしまうかも知れないことは話しません。
ミステルの自己修復が終わると、イストワールとコンタクトできた場所がハッキリ分かる。カナタは純粋に喜びます。それによってミステルのマスターのことが分かるかも知れないとも。
そんなカナタの純粋さを感じ取ったミステルの心境に変化が少しづつ現れているようにも見えます。
(5)ノワールのお使い
もうすぐ自分が消えるかもしれない。そう思ったノワールは、最期にカナタに料理を作ってあげたいと考え、エリーとアンジェに料理を教えて欲しいと頼みに行きます。
料理には天然食材が必要です。
しかし、この時代の天然食材は超高級品。
『私のお小遣いで足りますか?』
と、がま口を開いて有り金全部を見せますが、恐らく全然足りません。頭を抱えるエリーとアンジェ。
ノワールは天然食材が手に入る可能性がある、マイケル宅を訪問します。
『ここに行けば天然食材が手に入るかも知れないと聞いて来ました』と言うノワールに、マイケルは食材が必要な理由を聞きます。
『カナタに手料理を振る舞いたい』
その理由に感動したマイケル(←単純だけど良い奴)は、お使いをしてくれたら食材を分けてあげると約束します。
お使いと言っても、自分が嫌いなピーマンを全てロックタウンに持って行って配って回らせる言う簡単な事なのですが。
マイケルの依頼で、ノワールはロックタウンのあちこちを回ってピーマンを配ります。
行く先々で、ノワールは会う人たちとのやり取りの中、自分はもうこの街の仲間であることを認識します。
(6)カナタのガレージ
台所に立つノワールを心配そうに見守るカナタ。『指を切ったりしたらどうするんだ』とワナワナしてますが、『またメイガスと人間の区別がつかなくなってる。お父さんじゃないんだから』とシエルになだめられます。
これまでポンコツぶりな描写の多かったノワールでしたが、美味しそうな食事を作り上げ、カナタとシエルに振る舞います。
食べ終わった時、ノワールの指先から肌の色が徐々に褐色に変わっていき、ノワールは自分の最期が近付いているのを悟ります。
カナタはノワールを家族として受け入れていることや、いなくなって欲しくない気持ちを改めて伝えますが、ノワールからミステルへの変身がゆっくりと進んでいきます。
首から下と髪の毛の色までミステルになり、顔の色だけがノワールの状態の時、ノワールは自分が今の世界から消えてしまうことをイメージし、本当は消えたくないと思っていることに気付きます。
ノワールの眼から大量の涙が溢れ出し、顔もミステルの色に染まっていきます。そして、目を開けたまま、気を失うかのように固まります。
4感想・考察
ここからは個人的な感想や根拠のない予想・考察です。
(1)アフリカ大陸
カルタゴ、チュニジアなど、現在の地名とかぶる単語がいくつか登場していますが、この物語の舞台がアフリカ大陸の北部であるとがわかりました。
ミステルの回想シーンでも、前のマスター、パスカルとミステルが緑に包まれたピラミッドの前にいるシーンがあったので、ひょっとしたら?とも思いましたが。
なぜ、アフリカ大陸なのか?
古代文明や人類発祥の起源などと何らかの繋がりがあるのかも知れませんね。
(2)鍵
ヴァイスハイトやマハト/黒仮面が欲しているイストワールへの鍵。果たして、それはミステルの事なのか。
あくまでも個人的な妄想ですが、ノワールは単なるミステルのセーフモードでは無いような気がします。
今回ミステル自身の口から『私はゼロ型の中のゼロ型、パスカル計画の筆頭メイガスだ』とのセリフもありましたが、ミステルが知らないだけで、実はノワールの人格そのものはパスカルによってあらかじめ準備されていたものなのではないかなとか。
いずれ戦いが無くなる世界が来た時に、ミステルとノワールの人格が一つになるようなことは…(←まだ言ってる(笑))
ここで、ちょっと気になることが。
ノワール・ミステルの会話で『セーフモードにしては高性能すぎる』と、ミステルがノワールのことを言ってました。いつもはポンコツだのと言いたい放題でしたが。
そう言えば、歓楽街でのバトル・ロワイアルの時、ノワールはメイガススキルを発動してました。あの謎はいったい何だったのか。
恐らくノワールが完全に消えていなくなることは無いだろうとは思いますが…。
だってタイトルになっているネームのキャラな訳ですし(笑)
これから『ノワールが復活するまでの展開』がどうなるのかな?が気になるところです。
5.まとめ
第2クールも1/3が終わりました。
今回はちょっと切ない雰囲気の漂うストーリー展開でしたが、となると次回は…(笑)
毎度のことですが、面白いアニメは話の展開が速い遅いにかかわらず、『観てる時間』がとても速く過ぎていくような気がします。
6.第17話予告
(公式動画配信され次第リンクをはります)
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
メイガスはいつもあなたとともに。
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