【アニメ】SYNDUALITY noir/シンデュアリティ ノワール/第23話「over the limit」感想
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皆様こんにちは。本記事は臨時投稿のアニメの感想記事です。
かけうどん一押しのロボットアニメ『SYNDUALITY Noir(シンデュアリティ・ノワール)』第23話の感想です。
本作品に関する記事はこちらの特別マガジンにまとめてます。
1.本アニメの概要
未来の荒廃した地球でたくましく生きる若者たちの冒険ストーリー。
描写がリアルかつストリー展開のテンポも良いロボットもの。
綺麗、可愛い、カッコいい、個性的なキャラクター。
ロボットアニメの『王道』を『全部盛り』、見所がたくさんあって、見てて楽しいアニメです。
(1)第1クールのおまとめ動画
(2)第2クールPV
(3)第1クールのおまとめ記事
2.第23話「over the limit」あらすじ
(1)冒頭シーン
『過去の通信履歴を確認…』
イストワールの中枢部で拘束状態のミステルは、鍵としてイストワールに受け入れられ、ヴァイスハイトが全ての権限を掌握します。
イストワールに対してヴァイスハイトは『何でも望みが叶うのか?』と問い、イストワールは出来ると答えます。
『ならば…』
ヴァイスハイトの下した望みはここでは無音の描写、歪んだ口元の動きだけが怪しく映し出されます…。
(2)マリアのベース
予備のロケット2号機が急きょ改造され、ペイロードが増設されます。
ヴァイスハイト追撃のために選出されたメンバーは、トキオ、カナタ、そしてマハトの3人でした。
『昨日の敵は今日の友』
ドリフターの流儀にのっとり、先ほどまで敵対していた人間を受け入れた事にマハトは驚き戸惑いつつも、トキオが差し出した手を今度はしっかりと握り返します。
『お前とはもっと早く向き合うべきだった…』
マハトとの確執を清算することが出来たトキオの笑顔には、長い間、彼自身も苦しんだ時間が刻まれているようでもあります。
(3)ロックタウン
『父さん、母さん、俺は行くよ』
両親の写真を見つめ決意を胸に秘めるカナタ。
ロケット打ち上げ前夜、そんなカナタのガレージに押し掛けるアンジェとエリー。
『決めてこい!』とエリーの背中を押すアンジェ。
カナタに想いを伝えたいエリーですが、カナタの頭の中はイストワールでいっぱいです。
『ノワールには早く帰って来るよう言ってたんだけど…。遅いな。迎えに行ってくるよ』
カナタが横に座った瞬間、顔を真っ赤にして恥ずかしがるエリーがとても可愛いんですが、ここでは残念ながら2人の関係が深まるようなエピソードには発展せず微妙にすれ違います。
一方ロックタウンでは、街の人々に囲まれて、アレやコレやとプレゼントを渡され、宇宙行きを盛大に祝福されているノワールの姿が。
『お願いがあります…』
おもむろに口を開くノワールに、マムは『やれやれ、またかい』と、ノワールが差し出したデジカメを持って記念撮影。
ノワールはほのかに満足げな笑顔で写真をしばらく眺めています。
(4)イストワールへ
マスドライバーから打ち出されたマリアのロケット2号機は無事に大気圏外へ。
『ぶちかませ!』
急きょ改造されたマリアのロケット2号機は、ペイロードを増設するためランデブー装置すら取り外されていて、イストワールに激突して止まります。
(5)決戦
イストワール内部に進入するトキオ、マハト、そしてカナタ。
『ここは地球そのものだ』とイストワールのことを説明するトキオに、『それでは短すぎて分からない。イストワールは、地球上の全ての生命の起源、進化の過程、文化や歴史など、それらを記録しているのだ』と、より詳しくカナタに解説してくれます。
『凄いじゃないですか!父さんや母さんにも見せたかった!』と歓喜するカナタ。
『マイロード、ノア・ゲームチェンジャーの反応を感知しました。』シュネーの警告を受け、3人はコフィンに戻ります。
単騎でトキオ、マハト、カナタの前に立ちはだかるヴァイスハイト。3人に『やっぱり追いかけて来たんだね』と柔らかく話しかけるものの、高圧的な態度に変わりはありません。
マハトはヴァイスハイトの考えのうち『メイガスなき世界』と言う一点だけには従えないことをハッキリ意思表示し、トキオは『一発ぶん殴って泣かせる』、カナタは『家族(ミステル)を返せ』とそれぞれの思いをヴァイスハイトにぶつけます。
しかしながら、機体の性能差が圧倒的すぎます…。ノア・ゲームチェンジャーが放つ物理攻撃を防ぐバリアーの前に、いかなる攻撃も有効打になりません。
カナタが放ったレールガンの弾丸すら、ヴァイスハイトはメイガスなしの機体制御技術でたやすく叩き落としてしまいます。
『なぜだ!あなたほどの人なら!メイガスと一緒ならもっと早く望みを叶えられるはずなのに!』カナタらしいセリフなのですが…。
『メイガス…口に出すにもけがらわしい!』ヴァイスハイトは完全にメイガスの存在を否定します。
ノア・ゲームチェンジャーの圧倒的戦闘力、特に、空間上に物理攻撃をカットするバリアーを形成する3次元プリンタのカラクリを知っているトキオとマハト。
3人の連携攻撃はジリジリとヴァイスハイトを追い立てます。そして、3人がかりではありましたが、何とかノア・ゲームチェンジャーの左腕の破壊に成功。形成はこちらに傾いていると確信する3人でしたが…。
『君たちは時間が自分たちに味方すると思っているのかい?僕も同じだよ、時間は僕に味方する…』
イストワールからヴァイスハイトへ『オーダーの実行を最終確認』が報ぜられ、ヴァイスハイトの命令が放たれます。
イストワールを形成する巨大な宇宙ステーションの本体からせりだしたアンテナから地球全体に対して怪しい波動が放たれます。
地球上に存在している全てのメイガスたちが、その大規模な電磁波を受けて次々と機能停止に陥ります。
イストワール内部で戦っていたムートン、シュネーも同様に機能停止に陥り、戦闘力を奪われます。
勝ち誇るヴァイスハイト。
その不適な笑みを砕く一発の銃声。
突然、引きちぎられるノア・ゲームチェンジャーの触手。
『…の、ノワール、君は大丈夫なのか!?』
『いいえ、全身が震えています。でも、あの人だけは許せません…』
珍しく感情を露に、ヴァイスハイトを睨み付けるノワール。
3.感想・考察
(1)ヴァイスハイト
ヴァイスハイトを阻止する3人の図式!最後はこうでなくては(笑)
また、ヴァイスハイトに対するカナタのセリフは、『カナタらしい』なと。彼のまっすぐな想いは最後までしっかりと貫き通して欲しいと思います。
(2)ノワール
ラストでノア・ゲームチェンジャーの触手が撃ち抜かれた瞬間『ぬぉっ!やりおった!』と思わず変な声が出ました(笑)
本作品を見ていて、これまでで一番、心底シビレまくった瞬間でした。
ヴァイスハイトの『言いなり』にあるようにも見えるイストワールですが、でも、ノワールこそがイストワールそのものなのではないのでしょうか…。
(3)宇宙
23話になって、やっと物語の核心になるイストワールへと舞台が移りましたが…。
…あれ?
…宇宙服とか着ない感じすか?
…ま、いっか(笑)
時間の制約もあるだろうし、そこをくどくツッコミ入れても仕方ない。
最後はみんな無事に地球に帰ってきてハッピーエンドになるのは間違いない!と思いたい。だから『なんで宇宙服着てないねん!』みたいなツッコミは無粋ってもんです(笑)
(4)エンディングはこうあって欲しい
『10年ありゃ人間は地獄も天国に変えちまうのさ』マムがミステルにロックタウンを見せながら言ったセリフはカッコ良かった。
新しく地球が再生してゆく世界を、若者たちがたくましく、生き生きと、自分達の力で切り開いて行く。
そこには小難しい理屈や能書きはいらないのかも知れません。
4.まとめ
いよいよ物語も大詰め、次週は最終回ですね。本音は、終わって欲しくないです。
『他に見るロボットもののアニメが無いから』といった消去法で残るものではなく、本作品は純粋に、素晴らしいロボットアニメだと思います。
できれば一人でも多くの方に見てもらいたいなと思います。
5.第24話『最終回』予告
(公式動画配信され次第リンクをはります)
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
メイガスはいつもあなたとともに。