【アニメの感想】メタリックルージュ/第９幕『訪れ来た者たち』
（全３，３３３文字）
皆様おはようございます。
アニメ大好きかけうどんです。
毎週金曜日は、アニメ記事を投稿しています。
毎週水曜日深夜に放送しているアニメ、メタリックルージュ第９幕『訪れ来た者たち』の感想を書いてみたいと思います。
過去のアニメ記事はこちらのマガジンにまとめています。
１．本作品の概要
舞台は人間と人造人間が共に暮らすAD2128年。主人公の人造人間の少女ルジュとパートナーのナオミが、政府に敵対する９人の人造人間を抹殺するという任務に挑む近未来ハードボイルド・ストーリー。
○凝りに凝ったハイパークオリティーな映像
○スローテンポだけどノリが良く耳に残る不思議なメロディー
○瞬きするのもはばかられる軽快なストーリー展開
○魅力的かつ個性的なキャラクター
２．ノンクレジットＯＰ
３．公式PV第３弾
４．公式サイト
５．第９幕『訪れ来た者たち』あらすじ
アルタ―／インモータルナインとの戦い
真理部本部を急襲したインモータルナインのジルとグラウフォン。
そこにアエス・アリスも加わり、ルジュは３対１のピンチ。
エデン・ヴァロック／『漆黒のノワール』の助太刀で、何とかジルを彼が食い止めてくれていましたが、ルジュはアエス／アリスに本気で反撃できません。
アサルトライフルを構え、ルジュのもとに駆け寄ろうとするジーン。
しかし、生身のジーンは、グラウフォンの重力制御能力の前に無力化され、捕えられてしまいます。
（二人の掛け合いから、グラウフォンとジーンは過去に面識があるようです。）
兄ジーンの命と引き換えに、ルジュに自分のイドを差し出すよう、降伏勧告をするグラウフォン。
激闘の末、ジルはエデンのイドを抜き取ります。
そこに特殊部隊を引きつれたナオミが装甲戦闘車でかけつけ、周囲の戦闘用アンドロイドを無力化。形成逆転か？と思えたものの、ジルとグラウフォンは、ルジュの兄ジーンを抱えて『簒奪者』の揚陸艦に乗り撤退していきます。
そのランプドアには倒したはずのジャロンの姿が…。
イドを抜き取られ瀕死のエデンは、ルジュに『…行け！』と指示します。
兄を取り戻そうと立ち上がるルジュの前に、妹シアンが立ちはだかります。
赤と青の色が違う以外、両者の能力はほぼ互角。
しかも、リアクターのシンクロによる影響で真理部本部ビルは崩壊寸前のダメージを受けます。
『位相を反転して！』
ナオミの機転と指示でルジュとシアンのパワーが相殺され、赤と青のグラディエイターは変身が解け、ルジュは膝をつき、シアンは気絶して倒れます。
来訪者たち
アッシュ捜査官のアパートのベッドで眠るシアン。
『来訪者』の説明。
人類の首脳陣としか会わない異星人たちは『来訪者』と呼ばれ、オーバーテクノロジーを供与。これを神と言わずして何というのか。
しかし、ネアンを生み出した人類は、ネアンから見たら人間が神とも言える。そんな掛け合いの中、傷ついたエデンがアッシュのアパートのドアを開きます。（イドを抜かれているのに４んではいないようです…。）
場面は切り替わり衛星軌道上へ。
宇宙空間を漂う連絡船に、ルジュとナオミが乗っています。
『来訪者』たちが待つ宇宙船に乗り込むルジュとナオミ。
ルジュは兄を連れて行かれて焦っているし、ナオミに裏切られたことをプンプン怒ってます。
おもむろに宇宙服を脱ぎだすナオミにびっくりするルジュ。
人間たちに、自分がネアンであることをバラさないため、宇宙服を着ていたナオミ。彼女は来訪者たちが人類とコンタクトするために造り出した、一番最初のネアン、『ファースト』でした。
ルジュとナオミの前に現れる３人の人魚のようなシルエット。
彼ら（彼女ら？）の口調はいたって事務的かつ無機質で感情がこもっていません。会話は全て機械的です。
ナオミがルジュを地球に到着してすぐに拘束したのは、彼女をアルタ―たちから守るためだったのですが、ルジュにはそれが受け入れられません。
しかも、兄ジーンを連れても行かれました。
アルタ―たちは簒奪者と繋がっていて、人類の支配下にあるネアンを解放することで簒奪者が再び人類と来訪者相手に戦争を仕掛けるきっかけを作ろうとしている。
そのためには、ルジュのイドの中にある『コードイヴのカギ』が必要であること。ルジュはこの来訪者たちの船にいることが一番安全かつ合理的選択であると説明しますが…。
ルジュは自らの意思でそれを拒否し、金星に連れ去られた兄ジーンを救い出すことを決心します。
ナオミは来訪者たちの命令で戦闘に参加はできないことになっていましたが、『私は今まで一度も休んでないので休暇を申請しまーす』と言い、あっさり受理され、ルジュに同行することに。
金星に向かおうとするルジュとナオミの前には、恒星間宇宙船（←私が勝手にそう言ってるだけです。SR71みたいなカッコいい黒い船）に乗ったアッシュ捜査官と、胸を抑え苦しそうにしつつも笑顔のエデンの姿がありました……。
６．感想
（１）ナオミは○○○だった！
いきなり敵っぽい立ち位置にシフトした感のあったナオミでしたが、あれはルジュを守るための行動だったんですね。
しかも自分もネアンであることをカミングアウト。
以前ジャロンに『あなたもめんどくさい身体のようだ…』と言われてましたし、人形遣い師の部下オペラから一発喰らっても生きてましたので、たぶんそうなんじゃないかな？と言う伏線はありました。
ナオミが大食漢な描写がよくありますが、それは彼女がネアンとして生まれ、『結構長い時間生きている』裏付けなのかも知れないとも思えます。
ネクタルさえ接種すれば活動できるネアンが食事をする必要は全くないのに、お菓子を食べたり、中華を立て続けに注文したり。彼女は彼女なりに『人生を楽しんでいる』ようにも見えますね。
あと、今回のエピソードとは全く関係ないんですが、オープニングでナオミが街を闊歩するワンカット、私は大好きです。カッコいい、色っぽい、俺の好み。（笑）
（２）陰謀の全貌
今回のお話は、前半でアルターたちとの戦いに一旦区切りをつけつつ、『兄ジーンの拉致』というイベントがあり、戦いの場が金星へと移行するつなぎの回となりました。
後半では来訪者たちが太陽系にたどり着いたいきさつや、アルター側のインモータルナインと簒奪者たちが何をしようとしているのか？といった説明もすっきりまとめられていてわかりやすかったです。
簒奪者たちの揚陸艦ですが、明らかにビジュアルステルスぽい描写があったり、見てて『おぉ』と変な声が出てしまいました（笑）
金星のテラフォーミングはそもそも来訪者たちにオーバーテクノロジーを頂く見返りに住む場所を提供するのが目的だったはずなのに、その労働源になるネアンを使って戦争を仕掛けようなんて…「悪い奴らや！」
ルジュとナオミが『やってくれる』と信じてます。
（３）エデン・ヴァロック
なぜか、インモータルナインの一人なのにアルター側になびかなかったエデン。彼の行動を観てると、だんだん『良い奴』に思えてきました（笑）
『漆黒のノワール？』との呼びかけに『その名で呼ばれたくない』みたいな返事をしていることからも、彼はルジュの味方なんだろうなと。
…ひょっとしなくても、彼はルジュのこと好きなのかな？とか、思ったりも。ネアンにも恋愛感情ってあるのでしょうか。
てか、彼らには子孫を残すことってできるのだろうか…。
そうなると、人類の存在そのものが脅かされると言うのも何となく合点がいくようにも思えますが…。
７．次回予告／第１０幕『家族の肖像』
兄ジーンを救い、アルター＆簒奪者たちの陰謀をルジュたちは止めることができるか？
どうも、シアンは今回のルジュとの戦闘で受けた位相反転のダメージから年齢退行症状になってるようです。
…このまま二人は仲良しこよしになるのか。
いや、たぶん、それはないですね…（汗）
オープニングではルジュとシアンが激しい戦闘を繰り広げるシーンがありますが、劇中ではまだその場面は出てきていません。
次回、兄ジーンは金星で人形遣い師とご対面のようですが、そこで彼が見るモノとは一体…？
来週も見逃せませんね！乞うご期待！！
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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