「出会い方」によって「感じ方」が変わる
作業療法士であり、特別支援教育に携わる教員を育てる大学に勤務しているOT-chisaです。
https://twitter.com/ot_chisa
「出会い方」によって「感じ方」が変わるな~という経験が最近ありました。
自粛生活が長くなり、Netflixを導入した我が家
海外ドラマ「殺人を無罪にする方法(2014~)」を一気見しました。
その中に出てくるゲイのカップルがとっても素敵!
結婚式でお互いへの愛を伝え合うシーンが好きです。
ゲイとエイズへの偏見がテーマの映画「フィラデルフィア(1993)」
確か中学生くらいの時に見たのですが、「難しい」「重たい」「遠い話」と感じた記憶があります。
ドラマでは「同性愛」ということよりも「愛し合うカップル」のストーリーにドキドキしたり幸せな気分になったりしました。
映画では「同性愛」ということを意識して、考えさせられました。
どちらも「ゲイのカップル」についてのお話ですが、作品によって印象が全くちがいます。
作品のテーマや見せ方が変わらなくても、見る側の知識や経験が変わると、感じ方も変わってくるんだなと。
パラリンピックも始まりましたね!
皆さんはパラアスリートやパラスポーツにどんなイメージを持っていますか?
パラアスリートを「ヒーロー」として取り上げるテレビ番組も多い印象です。
私の「障害者」のイメージは、出会う機会の多い24時間テレビ・教育テレビ・NHKのドキュメンタリーによって作られていた気がします。
「頑張り屋」「努力家」「負けず嫌い」といったところ
仕事でアンプティサッカーや車椅子バスケの選手と出会ったことで、新しいイメージを持つようになりました。
「かっこいい」「おもしろい」「チャラい」といったところ
選手にバイク好きやサッカー・バスケ好きが多いこともあり、これまでになかなか仲良くしてこなかったタイプの人たちがたくさんいたんですよね。
クラスでキラキラしている人たち
かっこよくてキャーキャー言われている人たち
正直、イケメンは苦手です。
(緊張するから)
アンプティサッカーは地元チームの見学に行って、一緒に練習させてもらいました!
ロフストランドクラッチ(スタイリッシュな松葉杖のような感じ)を両手で使って片足でサッカーするんです。
両足で走ることにも苦労する私にはかなりハード!
最終的には「chisaさん、もうクラッチ使わなくていいですよ。両足で走ってください」という合理的配慮により、楽しく参加することができましたが…
「もう二度とやらないけど(ハードだから)、アンプティサッカーってかっこいい!チャラい!」と感じた1日でした。
*アンプティサッカー:http://j-afa.jp/about
仕事柄、子どもの学校生活に悩む保護者さんとお話しする機会が多くあります。
これまでに「発達障害」や「特別支援教育」と出会ったことのない保護者さん
「知的障害=将来一人で生きていけない」という印象をお持ちの保護者さん
「障害=差別される」と感じている保護者さん
そんな保護者さんが新たな出会いにより、これまでとは違う印象を持ったり、感じてもらったりできればと思ってカケミチに参加しています。
先日、カケミチのミーティング中に
「発達障害については詳しく知らなかったけれど、カケミチで学んでいることは子育てしている親にも役立つ」とお話されている方がいました。
子育てを経験してからカケミチと出会うと、
うわぁー!そのアイディア使えそうー!って思いますよね。
カケミチの情報をキャッチしている方は
これまでに様々な形で「発達障害」に関わってきた方が多いのかなと思います。
そんな方にとってはカケミチが「新たな出会い」のきっかけになることを期待して…
そしてカケミチが「初めての出会い」になる方を増やして
ヒトの発達って奥深い~
特別支援教育って万人に効果あり~
感覚特性ってどういうこと~
なんてことを感じてもらえたら嬉しいです。
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