見出し画像

ヤブ医者に騙されて2年間無駄にした話

今回はだいぶ毛色の異なる話になりますが、健康に重要な話としてここに書かせて頂きます。

連投の末肩を壊した

元々小学校から野球をやっていた私ですが、中学から投手として連投を行い、肩を壊していました。それから高校は筋肉が成長したお陰もあってか、あまり痛くない状態で投げれていました。

大人になってからは、草野球でろくに練習もせずに投げており、とうとう30才を過ぎたあたりから日常生活でも肩が痛くなってしまい、重い腰を上げて、色々な治療機関に掛かりました

画像2

それこそ、整体、カイロプラクティック、接骨院、整形外科などなど試してきまして、一時的に良くなった気がしたこともありましたが、本質的に改善することはありませんでした。

ヤブ医者は本当に存在する

特に今回最も問題だったことは、2019年に通院した東京品○病院で、レントゲンも撮り、MRIも撮った結果、医師からは、”画像からは何の異常もない”と診断されたのです。

私も医学に精通しているわけではないため、レントゲンにもMRIにも写らないけど、痛いということがあるんだろうなくらいの感覚で受け止めました。ただ、どうしても違和感があったのは、医師は私の肩や体に指1本も触れずに診断したということです。

とにかく原因がわからないが、痛みがあるということで、理学療法士にリハビリを丸投げしたという形です。もしかしたら、こういうことって良くある話なのかもしれません。

基本的に理学療法士は医師の指示の元にリハビリを行わなければならないのですが、痛みの原因がわかっていないので、肩が痛いということだけで指示していたものと思います。

画像3

それから理学療法士の面談を行ったのですが、彼らは肩を触りながら、どこが痛いのか確認してくれて、痛みがあるのは小円筋であろうと確認していました。

当然医師は指1本触れていないので、何もわかりませんでしたが、理学療法士は少しだけ触ってすぐに判断できていました。結果的には次の病院で判明しますが、小円筋ではなかったこと(だけでなかったこと)もあり、理学療法士のリハビリでも改善することもありませんでした。

そこから毎週のようにリハビリに通っていた私ですが、この医師からは3ヶ月程経った後に、そろそろ改善の見通しがないので、病院に通うのをやめないといけないという衝撃の通知がありました。

当然病院も人数が限られてるので、無限に通える訳ではないと思いますが、”あなたの診断と処置指示通りにやって、3ヶ月間治ってないんです”と思い、憤りがあったことを覚えています。

新しい病院へ新たな一歩を

この肩は大病院で診察を行い、きちんとした検査も受けて、リハビリしても治らなかったので、これはもう治らない痛みなんだと半分諦めて生活を続けていました。

画像4

ただ、私の中でどうしても腑に落ちずに何と無くネットで肩の治療について検索していたのですが、あるスポーツ専門病院のホームページ内に、1つ気になった文章がありました。

いままで整形外科の外来で患者さまに言われた一番ショックな言葉は「病院じゃ腰痛は治らない」でした。

まさしく私が思っていたことで、”病院じゃ、肩は治らないでしょ”という点です。

あまりにも自分の状況と一致したのと、そこまで書くことができるということは、治すのに自信があるということでだと思い、予約をしてみました。

ネットで予約を行い、もし過去にレントゲンを撮影していて、持っているのでしたら、お持ちくださいということだったので、前の病院(東京品○病院)に連絡を行い、撮影したデータを取得することにしました。

レントゲンとMRIで各々1,000円ずつ要し、2,000円(CDに焼くだけでそんなにかかるかと思いつつ)ということで数日後には取得可能となり受け取りました。

画像5

10分で診断が下された

実際に新しい病院を受診する当日、受付けと同時にCDデータを渡し、数分後診察を行いました。その間、約10分程度だったと思います。

医師から診断されたのは、インピンジメント症候群でした。野球をやっていた人に多いいわゆる野球肩の一種です。

腕を上げた際に、肩峰と上腕骨の間の棘上筋が挟まれることによって、疼痛(とうつう)が発生します。それにより棘上筋が変性してしまっているということです。写真の赤丸の部分が棘上筋になるのですが、通常筋肉はグレーになるのが、黒くなってしまっており、変性が進んでいます。

画像1

※こちらの画像は私の実際のMRIの画像です

画像からも何年も前から、何回かに分けて痛めていることがわかるそうです。これらは、わずか10分MRIデータを確認して、診断できたことです。

ここで言えることは、とにかく1つだけで

前の医師が”ヤブ医者”だったということです。

前回受診した時は、同じ病院内でレントゲン、MRIを撮ったので確認する時間も十分にあったはずですが、診断結果は「画像からわかることはなかった」ということです。

今回はわずか10分で、レントゲンもMRIも確認して、すぐに診断できました。もちろん闇雲に診断しているわけではなく、棘上筋が灰色(MRI上)になっており、何回も破断していると詳細に説明をして、画像をスマホで撮影することも許可してくれました。

ちなみに、インピンジメント症候群に加えて、四十肩も発生してきているということでした。そんな年齢になったんだなと違う意味で悲しくなりましたが、いずれにせよ、原因が明確になったことは医師にとっても、私にとっても大きなことでした。

原因がわかれば向かうべき方向性がはっきりし、棘上筋の痛みに対して、痛みが発生しないように治療、リハビリを進めていくだけです。

今までは野球で肩を壊して、原因不明だが、何とか痛みを無くそうとしていたわけで、治せる可能性が全然変わってきます。

現時点では、痛みが全快になったという訳ではありませんが、痛みの原因がはっきりしたということが私にとって、大きな一歩となりました。これから、理学療法士のリハビリに通い、回復の進捗を見ていくこととします。

画像6

大事なことはセカンドオピニオン

今回この話で最も言いたいことは、健康はとても大事なことなのですが、ほとんどの病気や怪我に対して無知である我々一般人は、医者に全てを頼りきっています。

その中で、当然医者にも良し悪しがあります。いくら医学部に受かって頭が良かろうと、仕事が出来ない人も中にはいます。ご自分の所属している会社を見て頂いてもわかると思いますが、とても偏差値の高い大学を出ているからとても仕事が出来る、間違った判断をしないなんてことはありません。

重大な病気の時だけでなく、医者の判断が怪しいと思ったら、セカンドオピニオンを聞いてみるというのはとても大事なことだと思います。

それと同時に医学を少しだけ勉強するということも大事だと考えています。一応私はエンジニア職についているので、「なぜこうなるんだ」とか「どういう構造なんだ」と考える癖が付いているので、医師の言っていることを少し理解しようと思っていますし、事前に調べて行ったりもします。

人生100年時代、健康的に長生きすることが最も大事なことであり、優れた医師に出会うことと、少しの医学の勉強が人生を左右するかもしれないですね。

〈おすすめの関連記事〉

Kak san プロフィール(自己紹介はこちら
1983年神奈川県鎌倉市生まれ。都内某大学大学院工学研究科修了後、大手電機メーカーに就職。エンジニアとして年間100日の海外出張から急転、365日在宅となり、家内の快適さを追求するため、スマートホーム化、ホテルライクな暮らしを模索し、発信しているスマートホームスペシャリスト(自称)。スマートホーム化に生じる様々な壁を業務で習得した解決能力と改善力で前進させる。趣味はお酒とお笑い。

いいなと思ったら応援しよう!

Kak san
サポートは「投げ銭」の意味です! サポートにて100円でも10円でも頂けるとやる気と共に次の価値ある記事作りに繋がります!皆様のサポートありがとうございます^^