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モチベーショングラフの作り方を5STEPで解説!まずは気持ちじゃなく事実に目を向ける!

「モチベーショングラフを書きたいけれど、いざ始めると手が止まってしまう…」

そんな経験はありませんか?

モチベーショングラフは自分の過去を振り返り、モチベーションの変化を可視化する強力なツールです。リベでも、転職活動の自己分析のツールとして紹介されています。

ただ、「どう書けばいいのか分からない」「何を振り返ればいいのか迷う」といった壁にぶつかることも少なくありません。
本記事では、そんなあなたのために、モチベーショングラフの具体的な書き方をわかりやすく解説します。

ステップごとにポイントを押さえ、実際に筆が進む方法をお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

前提:1日で終わらせようとしないこと

やる気になったらつい、「今日中に仕上げよう!」と意気込んでしまいがちです。

しかし、自分と向き合う作業は、思った以上に体力も時間も使います。
特に、過去の出来事を振り返るときには、心が疲れてしまうこともあるでしょう。焦って仕上げることを目標にすると、本来の目的である「自分を深く知ること」が薄れてしまいます。

書くペースは人それぞれで構いません。1日で終わらなくてもまったく問題ありませんし、むしろ少しずつ取り組んだ方が、より正直な気持ちをグラフに反映させることができます。

疲れたら休憩し、自分に優しく寄り添いながら進めていきましょう。

大切なのは完璧に仕上げることではなく、自分と向き合うプロセスそのものです。焦る気持ちが出てきたときには、「少しずつでいい」と自分に言い聞かせて、無理のないペースで続けてみてください。

それでは具体的な進め方に移ります。

手順0:0~6歳までとそれ以降1歳ずつの年齢について書き出す

まず作業前の確認ですが、0歳から6歳までの幼少期と、それ以降の1歳ごとの年齢について書き出すことになります。

たとえ覚えていることが少なくても、些細なことでもかまいません。できるだけたくさんの情報を並べることで、思い出の断片が芋蔓式に次々と浮かび上がってくるはずです。

「こんなにたくさん書き出しても意味があるのか?」と思うかもしれませんが、最初は無駄に思える情報が後々、深い気づきのきっかけになることもあります。

この段階では、無理に整理する必要はありません。重要なのは、細かい部分も含めて書き出していくこと。小さな出来事や感情の記録が、後で大きなヒントになることが多いのです。

手順1:それぞれの年代で起こった印象的な出来事、もしくは自分の行動を書く

では各年齢ごとに、印象に残っている出来事や自分が取った行動を書いていきましょう。

「モチベーショングラフ」という名前ですので、自分の気持ちやモチベーションに目を向けがちですが、まずは事実ベースや自分のやったことを書くのが良いです。

このとき大切なのは、必ずしも大きな出来事や成功体験だけを書く必要はないということです。たとえば、「友達とケンカした」「初めての発表会で失敗した」といった、一見些細に見える出来事も、その瞬間の自分の行動や選択が、モチベーションにどう影響したかを振り返る手がかりになります。

手順2:その時感じた気持ちを書き出す

出来事を書き出したら、その時に感じた気持ちを思い出して書き出します。

嬉しかった、悔しかった、不安だった、誇らしかったなど、どんな感情でもかまいません。ここでも、感情がはっきりしていない場合や、ネガティブな感情が多い場合もそのまま受け入れ、無理にポジティブに変換しようとする必要はありません。

感情を丁寧に掘り下げることが、次の手順につながります。

手順3:各年齢で点数をつける(モチベーショングラフ完成)

次に、それぞれの年齢ごとの出来事に対して、-100〜100点で点数をつけてみましょう。

高い点数はその時期のモチベーションが高かったことを示し、低い点数はモチベーションが低かったことを意味します。こうして点数をつけることで、モチベーショングラフが完成します。

このグラフによって、どの年齢でモチベーションが高かったか、低かったかが視覚的にわかりやすくなります。

手順4:当時の気持ちについてなぜそのように感じたのか考える

グラフが完成したら、各年齢ごとの点数がなぜそのようになったのか考えます。

なぜその時期にモチベーションが高かったのか、あるいは低かったのかを掘り下げることで、過去の出来事や環境が自分にどのような影響を与えていたのかを見つけ出すことができます。

たとえば、「新しい環境に飛び込んで不安だった」や「目標が見えてやる気が湧いた」など、当時の心境を理解することで、自分の傾向がより鮮明になります。

手順5:モチベーションが高いor低い時の共通点を見つけ出す

最後に、モチベーションが高かった時期と低かった時期に共通する要素を見つけ出します。共通点を見つけることで、これからの行動指針が見えてきます。

たとえば、「挑戦があるとモチベーションが高くなる」「一人で抱え込むと落ち込む」など、パターンを見つけることで、今後のモチベーションの管理や行動選択に役立てることができます。

手順5が難しい場合は、人に聞いてみよう!

モチベーションが高かった時期や低かった時期の共通点を見つけるのが難しいと感じる場合は、周りの人に話を聞いてみるのも一つの方法です。家族や友人、信頼できる同僚に、自分の話をしてフィードバックをもらうことで、意外な視点が見えてくることがあります。

自分一人で考えていると、どうしても主観に偏りがちですが、第三者の視点が入ることで新たな気づきを得られるかもしれません。

たとえば、「その時期、よく頑張っていたけど、休む時間がなかったよね」や「挑戦するときはいつも楽しそうにしているよね」といった意見は、自分では気づきにくいモチベーションの傾向を教えてくれることがあります。

もちろん、話すことで自己開示するのは勇気がいりますが、無理にすべてを話す必要はありません。信頼できる人と少しずつ会話を重ねることで、モチベーションのパターンを見つける手助けになるでしょう。

まとめ

モチベーショングラフを作成する過程は、時間も労力もかかりますが、自分の過去や感情を深く掘り下げる貴重な機会です。

1日で終わらせようと焦らず、自分のペースで進めていくことが大切です。そして、手順を一つずつ丁寧に踏むことで、自分のモチベーションの変化を客観的に見つめることができます。

最後に、モチベーションが高い時と低い時の共通点を見つけることで、これからの行動や選択に役立つ指針を得られるでしょう。
自分の内面と向き合う時間を大切にし、少しずつ自分を理解していってくださいね。

有料エリアでは、以下を用意しています。もしよければ。

  • モチベーショングラフを作るための質問例

  • 埋めるだけでモチベーショングラフが完成するテンプレート

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