皆さんは、仕事と休息のバランス、どのようにしていますか? 羽仁もと子が見出した「仕事」の仕方は、「少なめに仕事の分量をきめて、毎日ぽつぽつと!」行うことです。
バカンスを楽しむ文化のある欧米と比べ、日本人は「休み下手」と言われ、有給消化率は約50%です。戦後の高度成長を支えた企業戦士は「猛烈サラリーマン」と呼ばれ、バブル期にはテレビCMでのキャッチフレーズ『24時間、戦えますか』が流行語にもなりました。
バブル経済の崩壊後、「ワーク・ライフ・バランス」が課題として挙がるようになりました。長年、ワーク・ライフ・バランスの研究に取り組んでこられた大沢真知子氏(日本女子大学名誉教授)は、 ワーク・ライフ・バランスとは 「仕事も生活もともに充実させる働き方や生き方を意味する。 その双方があって, 人生ははじめて充実する」と述べています。仕事と休息のバランスが、やっと語られるようになったと言ってもいいのでしょうか。
「部屋を片づけたい」「引き出しの整理をしたい」と思っているのに、やることリストがたまっていく一方で、はかどらないと感じていませんか? 羽仁もと子が言うように、「少なめに仕事の分量をきめて、毎日ぽつぽつとして行って、一週間なり十日なりに整理をしてしまう」方法をとりいれてみましょう。