コロナで思ったことを書こうかなと思ったけどまずは自分の自己紹介から。
カケヒといいます。筧と書いてカケヒ(@kakehi_)です。
家に引きこもり生活も2ヶ月弱。そろそろ重い腰を上げてnoteをそろそろ書いてみるかなと思った次第です。
あまり意味のあることを書けるかわからないので、とりあえず備忘録的に書いていきます(ビールが好きなのでビールの画像を入れ込みました)
とはいえ、誰やねんということもあるので、自己紹介からですが、広告代理店につとめて13年目になります。
キャリアとしては、東京の代理店に入ったと思ったら、名古屋支社配属になって6年ほど。今と比較すると広告予算規模の大きくないクライアント(とはいっても年間予算20億円とかありましたが、、、)についてマーケティングを担当していました。200人ぐらいの組織だったのでなんでもやれという雰囲気と、コミュニケーションデザイナーという言葉が流行った時期でもあったので、テレビCMだとはか別として戦略からアウトプットまでやった時期でした。キャンペーンサイト制作から、記者発表まで外部の協力会社さんと一緒に進めているイメージです。何でも屋極まっていたので、今でもまぁなんとかなるだろうとか、最悪自分でやればいいでしょという腹のくくり方はこの時にできました。そしてこの時はほんとに激務。
その後、東京本社に異動してからは、デジタル/データ領域の部署に配属になり、デジタルがほとんどわからない中で、3年ほどもみくちゃにされて葛藤も含めて経験した時期でした。デジタル系の子会社出向や、クライアントのデジタルマーケティング部立ち上げで常駐など、けっこう厳し目の環境におかれていたと思います。あれをもう一度やれと言われたら「いやです」といいます(笑)
その後ですが、最近の3年間はマーケティング、戦略領域に戻ってきました。大手のクライアントさんのコミュニケーション戦略を考えたりしながら、スタートアップ支援のプロジェクトにも足を突っ込んだりしています。マス広告だけの時代は10年ほど前に終わっていて、IMCであるとかいろんな言葉があるのですが、基本は適材適メディアといいますか、毎回フルカスタマイズで戦略設計からメディア戦略、PR戦略までなんでもござれというスタンスです。
振り返ってみると、大手の広告代理店にいつつも花形を歩んだ人間ではなく、地方にもいったり(もともと地方出身なんですが)、デジタルもやったりと、泥臭いキャリアだなと自分としては思っています。代理店って派手だよねと思う人はいますが、そうじゃない人もいるんですよ実は。むしろ相当仕事ばっかりしている人が多いような気がします。みんなワーカーホリック 。
というようなキャリアを歩んできて自分の専門領域はなんだろなと思ってまとめてみたのがこちら。
真ん中にあるのが、消費者/生活者のインサイトをとらまえること。
広告を考えるにせよ、ビジネスを考えるにせよ、インサイトから考え始めますし、その点においては他の業種の人と会話しても、自分としては長けている点だと思います。ただ人の気持ちがわかるよ!ということではないのは当たり前ですが、マーケティングをする上でのインサイトの捕まえ方とそれの表現方法/落とし込み方についてはたくさん書けそうなので別の回に。このスキルは可視化しにくいんですが、非常に汎用性が高いので、どんな仕事でもなんとかできるのはこのおかげです。
それを武器にしながら一つ目の領域として、コミュニケーション戦略はもちろんですがマーケティング戦略を考えるということを多くやっています。広告のことを考えてるのが半分で、あとは広告のことを考えていません。ビジネスデザインということもあれば、サービスの価格改定どうすればいいのか、などを定量/定性の両方のファクトを持ちながら考えていったりなど。ブランドか販促か、広告かPRか、とか答えがある内容を議論するのはもうやめましょうよ。みんなポジショントークしてるだけですよ。
ふたつめがスタートアップ支援、自分でも友人のスタートアップに投資をしたり、会社でもスタートアップ企業の支援のプロジェクトに入っているのでスタートアップの支援、特にフェーズに合わせてどのような施策を売っていけばいいのか、KPIは何とするのかなどは多くの案件に触れてきたと思います。新しいビジネスモデルだと過去に参考になるものはなかったりする場合も多いのですが、その中で泥臭く一緒にやっていく、ということは楽しいですし、好きですね。できれば全ての会社に入社して、全ての案件にフルコミットしたい。
三つ目が、複雑性と書いていますが、自分の人とは違う特技ですが、マーケティング的に「複雑なこと」が大好きです。複雑になってどうしたらいいかわからないなーってなっている状態を紐解いて、わかりやすい図式化して、だからこうすればいいんだって分かった瞬間が一番やりがいを感じる時ですね。スタートアップで今までに世の中にない新しいサービスをどう売っていけばいいかわからない、というのをどうしたらいいのか考えるのが大好物。
上記の意味で、マーケターやストラテジストとして力を発揮するべき点としては、「何をしたらいいのかわからない」を解決することだと思っています。何をしたらいいかわからない状態で、でもやってみて考えよう!という姿勢は重要ですが、それはあくまでも狙いとそれをどう図るかがセットになってからでないと、なんとなくやってみたで終わることが多い。
多くの人は、今どのような状況にあるかが適切に把握できていないことと、それを表現することができていないと感じることが多いです。「自分はこう思う」というのをテキストで表現したとしても、人によって解釈がことなったりするため、結果として違う方向に進んでしまう、ということが起きています。
ですので、私が関わる多くの仕事においてですが、「整理する」ということができれば仕事の半分は終わっていると思っていますし、マーケティングはそれをできていないと語れないとも思っています。
以上簡単にですが、自分のキャリアと専門性についてでした。
次はコロナ禍で起こったこと、考えたことについて書いてみます。
仕事の相談などはtwitterの @kakehi_ までよろしくお願いいたします。