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あらためて広告漫画の良さについて。そして今後の広告漫画のあり方について。

ナンバーナインについて

漫画のデジタル配信サービスを中心として「漫画家さんが漫画を描き続けるために必要な環境を創り出す」をテーマとして漫画家さんに必要なサービスを展開しています。

メイン事業である漫画のデジタル配信サービスは、現在契約いただいている作家の数は約1,300名以上、お預かり作品数は約2,200作品以上となっています。(こちらは2021年10月末時点での数字です)

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ナンバーナインのサービスについての詳細は下記のWEBサイトに記載されています。
サービスサイト

・コーポレートサイト

立ち上げ直後のタイミングで、エンジェル投資的に株主として参画し、株主として外側から支援をしておりましたが、私が2021年11月より、電通を辞めたタイミングで、社外取締役に就任させていただきました。

私は広告代理店にいたので、広告業界の視点から見た「広告漫画はなぜ良いのか、今後どう変化していくのか」についてまとめていきます。

改めて広告漫画はなにが良いのか

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1つめは、まずは「読みやすさ」です。日本人は漫画に親しみがあり、読み慣れています。その効力は計り知れなく、街中に漫画の広告があるだけでなんとなく読み進めてしまう効果さえあります。親しみのあるフォーマットというのは、それだけで読むハードルを下げる効果があるので、よって敬遠されがちな広告だとしても効果を出しやすいと言えます。

2つめは「商品訴求のしやすさ」です。絵とテキスト(セリフとナレーション)で構成されていることが漫画のフォーマットです。実写で伝えたほうがいいものは、その写真を直接入れ込むことも(見栄えさえ我慢すれば)可能です。また、広告漫画にはコマがあり、その結果ストーリーをもたせることができます。その特徴により、広告として商品・サービスの伝えたい部分を伝えることができるようになります。

3つめは、「エンタメ性」です。広告はつまらないと言われますが、漫画は基本的には楽しいモノです。そして、漫画家さんは固有の面白さの演出をもっています。その漫画家さんの演出方法にのっとって商品を伝えることができるため、広告だとしてもエンタメ性を担保することができます。

最後は、「拡散性」です。SNSにおける広告漫画が増えてきているのですが、広告漫画は面白さを持っている可能性が高いため、SNS上において拡散され、広告としてのリーチを広げることができます。

広告漫画の事例

いくつか広告漫画の代表事例について語っていきます。ナンバーナインに関わりのある方の広告漫画の事例もご紹介していきます。

①進研ゼミの漫画DM

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言わずとも知れた、ありとあらゆる小学生・中学生が読んだ広告漫画と言えるでしょう。あれだけ、毎回同じ登場人物、ストーリーなのに読んでしまうのは漫画だからです。おそらく驚きのDMの開封率でしょう。

現在、自分が主人公になれるマンガメーカーも提供されています。

主人公はキミ!キミだけのストーリーが始まる!マンガメーカー

②左ききのエレン×朝日新聞

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ナンバーナインにてマネジメントを担当しているかっぴーさんの仕事で、左ききのエレンと朝日新聞のコラボキャンペーン。

作者のかっぴーさんは、元広告代理店のクリエイターなので広告漫画というものを知り尽くしていますし、もはや広告漫画というものをハックしていると思っています。

③山科ティナ×ノーシンピュア

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続いては、ナンバーナインで実施した広告マンガの事例です。TVCMに出演していたにこるんを、漫画家の山科ティナさんが漫画でにこるんを描くというキャンペーンです。

「相談室」をテーマに、にこるんが10代女子のお悩みを解決していく「ノーシンピュア」のテレビCM。公開されたマンガ版では、山科によりキャラクター化されたにこるんが、恋に悩む女子にアドバイスをする姿が描かれている。山科は「現役女子高生の恋の悩みを聞きながら、自分が10代の頃に知っておきたかったことを“にこるん”のセリフに乗せてマンガにしました」とコメントした。

TVCMを漫画に落とし込むということは広告キャンペーン的には新しいものだと思っています。

④池田ルイ×エド・シーラン

こちらもナンバーナインにて実施した事例です。

エド・シーランのシングル「Bad Habits / バッド・ハビッツ」の全編アニメーションによる日本版ミュージック・ビデオになります。海外楽曲の国内のPRですが、クリエイターの池田ルイさんを起用して実現しました。

6月25日にリリースされると全英チャート(Official Single Charts Top 100)では6週間連続で1位を獲得したエド・シーランのシングル「Bad Habits / バッド・ハビッツ」の全編アニメーションによる日本版ミュージック・ビデオが公開された。TikTokやInstagramで人気のクリエイター・池田ルイと初めてコラボレーションしており、同曲のオリジナルのミュージック・ビデオでも登場する吸血鬼がこのアニメーションにも登場。ある女性と、彼女が憧れているアイドルの物語がスリリングに描かれている。

これからの広告漫画はどうなっていくのか

ここからは広告業界に関わっている私としての予測になります。

◇SNSにおける広告漫画の展開

SNSでの過処分時間が伸びていくため、そこにおける広告漫画は加速していきます。主に、Twitter中心に今後も増えていくでしょう。ただし、TikTokなどの動画メディアでは広告漫画は新しいフォーマットへ変化していくと考えます。

◇簡易アニメ化

動画メディアにおいては、動きのあるアニメ広告的なものが良いのですが、制作コストが高いため多くの企業様がハイクオリティのアニメ広告を作ることは難しいです。そこで、漫画を簡易アニメ化させるという変化が起き始めていますし、それが主流になる可能性があります。

◇アプリ内での展開

また広告としてではなく、コンテンツとして広告漫画は成り立つため、アプリの起動頻度を上げるための内部コンテンツとしての役割も担っていくことができます。こういった取り組みも今後ナンバーナインでは増やしていければと思っています。

◇WEBTOONでの広告漫画

一番予測がつかないのが、WEBTOONでの広告漫画です。WEBTOONはスマホで見るものなので、スマホ内、特定のアプリやWEBサイト内での展開に限られます。そこで広告がどのような形になるのかまだ答えとなるような事例が出てきていません。こちらも新しい広告の形としてトライできればと思っています。

ナンバーナインは絶賛採用拡大中

今回は、広告漫画についてまとめさせていただきましたが、広告漫画も含めてナンバーナイン社は2022年さらに新しいチャレンジをしていきます。そのためにメンバーを大きく募集しています。

ナンバーナインでは、現在Wantedlyさんを中心に様々なポジションで求人を行っているので、少しでも興味をお持ちいただけたら、ぜひお気軽にご応募いただけますと幸いです。


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