「多動力」読了レビュー
堀江貴文さんの「多動力」を読みました。
発刊から3ヶ月程遅れになりましたが、昨日ふらっと本屋さんに入って目につき、「そういえば読んでなかったじゃん」と手に取り、1日で読了。
堀江さんの本は初めてではないので、ご本人も仰る通り、何度か見たことのある表現もちらほら。とっても読みやすく、サクッと読めてしまいました。
「越境者」であるために
インターネットの急速な発達によって起こる、産業間のタテの壁の崩壊。それによる水平分業化。そうなると様々な分野で活躍できる「越境者」がとにかく強い。そこに至る為のスキルが、タイトルでもある「多動力」である、というお話。
色々なものに興味をもち、ハマり、楽しみ、飽きたらやめる。シンプルにそれだけを考えて多方面に動く力が、「多動力」となる。
もちろん中身全てに100%のagreeかというとそうではないけど、でもほんとそうだよなあ、ということばっかり。
「洗脳」から自由になるということ
特に、第2章「バカ真面目の洗脳を解け」、第4章「自分の時間を取り戻そう」はとっても面白かった。
日本で会社員をしていると本当にたくさんの「洗脳」にかけられている実感がある。もちろんその「洗脳=慣習=ルール」に守られているのも確かであるということは忘れちゃいけないけど。
その「洗脳」から早く自由になって、自分の時間として毎日を生きること。なんだかんだ日々感じつつも流されてしまうものだから、一層しっかり意識しないとな、と思いました。
20代のこの瞬間は、絶対に今しかないもので、今しかできないことを全力で楽しみたい。
そこに本業も副業もプライベートも、線引きなんていらないと思う。
パラレルキャリアを実践する中で
自身が会社員・フォトグラファー・社団法人理事とパラレルキャリアを実践する中でもやっぱり感じるのは、外から見ると全く関係ないことに見えるそれぞれが、有機的に繋がる瞬間が、ときどきあるということ。
あっちで得た知識とかスキルとか繋がりが、別のこっちで活きた、ってあの瞬間が、パラレルキャリアをしていて一番嬉しい瞬間でもあります。
会社員として自分より優秀な人なんて腐る程いるし、写真が上手な人もごまんといるし、ソーシャルインパクトの大きい社会事業を作り上げている社会起業家も山ほどいる。
でも、3ついっぺんに取り組んで、上手いこと掛合わさったその瞬間は、多分すごいことができる気がするし、俺にしかできないことができる気がする。
それができると、堀江さんが仰る、「代わりのいない自分」になれるんだと思う(もちろんまだなれていない)。
それを否定する人も、もちろんたくさんいる。ひとつのことを、ちゃんとやってからだって。
別にそういう意見を否定するつもりはない。確かに色々回らなくなって人に迷惑をかけることもあったし。
でもそう思う人はそうやって頑張ればいいし、俺は俺で自分の時間を使うよ。
全部から学ぶことがたくさんあるし、その全部に対して自分の思うように時間を使いたい。人に迷惑をかけない方法だけ、ちゃんと確立したいけど。。
最近はその解決法も見いだしつつあります。これはまた別の機会に。
結局何が言いたいのかというと
「道徳を忘れた経済は害悪であり、経済のない道徳は寝言である」と二宮尊徳さんも仰るように、ビジネスも、ソーシャルも、そこにクリエイティブというスパイスも加えて、「越境者」として新しいモノを作りたいな、ということです。
まずは堀江さんが書かれていた「多動力」をしっかりと身につけられるように、まだまだ頑張らなきゃですが。
「多動力」、とってもよかったので、オススメです。
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