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【東・東南アジア周遊日記③〜タイ編part1〜】

タイはバンコク。ドンムアン空港へ初上陸した。

みなさんは「タイ」とだけ聞いて何を思い浮かべるだろう。

そう、きっと99%の方はあの呪文のような言語、タイ語を思い浮かべるに違いない。

タイ語に関しては、韓国で経験した1文字1文字当てはめて確認していく作業など、到底できやしない。

何時間、いや何日かかるのかレベル。

まずはホステルにチェックインをする必要があるため、現地のバスを使って空港から市内へ向かった。

さすがは仏教国。

バンコクの街中は寺院でいっぱいだ。

寺院巡りもしてみたいと思っていたため、期待に胸を膨らませていると、宿泊先のホステル「The cube hostel 」に到着。

The cube hostel
所在地


荷物を置いて一休みすると、今度は街探検。

中路を通りながら、現地の人のリアルな生活風景や代表的なタイの屋台、濁っている川などたくさんの初めてが目に映った。

「東アジアと東南アジアはやはり全く違うな」

当たり前と言えば当たり前かもしれないが、素直にそう感じた。

東南アジアに限らず、地球の南側にある国は基本的にどこかの国の植民地となっていた場合が多い

そのためアフリカや東南アジア、南アメリカなどほとんどの南にある国々は、発展途上国に位置付けられている。

実際に行ってみてその国を五感で感じることができたのは、ものすごく大きな経験であり、視野が大きく広がる。

インターネットの普及により多くの情報が家でゴロゴロしながら入ってくる現代において、一次情報の重要性はものすごく高まっているといえる。実際に自分で経験して心で感じること。ここに人間的な成長のヒントが隠されていると思う。誰でも調べれば出てくるような二次情報であたかも知っているかのような口にはなりたくない。

おっと失礼。話が逸れてしまった。

えっと、何の話だったっけ、、?

あ〜そうそう、現地の人の生活を実際に見て感じたことの話だった。

近所の散策も終わり、夕食の時間までは時間があったため、「カオサンロード」と呼ばれるバックパッカーの聖地へ視察をしに行った。

カオサンロード



「どんなもんじゃい」と思ったのも束の間。

さそりを販売している人やワニが飾られている屋台、「weed」と書かれた葉っぱの看板を大々的に押し出した大麻のお店やタトゥーを入れるお店などが当たり前のように混在している。

カオサンロードでも有名なワニ



「え?あ、えーっと、ん?」

多分これが正常な人間の反応だと思う。

誰しもはじめは必ずこうなる。

普通の道だと思って入ると、衝撃を受けるだろう。

「バックパッカーの聖地」と言われているだけあり、その付近は観光客が9割を占め、ヨーロッパ系の比率が特に多かった。

時刻は16時。
視察が終わり、一旦ホステルへ。

夜ご飯は悩みに悩んだ末、バーガーキングへ。

もちろん何を言いたいかは分かってる。

相場は屋台飯やタイ料理といった辺りだろう。

まあそういう時もある、よね?

(素直にファストフードが食べたかった)

その後は夜のカオサンロードに1人で向かった。

人が多すぎる。

細身の筋肉イケメソ脳筋日本男児だったからなのか理由は定かではないが、スルスルと人混みを抜けることができた。

カオサンロード中心部には無数の客引き。

ここの客引きはカモれそうな観光客を見つけると、集団で押し寄せてくる。

事前にいくつか動画で予習していたため、あえてカモのフリをし、客引き(女性のみ)に自ら捕まるように仕向けながら歩いていた。

作戦は成功。

見事に客引きエリア入り口だと思われる場所の1人目に声をかけられた。

とりあえず値段を聞いてみる。

すると、値段が返ってくる。

そしてその次の反応はこうだ。

「たっか!なんでここそんなに高いの!?え?富裕層向け?」

とまあこんな感じで大袈裟に反応をする。表情と感情をうまく組み合わせることが、ここでは大切だ。

そうするとほぼ確実に値段を下げてくる。

これが彼らの常套手段である。

もしくは

「そんなに高いなら他の店に行ったほうがいいじゃん!」と。もちろん笑顔で好意的に会話を楽しむことが前提。

そしてこの言葉は客引きの彼らに大ダメージを与えることができる。

観光客目当てでふっかけてくる商売人がいるのであれば、まずはこちらも法外な値段で値引きを試みることが観光客のマナーではなかろうか。

ここで

「相手も商売なんだから、、、」
「相手にも生活があるんだから」

なんて綺麗事を言う人の意見は聞かなくて良い。

しっかりとカモになってもらえば良いだけの話なのだから。

ましてや値段交渉は、海外での旅の醍醐味と言っても良いのではないのだろうか。

値段交渉をすることは決して悪いことではない。笑顔と感情表現、コミュニケーション力でなんとか値段交渉を試みると、相手も「それは無理だよ〜」や「仕方ないな〜」などと言ってくる。

要は値段交渉によって会話に必要な笑顔や感情を表現すること、相手を想像して発言するなどコミュニケーション能力が培われていくのではないかと思う。

否定されることを恐れて値段交渉を避けていては、そこに成長はないだろう。

私も失敗が前提でトライしているのだから、安くなればラッキー、さて、ここからどこまで下げれるかといったゲームこそが醍醐味なのである。


こうして1人目の誘いを断った0.4秒後、次の店の女性が話しかけに来た。

1人旅で話し相手がいなかった私は、話しをしたいがためにあえて捕まりに行った。

もちろんしっかりと断るつもりでいるため入る気はさらさらないが、楽しく会話をしながらも法外な値下げ交渉に失敗し続け、カオサンロードのさらなる奥地へと進んでいく。

次から次へと声をかけられる。
逆ナンされたい人にはたまらないだろう。

これがバンコクの夜の街。

一度誰かに捕まって足を止めてしまえば、その姿を次の店のキャッチが目を光らせながら観察している。はじめのキャッチとの会話が終わるとまたすぐに捕まる。

その繰り返しだ。

お酒も飲まず、すっかり女性とのお話を楽しんでいる少年かけちゃん。

気づけば瓶ビール片手にお店の中に入っていた。

カモのフリをしていたが、すでにカモの仲間入りをしていた。

なんて自分はちょろい男なのだろう。

男ってバカだなぁ〜。

あぁ、バンコク楽しい。



次回

【東・東南アジア周遊日記④〜タイ編part2〜】
「タイの観光地、値段高すぎ問題に言及」

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