切れ毛はどうして起こる?切れ毛の原因と対策
毎日髪の毛に気を使って、シャンプーやコンディショナーなどを使っているのに「切れ毛がなくならない」とお悩みの方も多いと思います。
切れ毛はとりあえずシャンプーやコンディショナーを使っているだけでは改善しません。切れ毛になる原因を探り、その原因を取りのぞくようにしなければいけないのです。
今回は、切れ毛の原因や対策法についてご紹介します!
そもそも切れ毛とは
まずは、そもそも切れ毛がどのような状態になっているものなのか確認していきましょう。
切れ毛とは、簡単に言うと、「キューティクルが壊れている状態」のことをいいます。キューティクルとは、髪の毛の表面に施された天然のコーティングのようなものです。キューティクルがあることで、髪の毛は紫外線や乾燥などから守られています。しかしキューティクルが壊れてしまうと髪の毛にダメージが直に加わるようになってしまい、結果、髪の毛がぶちぶちと切れやすくなってしまうのです。
ちなみに、ダメージを受けた髪の毛が切れずに裂けてしまうことがあります。これを枝毛と呼びますが、髪の毛の状態としては切れ毛と同じです。つまり、切れ毛対策をすれば、同時に枝毛も解消できるかもしれないということになります。
切れ毛の原因
次に、切れ毛が起こる、すなわちキューティクルが壊れてしまうことの原因にはどのようなものがあるか見ていきましょう。
・ドライヤーのあてすぎ
キューティクルには、「熱に弱い」という特徴があります。日常生活で髪の毛が高温にさらされる場面といったら、お風呂上りなどのドライヤーです。ドライヤーを至近距離から長時間あてすぎると、髪の毛のキューティクルが熱によって破壊されてしまいます(至近距離の目安としては20センチ以内と考えてください)。
また、夏などに直射日光に長時間さらされることでも、髪の毛のキューティクルは壊れてしまいます。帽子をかぶるなど、髪の毛が直射日光にさらされる時間が少なくなるように意識しましょう。
・染髪やパーマを頻繁に繰り返している
髪の毛を染めるカラーリングや、髪の毛に遊びを加えるパーマなども、キューティクルを壊す原因になります。というのは、カラーリング剤やパーマ剤は薬剤を髪の毛内部に浸透させるものです。つまり、髪の毛のコーティングであるキューティクルを壊して(内部に浸透して)いるということになります。
カラーリングやパーマを頻繁に繰り返すというのは、キューティクルを壊す行為を何度も繰り返すということにほかなりません。髪の毛を染めることもパーマをあてることもオシャレの一環ですから一概にやめたほうがいいとは言えませんが、切れ毛が気になるという場合には控える、または期間(最低1か月以上)をあけたほうがいいでしょう。
・洗髪時に髪の毛をこすりすぎている
シャンプーをするときなどに、髪の毛の汚れを落とそうとゴシゴシ力強く髪の毛を洗うという方もいるかもしれませんが、これは絶対にNGです。ゴシゴシ洗うことでキューティクルが壊れてしまいます。また、シャンプーは髪の毛を洗うものではなく、頭皮を洗うものです。髪の毛はお湯で洗い流す程度にとどめ、シャンプー時は頭皮を洗うように心がけるようにしましょう。
・髪の毛を濡れたままにしている
キューティクルは締まっていることでバリア機能を高めます。しかし、髪の毛が濡れることでキューティクルが開いてしまいます。開きっぱなしのキューティクルはダメージを受けやすく、壊れやすくなっています。お風呂上りなどに髪の毛を濡れたままにしているというのは、髪の毛を無防備なままの状態にしているということです。お風呂上りは、できるだけ早めに髪の毛を乾かすようにしましょう。
・栄養不足
栄養不足が切れ毛の原因になることもあります。特にタンパク質や亜鉛など、髪の毛を構成する栄養素が不足すると、髪の毛そのものが弱くなり、切れ毛になってしまいます。また、運動不足で血行不良が起こることでも、栄養が髪の毛に行き渡らなくなり、切れ毛が追ってしまいます。
タンパク質や亜鉛、ビタミンなど栄養素をしっかりとり、適度な運動もするようにして、髪の毛に栄養がしっかり届けられるようにしましょう。
切れ毛にならないためには
切れ毛になってしまわないように、以下のようなポイントを押さえて生活するようにしましょう。
・シャンプー前に予洗いする
・髪の毛を乾かして床に就く
・生活習慣を改善する
・ヘッドスパなどを行う
・定期的に髪の毛を切る
切れ毛が起こるというのは、髪の毛の状況が良くないことになっているサインでもあります。切れ毛が気になる方は、ここで紹介した原因などを参考にして、対策をとっていくようにしましょう!
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