5歳児と10日間の旅〜8日目札幌〜
2022年5月4日(水・祝)
朝から雨模様。
旅で1番重要視しているのは天候だ。
特に雨より風の強さを必ずチェックしている。
無計画でもなんとでなると言っているが
天候次第でできることが限られてくるので朝イチの天気予報チェックは欠かせない。
無計画な10日間の旅もそろそろ終わりを迎えています。
実感は全くわかず、すでに8日目であることに驚きを隠せない。
母子旅8日目、ぜひご覧ください。
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昨晩遅くまで起きていた(22:00)からか
8:30起床。
旅だからこそ時間は気にしない。
朝1時まで起きているわけじゃないのであれば、多少は許してあげよう。
日中は歩き回って疲れているのでとにかく寝つきが良い。
起きたら雨。
これはちょっと考えよう。
札幌滞在は明日で終わりだから最後に
もう一度円山動物園も考えた。
雨だと選択肢に入らない。
昨日話していた劇団を見に行くことにした。
父娘旅からハマって
毎回札幌に来るたびに足を運んでいる。
遅くなったが11:00ホテルを出発。
同じホテルだから荷物はそのまま。
連泊の良さは時間を気にせず、荷物も気にせず出かけらること。
ホテルをいくつかホッピングする場合
チェックアウト(大体11:00)からチェックイン(大体15:00)までの間
どこかで時間を潰さなければならない。
子どもが小さければお昼寝のゴールデンタイム。
ベビーカーでよく寝る子だとまだ良いが、できるだけ横になって休ませてあげたいのでお昼寝習慣の残る4歳くらいまではなるべく連泊でホテルを移動しないようにした。
もしくは事前に早めのチェックイン希望と伝えておく。
ホテルによっては追加料金を予め提示されたり、できるだけ用意するように心がけると言ってくれたり。
「子どものお昼寝確保したい」そう伝えるだけで子育て経験者なら一発で理解してくれるし、なるべく対応したいと思ってくれる。
今日はどサンこパスというものを買ってみた。
土日祝日限定で市電が乗り放題のパスだ。
1回乗車が200円。どサンこパスは370円。
なんと2回で元が取れる優秀さ。
スマホで決済ができ、降りる時にスマホ提示するだけ。未就学児は無料。
なんとすごいのが大人1人につき未就学児4人まで無料。
こういうのはたいてい大人1人につき1人まで無料がおおいが4人はすごい。
目的の中島公園まで市電で3駅。
雨はすっかり上がり清々しい天気。
公園内を歩くだけで気持ちいい。
中島公園では貸しボートも営業再開している
40分600円と良心的なお値段。
今日は風が強く寒かったので遠慮しておいた。
真夏の天気の良い日に最高。
12:30〜の講演のチケットを買った。
3歳以上1人500円。
目の前に遊具があるので時間になるまで遊んだ。
お腹が空いたが食べに行く時間が少ししかなく売店の焼きおにぎり(300円)で済ませた。
講演が始まり、中に入る。
今回はマジックショーだった。
とても内向的な性格の娘。ここにくるととっても積極的になるのがびっくり。
マジックの間に子どもに問いかける場面が多々あった。大きな声で答える娘。
興味のあることへの情熱の掛け方が異常かもしれないが、無関心なものには見向きもしない。まるでわたしだ。そっくりだ。
だから娘の気持ちがよくよく理解できる。
興味あることにはとことん付き合おう。嫌なものは無理にする必要もない。
我が家の教育方針なのかもしれない。
幼少期からいろんな習い事をして興味の幅を広げたがる親はたくさんいる。
わたしはそれとは違った。
興味の種は日常のさまざまなところに落ちている。
それを見つけ育てることだ。
現に娘が4歳になった頃。夫が習い事の体験入学にあれこれ連れて行った。
水泳、絵画、工作、英語、プログラミング。
娘は何一つやりたいと言い出さなかった。
無理矢理やらせるのもどうかと思うし、自分の好きは自分で探してほしいと強く願う。その時は習い事をすることを断念した。
今思うと、これだけ毎月旅しているから、習い事は合わないかもしれない。
それより旅先で吸収することが多くて、興味の種を着実に拾っている気がする。
今回の劇団の公演。今どき?と思うかもしれないがパソコンにへばりついて勉強するより、よほど人間らしい気がする。
我が家にはテレビがない。
育児の一瞬を大切にしたい。もっと会話を楽しみたいとの想いで1歳5ヶ月。引越しをするときに処分した。
今だにホテルに行くと「すごい!テレビがある」と目をキラキラさせている。
さて、劇団の講演が終わってからは児童館で遊ぶ催しがあった。GW特別に開放しているらしい。
日頃から工作が大好きな娘。
目を輝かせながら楽しむ姿は一生の思い出。
14:30 すすきのへ
市電に乗ってすすきのへ。
とにかくお腹が減った。
教えてもらった「みよしの」というカレー屋さんへ。
旅だからといって毎日キラキラした観光者向けのお店に行くでもない。
地元民が足繁く通う店こそぜひ行きたい。
券売機でカレーと餃子のセットを購入(620円)
夜ご飯のことも考えて2人でシェアして少し多いかなという気がした。
おかわり。
カレーもっと食べたい。
流石の食べすぎガール。
こんな量じゃ足りないと胃袋が目覚めたようだ。
追加でカレーを頼んだ。単品で380円という安さ。
お店にはひっきりなしに人が入ってくるが、全員男性のおひとり様。
女性もいない。ましてや子連れでくる人もいない。
子連れ旅初心者の方に「子どもが入りやすいお店」を聞かれる。正直あまりピンと来ない。
生後数ヶ月から居酒屋に行った。カウンターだけの寿司屋にも行った。立ち食い蕎麦も行った。
特別に子連れ向けではないが、お店に入る時に確認して快くOKしてくれる所がほとんど。中にはベビーカーNGと書いてあるお店もあるし、一瞬で断られたこともある。なんでも経験だ。
子連れ向けのお店を調べなくても、お店の方が気持ちよく対応してくれるだけでファンに
なるし教えたくなる。子ども椅子も座敷もなくてもなんとでもなる。
選択肢を狭めないで、いろんなお店に入ってほしい。今は居酒屋でもタバコを吸えないお店が多いから助かる。
カレーを食べ終えて、昨日のリベンジ。しめパフェの有名店INITIALへ。
今日は売っていたフルーツサンド。
2つで1254円とカレー3杯分の値段。まぁいい。このフルーツサンドは娘がお父さんと食べた思い出の味。
昨日突然、あのフルーツサンドが食べたいと言い出したので夫に聞いたら教えてくれた。
すでに1年が経とうとしている北海道父娘旅10日間。
娘はよほど嬉しかったのか今回の旅で思い出したかのように語る。
まるで昨日のことのように。
足を怪我したこと。絆創膏を一緒に買いに行ったこと。
どこかで帽子を無くしてイオンで買ったこと。
5歳の記憶は相当なもので、詳細まではっきり覚えている。
やはり小さいから、記憶に残らないからという理由で旅に出ない選択をするのはよくないとつくづく思う。
特に父と娘だからこそ、いつ嫌われてもいいように小さい時に一緒に旅に出てほしい。
早々にホテルに戻った。今日は一段と寒い。雨こそあがったが風が強く冷たく感じる。
14:30にカレーを大量に平らげた娘。夜ご飯いらない?と聞くと
「もちろん要るよ」即答。
寒くて出たくないというので100m先のセイコーマートにひとりで買い出しに出ます。
5歳になるとひとりで待つことも出来、成長がうれしい。
あったかいおにぎりと野菜と卯の花。持参した味噌汁。部屋で食べると最高の贅沢。
毎日外食するワケでもなく、暮らすように旅をする。
食後は昨日買ったチョコレートを使ってお店やさんごっこで遊んだ。
何気ない遊びだがごっこ遊びの重要性を認識している。
わが家は一人っ子だから一緒に遊ぶ兄弟もいないし、旅の最中にごっこ遊びは無料でどこでもできるコスパ最強の遊び。
石でも葉っぱでも木の枝でも子どもはなんでも遊びにする天才。
たまには子どもの、子どもしかない視点に気づき一緒に眼を育ててみませんか?
続く。