見出し画像

ケアマネ試験に合格した時の勉強方法。


例によってこの記事の内容を実践して合格しなかったからってKAKAMENはその責任を負いませんよ!自己責任ですよ!


KAKAMEN流ケアマネ試験勉強方法


ケアマネ試験。
正式名称を介護支援専門員実務研修受講試験(長い)と言います。
厳密には「介護支援専門員(ケアマネジャー)として仕事をするためには実務研修を受講しなきゃいけないんだけど、その研修を受ける力があるかどうかを測りますよ」という性質の試験。
なので試験に合格しただけではケアマネとも名乗れないしケアマネの仕事も出来ないんですよね。

ご存知の通り、多くの介護関係者が目指しているであろうこの試験。近年、特に難関資格化していますね。合格率1ケタ台の年があるとかびっくり。

さて、こういったブログを見に来る方は「具体的な勉強方法」を知りたい方が殆どだと思いますので、前書きはほどほどに1つずつ紹介したいと思います。


通信講座で勉強

ユーキャン一択です。

それ以外の選択肢はありません。何故でかって、わしがそれで合格したからです。こんなハッキリした根拠ないでしょう(笑)。

冗談は抜きにしても、丁寧でわかりやすい内容、テキストの他にも過去問や要点集など充実した教材、赤ペン先生よろしく丁寧に添削してくれる課題…と、至れり尽くせりです。ユーキャンの教材をしっかりこなせば、充分合格できます。

ユーキャン嫌だ!肌に合わない!
って人も当然いると思います。

そんな人は無理してユーキャンじゃなくても良いですが、いずれにしろ通信講座をオススメします。独学だと絶対ダレます。


教材は1社に絞る!

ユーキャンで一発合格したわしはユーキャン推しですが、自分で納得出来るまでネット上で教材を探したり、本屋でテキストを探したい人も当然いると思います。

それはそれでOK。

ただし、教材は1種類に絞るのが大前提だと思っています。

間違っても複数社の教材は併用しないように。
各社、テキストの構成や表現が異なるので混乱するだけなのです。

ケアマネ試験の場合、テキストと過去問題(できれば解説付き)の2種類は必須。
予想問題集はあっても無くてもそんなに変わらないです。

わしもユーキャン「だけ」で合格しましたので。
あなたも教材は1社に絞ることをオススメします。


受験する年の1月くらいから始めた

ケアマネ試験は例年10月に行われます。

受験する年の1月からは勉強を始めた方が良いです。

理由は2つ。

1つは、1月頃になると昨年度の試験問題・内容が反映されたテキストになること。

前年10月に行われた試験の傾向を踏まえた教材にアップデートされる時期であるため、最新の情報をもとに勉強を進められます。

もう1つは無理なく勉強時間を確保するため。

後述しますが「毎日30分でも続ける」のが大切だからです。

単純に考えてみて下さい。「1日3時間続けて勉強しろ」と言われると「無理!」って思うけれど、「1日30分の勉強を6日間続けてみて下さい」と言われると「何とかやれそうかな…」って思いませんか?

そういう事です。時は金なり。


まずは「机に向かう」クセを作った

勉強するクセがない人は多いと思います。わしもそうでした。

いきなり机に座って「ケアマネの勉強だ!」
…出来ます?
わし、できませんでした。勉強の習慣がなかったので…。

そこでどうしたか。
机に向かうクセをつけるよう意識しました。

とにかく毎日、机に向かうようにしたんです。

机に向かって何をしているかというと、最初はケアマネ試験とは関係ない本を読んでいました。啓発書とか趣味の活字の本とか小説とか。

これが効果抜群、数日すると机に向かえている事に気がついて「じゃあケアマネの勉強してみようかな」となったわけです。

勉強嫌いな人って机に向かうのが嫌いなんですよね。まずはそこを克服しましょう。

あ、ゲームとマンガはダメですよ。活字本限定です。
活字主体であれば、小説でも啓発本でも雑誌でも良いです。
これから活字テキストを読み始めるんですから、活字に慣れておきましょう。

机に向かうのが苦じゃない人は、当然この作業は不要です。


毎日30分でも良いから続けた

1日30分の勉強を毎日続けることが重要です。

なに、1日30分なら簡単ですよ。まず、やってみましょう。

仮に1月1日から10月10日までの285日、毎日30分勉強したとするとトータルの勉強時間は142時間30分。

一説には、ケアマネ試験合格の勉強時間は200時間とも言われています。
当然個人差はあるでしょうが。

1日30分やるだけで142時間確保。

1日30分やるだけで100時間以上勉強しているんですよ!アナタが!

凄くないですか?

毎日少しの勉強を続ける事で、莫大な勉強時間を確保しているという事実。

過去問を解いたり本番さながらの試験を模した勉強をしているとそれ以上時間を使うようになりますよ。


勉強した時間を記録した

わし、カレンダーを机の目の前に貼り、毎日の勉強時間を書き込んでいました。

そうすると、1週間経った時に「あっ、こんなに勉強したんだ」と実感できてモチベーション上がります。

1ヶ月経ったらそれ以上の実感。

貯金みたいなもんです。数字が増えるのを見るのは楽しい。

今なら『Study Plus』のような学習記録アプリを使うのも良いと思います。わしも愛用しています。


勉強のメリハリをつけた

「1日のうちいつ勉強するか」を決めて、そのルールを守って机に向かいましょう。

で、「もっとやれそう」と思ったらやれば良いですし、「もう疲れた」と思ったら辞めてOKです。
要は「1スパン30分」を守り、それを何回繰り返すかは自分で決めましょう、ということ。

「1スパン30分」は可能な限り守って下さい。集中力の訓練にもなりますし。
その30分を1日のどこに置くかを考えて実行しましょう。

それ以外の時間はご自由に。根詰めてもダメです。それぐらいの気持ちが長く続けるコツ。


テキストをざっと読んで過去問⇔テキストをひたすら繰り返した

過去問⇔テキストで確認、という流れで正答率が爆上がりします。

まず、勉強する時は最初にざっとテキストに一通り目を通します。

最初は全く訳がわからないことを書いていると思いますが、意味わからなくても読みます。

この時、ノート(というかメモ)を取るかどうかはお任せしますが、必ず1回はテキストに目を通すことを忘れないで下さい。

1回読む・読まないで、その後の勉強効率が大違いです。
人間の脳って偉いもので、一度読んだだけで海馬だかどこかに単語が結構引っかかっているもんなんですよね。

その後、勉強を続けている時に「あっ、この単語一回見たことあるな」となります。これがスムーズに「記憶」に繋げるコツ。

そして一通りテキストを読んだら、過去問題を解きます。いきなり解きます。

多分、最初は全く太刀打ちできないと思いますが、当然です。60問中20問程度とかザラです。
そこでくじけず、出来なかった部分のテキストを再度読み、ポイントをノートに書いて下さい。

これを全単元で行い、また過去問題に挑みます。
撃沈します。
歯がみしながらテキストを読み返してノートを書きます。

これを何度か繰り返すと…あれ?気づいた時には過去問の正答率は爆上がりしています。

いや、本当なんですって。わしも自分でびっくりしました。


居宅サービスと制度を中心に勉強した

あくまで主観ですが、『制度3:居宅サービス3:施設サービス2:医療2』の配分で勉強すると良いと思います。

介護サービスは、大きく分けて居宅サービスと施設サービスがあります。

どちらも介護保険制度そのものを支える欠けてはいけない両輪なのですが、残念?ながら現在の国(厚生労働省)は居宅サービス(在宅サービス)を介護サービスの中心に据えています。

地域包括ケアシステムがそれを表しています。

出来うる限り住み慣れた地域・自宅で生活することに主眼が置かれていますので、必然的に居宅サービスがメインになりますよね。

そして当然、ケアマネ試験には居宅サービスに係る問題が多く出されます。
それは過去問題を見てもすぐ判ります。

居宅サービス、そして制度そのものに係る分野を中心に勉強しましょう。

受験当時、わしは特養介護職員兼相談員だったというのもありますが、制度と居宅サービスには力を入れました。
逆に施設サービスはあまり勉強しなかった。でも何とかなりました。

正直、施設サービス職員には不利な内容だと思います。でも、そこは割り切るしかない。


一発合格してやるという気概を持った

これ、個人的にかなり大事な部分。

精神論と言えばそれまでですが「絶対合格してやる」という意志を持つことで、勉強に対する姿勢は明らかに変わります。

あと、非常に大事な事実。

試験って、年々難しくなるんですよおおぉ。

まず単純に、介護報酬は3年に1回大きな改定があります。それに併せて国・都道府県・市町村の介護保険事業計画も新たなスパンに突入。
その時には報酬単価は変わり新しいサービスや加算は生まれ…と、大きく変化。

さらに介護保険法はじめ各関連法、条例などの改定を併せると介護保険制度は変化しているんです。

つまり、毎年新しく覚えなきゃいけない事が増えるんですよ!

さらに、ケアマネ試験そのものも変わって来ます。

過去には介護福祉士等の資格を持っている人は特定分野の試験問題が免除されていましたが、2015年から免除規定がなくなった時は巷に悲鳴が吹き荒れました。

2018年には、それまで介護現場で10年介護業務に従事していた人(無資格含む)の受験が不可能になり、嘆きの叫びがこだましました。

さらに溯ると、何の前触れもなく回答が一問一答から一問多答になった年は阿鼻叫喚の嵐でした。

このように、年々覚える事は増えるわ、試験のフォーマットが変わるわで大変なんです。

受験しようと思った年が『一番簡単な年』です!

忘れないで下さい。


雑音をシャットアウト

耳栓またはイヤーマフをオススメします。
ノイズキャンセリング機能搭載のヘッドホンでも良いかも。

もちろん、勉強に集中するためです。

音楽を聴いて勉強する人もいるようですが、頭の中で歌詞やメロディーが再生されますよね。
つまり、脳を音楽に使っちゃっているんです。勉強しているのに。もったいない。

雑音はシャットアウトして、短時間でも良いので30分、机に向かいませんか?
それが効率よく時間と脳を使うコツだと思います。

やっすいので充分です。
わしはダイソーまたはセリアの耳栓を愛用しています。それで充分。


ノートは「自分が読めれば良い」という気持ちで書く

ノートの取り方は自分が読みやすい形でOKです。

「ノートの取り方」とかの書籍の方法を丸っと真似る必要はありません。

ノートって誰が読みます?
自分じゃないですか?

じゃあ自分が読める書き方であればOKじゃないですか。

ノートを書く理由って様々だと思うんですが、わしは「書く行動そのものを記憶のトリガーにする」ために書いているので、ぶっちゃけ走り書きでした。略称も使いまくり。だって自分が判るんだから良いもん。

ケアマネ勉強期間に、大学ノート8冊使いました。

そんな感じで、自分がやり易い・読めるノート書きがおすすめです。

書きやすいノート…という意味なら、わしは無地か方眼ノートをオススメします。
字が曲がったってストレスなく(罫線に邪魔されることなく)書ける方が大事。


酒量を減らした

単純にお酒を飲むとだるくなります。

勉強出来なくはないですが、効率は落ちます。

最初の頃は飲んでいても良いと思いますが、試験日に近くなるに従って減らしていくのがおすすめです。

わしの場合、7月~試験日までの3ヶ月半くらいで「45ℓの缶のゴミ袋」の半分くらいで納まりました。350mlビール缶で。

この時決めたルールは『休日前日の夜のみ飲酒OK』というプチ断酒。

これも全面断酒しなかったので続けられたのだと思います。

それまでは1ヶ月でゴミ袋満杯になるほど飲んでいたのに。頑張ったなあ。


ケアマネ勉強方法まとめ


というわけで、あくまでKAKAMEN流「ケアマネ試験に合格した時の勉強方法」をご紹介しました。以下にまとめてみます。

  1. 教材は1社に絞れ。複数社使用するのは混乱するだけ。

  2. 受験する年の1月から勉強始めえ。

  3. とりあえず机に向かって座って本を読むところから始めえ。本は何でも良え。

  4. 「毎日30分」を続ける事が第一じゃ。

  5. 勉強した時間を記録するとモチベ上がる。

  6. 30分勉強する時間を決めろ。やれる時はまた続けて、やれない時は30分で終わってしまえ。

  7. 解らなくてもテキストを1回ざっと読め。

  8. テキスト読んだら『過去問解く⇔テキストで復習』で正答率爆上がるぞ。

  9. 居宅サービスと制度を中心に勉強せえ。

  10. 「今回で合格してやる」って気概を持て。試験は毎年覚えることが増えて難しくなる。

  11. 雑音はシャットアウト。音楽聴くな!

  12. ノートは「自分が読めれば良い」字で書け。誰が見るんだ。

  13. 頑張って酒の量抑えてみろ。


自分なりの勉強方法をみつけて、ぜひ合格を目指して下さいな!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?