Vol.11【表現者として大事なこと】
こんにちは。
最近、私が尊敬しているある方と食事をする機会があって、そこで伺った話を皆さんにも共有したいなと思い書き始めました。
その方は、長きに渡り表現の世界に身を置いていて、今では後進の育成や、若い世代への技術の継承を中心に第一線で活躍しています。
その方が活躍している世界は、写真とは全く違うジャンルではありますが、いつも親身になって話を聞いてくださって、表現者の大先輩として熱くアドバイスしてくれます。
そんな方に、最近言われた言葉をなるべくそのまま書きますね。
身バレしない程度に笑
“世界を股にかける大スターのように、何万人、何十万人を感動させることは難しくても、目の前にいる10人、5人でもいい、その人たちを感動させられるような仕事をしないとダメよ。”
自分には、この言葉が刺さりまくりました。
以前の記事でも書いたのですが
“自分自身が感動して無ければ人は感動させられない”というポリシーで写真を撮っている自分にとっては刺さりすぎるくらい刺さりました。
当たり前のことに聞こえるけど、だからこそ一番大事なこと。
何のために表現者の道を選んだのか。
簡単そうで、貫くのが一番難しいことだなあって。
作品を作っていると、時々見失っちゃうときがあるんですよね。
人にウケる写真とか、売れる写真とか、使ってもらえる写真とか、いろんな雑念が知らない間に混ざり始めて、自分のスタイルが出せなくなってしまう。
そうじゃなくて、自分のスタイルを元々気に入ってくれていた、一番身近なファンの人たちに向けて、自分のスタイルを貫いた写真を撮らないとなって。
まずは目の前にいるその一人から。
今日も明日も、たった一人でもいいから感動させられるような写真を撮りたいなと思いました。とさ。