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クリスマス カウントダウン #16 シダーローズ

思いがけない贈り物はちょっとした日常の中にもある。


自然からの贈り物


幼い頃からどんぐりや松ぼっくりを拾うのが好きであった。それは大人になった今も健在で、公園や近くの山に行って見つけると、ついつい拾ってしまう。


木の実が好きなのだ。
(食べるナッツも好きである)
本棚には木の実やどんぐり、松ぼっくりの図鑑や本がたくさんある。
世界にはこんなにもたくさんの木の実があるのか!
と衝撃を受ける。
そして、無性に拾いに行きたくなる。
(前世は動物だったのだろうか…)


母が保育士をしていた時は幼稚園の工作やおままごとで使うために公園や山へ木の実を拾いに行った。
(ちょっと拾うのではない、ダンボールにいっぱい、大量である)
特にとちの実は大人気であった。厚い果皮を割ると栗のような実が顔を出す。ツヤツヤピカピカしており、しばし見とれてしまう。大人でもワクワクしてしまうのだ。
どんぐりクッキーを作ったこともあるが、下処理に時間がかかり、大変であった。
味は…どんぐり…かな?とやや微妙ではあったが、懐かしい思い出である。


どんぐりの時期が終わり、これからの時期に楽しみなのがシダーローズである。


シダーローズはその名の通り、バラの花のかたちをしたまつぼっくりである。


クリスマスツリーのような大きな木
シダーローズの木、ヒマラヤスギは特大のまつぼっくりを実らせる。


夏 実はまだ青々としている 


秋 実は赤茶色に色づく 


冬 実が熟すと鱗片が落ち始める
  先端部分がポロッと落ちる
  
落ちた先端部分のかたちがバラの花のようにみえることからシダーローズと呼ばれる。


先日風が強かった日に近くにある陸上競技場を散策していると…


発見!!


迷わず拾う!
はじめは一個しか見つからなかったのだが、近くを捜索すると、ここにも!あそこにも!
10個収穫した。


木にはまだまだ実がしっかりついていたため、これからに期待である。


持ち帰ったシダーローズはそのままにしておくと鱗片がバラバラにばらけてしまう。
(バラだけにばらばら…)
なので根本部分をグルーガンで固定する。


しばし眺める。
どれ1つとして同じものはない。
大きさ、かたちも様々だ。
これこそ自然からの贈り物である。


寒い冬のお楽しみ


冬のバラはあたたかさに満ちている

早く落ちてこないかな〜と仰ぎ見る

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