台風が接近する予報の時に注意してほしい事

2021年7月27日午後、台風8号が房総半島の東の海上から北上し、観測史上初めて宮城県に上陸するコースが予想されています。
これを書いている夜11時現在、岩手県陸前高田市では横殴り雨が降り、空は時折青白く光っています。
気持ちが落ち着かないので、これから起こりうる出来事と対策を書いて、気を紛らわしています(泣)

◆水害

河川の氾濫 ⇒ 川からあふれた水が町を襲い自宅や会社などの一階部分に入り込みます。河川氾濫は、あふれ出したら止めることは困難です。しかも短時間で一気に数メートル水位が上がる場合があります。
〇大切なものは、早めに安全な場所に移動させるか二階の高い棚などに移動させておきましょう。
もしも逃げ遅れたら、移動することはとても危険です。建物の中の少しでも高い場所に垂直避難しましょう。

内水氾濫 ⇒ 河川の水が堤防を越えなくても、水害は発生します。町中に降った雨は、側溝を流れて川に流れ込むように設計されていますが、川の水位が高いと町中の水は行き場を失い町中を湖にしてしまいます。特に周囲より低い場所にある建物では二階部分まで水につかる危険性もあります。
〇早めにハザードマップを確認して、自宅や避難所までの経路が周囲より低くなっていないか確認しておいてください。

道路冠水 ⇒ 道路は走りやすくできていますが、皆さんが感じているよりも高低差があります。特に道路が立体交差している場所では、下を走る道路が低くなっていて、思ったよりも水が溜まっていて車が動けなくなる場合があります。また、水は濁り、道路と側溝の境を見えなくし車や人が側溝に落ちる危険があります。
〇雨が強くなる前に安全な場所に移動して、雨が止むまで移動しない決断をしてください。

◆土砂災害

土石流 ⇒ 今年7月3日に伊豆で発生した土砂災害が土石流です。
自宅などが建っている場所の上から多量の水分を含んだ土砂が一気に流れ落ちる現象です。山津波とも表現されることもあるように数秒で一気に数百メートルも流されることもあり、土石流が発生してから逃げるというのは、ほぼ不可能です。

地すべり ⇒ 雨が地下を流れることにより斜面が崩落し、家などが建っている地面ごと滑り落ちる現象です。

がけ崩れ ⇒ 崖が崩れてきて下にある家などの建物や道路をつぶしてしまう現象です。

〇土砂災害ハザードマップを確認して、土石流危険区域、地すべり危険区域、がけ崩れ危険区域に含まれているか近い場合には、早めに安全な場所に避難しましょう。
ときどき「崖から小石が落ちてきたら」とか「泥の臭いがしたら」とか「川の水が濁ったら」避難しましょう。という文章をみますが、その現象は数秒後には土砂災害が発生してもおかしくない状況です。

◆停電

◇台風の時には、多くの場合、停電が発生します。原因は、落雷や土砂災害により電柱が倒されたり、強風で飛んできた物で電線が切れたりするためです。
停電が発生して困るのは、照明が消えるだけではありません。
テレビなどでの情報の受け取りができなくなる。マンションなどでは水道が使えなくなることもあります。
Wi-Fiも使えなくなりますね。

〇早めにスマホなどの充電をしておきましょう。スペアバッテリーも充電しておきましょう。こんな時、ラジオは強い味方です。
マンションでは、水道停止に備えて、お風呂のお湯を溜めておきましょう。お風呂の水はトイレを流すために使えます。

◆管理会社からトイレの使用停止の連絡

◇住宅周辺が冠水すると汚水処理施設が被害をうけてトイレを流すと汚水の処理ができなくなります。停電しても同じように汚水処理ができなくなります。
結果、自宅のトイレが無事でも、無理に流すと、後の処理や修理に高額な費用がかかることがあります。
トイレの使用停止の連絡がきたら、協力してほしいと思います。

〇私の自宅では45リットルの黒い袋を20枚ストックしています。便座をあげて袋を便器に入れて上の部分を外にたらします。同じことを数回繰り返してから便座を降ろします。トイレを使いたくなったらビニール袋の中に溜めて一番上の袋の口を縛りゴミ袋に入れます。これで、水を流さなくてもトイレを使うことが出来ます。

最後に

つれづれなるままに、大雨の中、パソコンに向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。という心境です。
こんな絵もない、写真もないつまらない文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
もっと、しっかり書けば良いのですが、青白い光がカーテンの隙間から入り込むと落ち着いて書いてもいられません。
何事もなく、明日の朝を迎えられることを祈っています。