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上司からの唐突な「HPリニューアルの企画」を迂回する思考のノート術で考える

会社で、上司から突然経験のない仕事を振られることってありますよね?

今回は、10年以上更新されていなかった「自社ホームページのリニューアルの企画をする」というオーダーがあったときの事例を紹介します。

上司から、「自社HPの情報が古く、デザインもいまいち。」ということだった。そのため、企画内容は、HPの情報を最新にして、デザイナーに新たなデザイン案を作成してもらい報告すると、「そういうことじゃないんだよね」と言われる、、、といった、まさかのフィードバックを受けた経験ありませんか?

こういった上司の言われた通りにやってみたら突っ込まれた。という事例を「迂回する思考」のノート術を活用して、ビジネスであるなるな課題を解決する方法を紹介します。

はじめに

  • あなたは、上司から自社HPが10年以上更新されていないので、リニューアルの提案書をまとめてほしいと依頼された。

  • サイトは、約10年前に制作されており、デザインも古く、サイトの掲載内容が誤っている部分もあるだった。

  • あなたは、自社HPの直接担当者ではなく、また当時のHP制作時の企画ドキュメントもなく、担当したメンバーも退職しており、ゼロからリニューアルの方向性を検討する必要がある

上司からの依頼事項

  • 自社サイトのリニューアル

  • いまは、デザインも古いので新しいデザインにしたい。

  • 来週のチーム定例で報告してほしい。

実際に書いてみたノート

迂回する思考のノート術ポイント

  • ノートは、見開きで、右頁は上と下、左頁で、3分割で利用する

  • はじめに、右頁上に、依頼内容や取り組む課題を記載する

  • 左頁で、依頼内容の目的の目的を記載し、立ち戻って目的の目的について考え何をするべきなのかを整理する

  • 最後に、右頁下に、左頁で整理した内容をもとに、依頼内容の再定義をして、何のために何に取り組むかを明確にする

迂回する思考のノート記載画像

迂回する思考のノート術

左側に記載した内容例

  • HPリニューアルをして、採用数の増加をしたい

  • 採用は若い世代(30-50代)の採用がうまくいっていない

  • 採用を、「求人 > 応募 > 採用 > 稼働 > 退職」で考えると、求人媒体などの出稿に対しての応募数が悪い

  • HP制作しても流入自体は増えない

  • 自社に興味をもってくれた候補者は、自社サイトを検索すると情報や見た目が古く離脱している可能性がある


企画のまとめ

最終的に以下の方向性でまとめることにしました。

  • HPリニューアルをする目的の目的は、直近の採用計画達成

  • ターゲットは30-50代

  • 現在の採用の課題は、1件の応募獲得にかかるコストが高くなっており、採用予算で採用計画が達成できていない(そのため、HPリニューアルなどの施策で採用効率を改善したい)

  • 考えられる施策は、採用の広告出稿媒体・そのクリエイティブの見直しと、自社HPを候補者の関心を高める内容の追加(訴求ポイントとなる労働条件や社員インタビューなど)

ポイント

  • 考えるときは、一度立ち止まって「なぜ、それをやるのか?」(目的の目的)を考える

  • 課題を解決するときは、「全体像」から考える

  • 課題や施策は不要ではないか?と疑って考える


最後に。

「迂回する思考」の専用ノート(紙)を開発しました。販売しておりますので、興味があれば、ご連絡ください。
また「迂回する思考」を活用したプロジェクトや経営支援もしております。こちらも興味があれば、ご連絡ください。

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小倉 研太 / プロマネ x フルリモート
支援は、コミュニティ研究の取材、サービス開発などに費用にあてさせて頂きます。