【映画】ディア・ファミリー
5月末のこと。
心当たりのない郵便物が届いた。
封を切ってみると…ムビチケ。
毎日新聞のプレゼントで当選したようだが、いつ応募したのかまったく覚えてなかった。
けれど、当たれば嬉しい^ ^
毎日新聞さん、ありがとう😊
その時はまだ公開前だったのですぐには行けなかった。
映画が封切りになってもなかなか行くことができずにいたのだが、そろそろ行かねば終わってしまっては大変とやっと出向いた。
夏休みとあって、平日昼間でもなかなかの人出だったが、上映開始からずいぶんたっているこの映画を観る人はもう少なくて小さいシアターだった。お客さんも10人余りでゆっくり観られた。
なかなか足が向かなかったのは、ものすごく可愛そうな映画ではないかという気がしたことも理由の一つだ。
そして、チケットは2枚あったけれど、すぐに号泣する夫とは一緒に観る気にならず一人で来たわけだ(笑)
さて映画。
一言で言うととてもよかった。観に来てよかった。
恐れていた「可哀そうすぎて観るのがつらい」というのはそうでもなかった。
涙がこみあげてきたのは、終盤で長年の努力が報われ家族の夢が叶う場面だったかな。そこまでに関わってくれたたくさんの人の力や思いがあってこその結実、それに応えられたことの感動の方が、辛さ悲しさよりも強かったのは、私が非情な人間からだからかもしれないけれど。
(夫が観に行ったら感想を聞いてみよう)
上手い演出だな~と思ったのは、亡くなった友達の靴を履いて小学校への坂を歩くシーンが、高校入学につながるところ。ライオンキングのハクナマタタのシーンの作りだ。
話が進むにつれ教授の態度が頭に来て、最後に頼みこんできたときには「謝らんのかい!」とますます腹が立ったけど、ああいう人にはあれが精いっぱいなんだろうな。(ああいう人いるかもね)
ずっと協力してくれていた学生(研修医?)たちは、最後に互いにお返しができて本当によかった。
冒頭のシーンの答え合わせが最後にきっちりできてスッキリ。
大切な家族の命が失われる悲しい内容ではあるけれど、後味のよい映画だった。
映画館で映画を観たのは久しぶり。
外は暑いし、椅子もなかなかゴージャスだったし、この夏たくさん観てみようかな。