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企業出版とはそもそも何ですか?

こんにちは。
今回はラーニングスの主たる事業である企業出版についての話です。

ラーニングスは企業出版を専門とした出版社ですが、そう伝えると
「企業出版って何ですか?」
「自費出版とは違うんですか?」
といった質問を稀に受けることになります。

そこで今回は、企業出版とはどういった出版形式のものであるのかについて簡単に解説をしておきたいと思います。
既にご存じの方にとっては退屈な内容となるかもしれませんが悪しからず。

参考:企業出版の会社を比較する際に注意すべき8つのこと

出版の方法はいろいろある

一口に本を出版すると言っても出版方法には様々なものがあります。
よく聞くものとしてここでは商業出版、自費出版、企業出版の3パターンについて解説します。

・商業出版

多くの方が想像するのがこの商業出版です。
商業出版は主に出版社が出版企画を立案し、著者を探して執筆をしてもらい、出版社の費用負担で出版する方法のことを指します。
出版社が費用を負担しているという性質上、いかにたくさん売れるかが大切になります。

売れた本の売上から書店、卸会社の各手数料、また著者様の印税などを引いた残りが出版社の利益になります。
売れる売れないにかかわらず、本1冊を作るためには編集や構成、DTPにかかる人件費や印刷製本代、書店営業にかかる費用などをあらかじめ負担することになるので、出版社にとってこれらの費用は投資になります。

投資費用が回収できるかどうかが大切ですが、なかなか回収できないことも多いのが現実。
それでも、何冊か出版したうちの1冊が当たれば(売れれば)費用を回収できるというモデルになっているのが商業出版です。

それなりに高額な費用がかかった本が売れなければ、出版社としては赤字になってしまうため、商業出版は奇をてらう本よりも当たり障りのない本になりがちです。

出版社が商業出版の著者を選ぶ際には
・過去に本が売れているかどうか
・売れる本が書ける著者かどうか、
・出版後に販促ができる著者かどうか
といったことが考慮されるため、現在は商業出版はなかなかに狭き門となっています。

・自費出版

「出版社が費用回収できないと出版できないなんておかしい」
「費用を自分が支払うから出版してほしい」
という考えのもと出版されるのが自費出版です。
その名の通り、出版にかかる費用を著者自らが負担することになります。

自費出版を専門としている出版社も世の中には数多くありますが、基本的には小説などの原稿を著者自らが用意して出版社に問い合わせをして出版を進めていくことになります。
費用負担を著者自らが行うこともあり、出版社は内容にあまり口出しをしないのが一般的です。
自費出版を利用する人の多くは、執筆作業を趣味で行っている方が多く、書き溜めた俳句や詩、小説を本という作品にまとめたいという想いで出版にチャレンジします。

・企業出版

企業出版は企業が経営課題の解決のために出版する出版方法です。
企業が、例えば売上の拡大やブランディングを目的として出版することになります。
商業出版や自費出版と並べて比較するのが正しいかどうかは判断が分かれるところですが、出版費用は企業が負担することになるので、出版社の意向よりも企業の意向を優先することができます。

こういうと、だったら自費出版の会社と同じではないかと思うかもしれませんが、作り方が結構違うので注意が必要です。
自費出版は原稿があり、それを本の形にする場合に利用しますが、企業出版は最初に解決したい経営課題や達成したい目標ありきで本づくりが進むことになります。

企業出版は企業が目的をもって取り組む出版方法

ラーニングスは企業出版をメインとして事業を展開しており、これまでに多くの企業様の本を出版してまいりました。
例えば、
・HP制作会社
・士業法人
・コンサルティング会社
・教育事業会社
といった企業様の
「売上を拡大したい」
「問い合わせを増やしたい」
「自社の強みを伝えられる営業時のツールが欲しい」
「展示会で配って名刺を獲得したい」
というご要望に応えるべく、企業出版に取り組んできております。

経営者が著者となって本を出版するというと、多くの人がこれまでの半生をまとめた自叙伝をイメージされると思います。
もちろん自叙伝本の出版をお手伝いすることもありますが、企業出版専門の出版社の場合、そういった本はどちらかというと少数派です。

むしろ、企業出版に取り組む企業はこれからさらなる成長をしていくために本を出版するケースが多いです。
成功した企業経営者よりも、成功するための足掛かりとして本を出版するというのが企業出版の考え方なのです。

クライアント企業と共に成長したい!

ラーニングスももちろん、これから成長を目指していくベンチャー企業であり、これからは自社からの企業出版にも取り組んでいこうと考えております。
また、これから一緒に成長を目指していけるクライアント企業様と一緒に本が作れたら大変嬉しく思います。
もし、少しでも企業出版に興味を持っていただきましたらコーポレートサイトのお問合せより連絡をいただければ幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。


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