売上アップのための企業出版サービスの開発秘話
今回はラーニングスが提供している、企業様を対象とした出版サービスについての話です。
どんな商品、サービスでもそうだと思いますが、最初に提供しはじめた時に比べると少しずつサービスの内容は変わっていくものですし、変わっていかなければならないものであります。
ラーニングスが提供している『売上アップのための企業出版サービス』も例外ではなく、少しずつサービス内容を変更しながら今の形になったのですが、その過程がどのようなものであったかについて簡単に紹介していきたいと思います。
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個人事業主時代
実は、最初から出版社として事業をスタートしたわけではありません。
最初は自分で原稿を書いて、他の出版社を通して出版してもらったり、アマゾンのKindleの電子書籍サービスを通して出版したりしていました。
継続して自分で本を書いて出版していると、
「今度本をつくりたいからブックライティングをお願いしてもいいかな?」
「出版社に出版の企画を持ち込みたいんだけど企画書には何を書けばいい?」
「電子書籍で発売したいんだけどどうすればできる?」
といった相談を受けるようになり、その後要望に応じて少しずつサービスを拡充していったのです。
最初は費用を取っていいのかわからずに無料でお手伝いすることも多かったのですが、そのうちに多少の費用をいただいて仕事の依頼を受けるようにしたり、また成果報酬で印税をシェアする形にしたりしながら、サービスを提供していきました。
法人化後
個人事業主として3年間ほど、出版に関係したサービスを提供し続けていると、徐々にリピートして仕事を依頼してくれる人が増えていきました。
これは、電子書籍が一般的になって、本を出版するハードルが下がってきたことも影響していたと思います。
ただ、いつまでも便利屋のように、求めに応じてサービスを提供しているだけではなかなか仕事として安定しません。
そこで、個人事業主から会社組織に変更し、様々なクライアントを対象にビジネスを加速するための出版を提案して仕事を受注する状況を目指しました。
本の出版を考えている人にサービスを提供してきた多段階から、本の出版を考えていなかった人に新たに出版を考えてもらうという体制に変えていったのです。
でも、意味のないことにお金を払う人はいません。
出版を提案しても、役に立たないと判断されればそれまでですから、どうすれば出版に興味を持ってもらえるのかについて知恵を絞りながら、「こんな本を出版してみませんか」と出版企画書を作っては提案していきました。
試行錯誤
会社を設立して数年間は、出版企画を作っては「こんな本を出版してみませんか」と提案する活動を続けていました。
この段階は、「本を出版すること」を主目的としたサービスでした。
そのため、「どんな本を出版するのか」を議論しながら本づくりを進めることが多かったです。
でも、ビジネスで使う本をつくる場合には、どんな本を出版するのかという話の前にもっと大切なことがあります。
それが「何のために本を出版するのか」という話です。
「何を解決するために本を出版するのか」という出版目的をあらかじめしっかりと決めることによって、出版後に得られる成果は大きくなります。
企業出版は目的ファーストで考えてその目的のための出版企画を考えることが大切だったのです。
もちろん、すべての出版が成果を上げられたかというとそういうわけではなく、試行錯誤は続きました。
とはいえ、本の出版は実績として残りますし、本を出版する過程は著者様にとって頭が整理できるというメリットもあるため、出版プロジェクト全体の満足度は高いものでした。
ヒアリングを実施
出版プロジェクト全体の満足度は高くても成果につながらなければリピートして利用しようとは考えてもらえないので、日々どうすれば本の出版が成果につながるのかをクライアントと考えては実行してサービスの改善につなげていくという作業を続けていきました。
毎回のプロジェクトに真剣に取り組むことはもちろんですが、サービスの改善に一番効果を発揮したのは何といっても成果が出ているクライアントへのヒアリングです。
成果を上げてリピートしてくれているクライアントにヒアリングを実施するとどうでしょう。
実は、成果を上げているクライアントは出版後にどう使うのかについて、ものすごくこだわっていることがわかりました。
例えば、過去の失注客に配ったり、展示会で配ったり、営業時に配ったりという使い方をするクライアントがいました。
せっかく目的ファーストの考え方で作った本も、読んでもらわなければ意味がありません。
出版した後に「本がたくさん売れますように!」と祈るだけで結局成果につながらなかったクライアントもいれば、どんどんと配って成果を上げているクライアントもいるという事実を見た時、ラーニングスでは出版後の使い方まで提案できるサービスにしようという考えにつながっていきました。
どんな本をつくるか×どう使うか
個人事業主時代は、本をつくりたい人から頼まれて手伝うサービスでした。
法人化後は、「本を出版すること」を提案して本づくりをするサービスでした。
その後は、経営課題を解決するために本を出版するサービスを提供しました。
そして現在は、その成果を最大化するために、出版後の使い方まで考えたサービスを提供しています。
また、ヒアリングの過程でラーニングスで出版をお手伝いをしたクライアントは売上を伸ばしたいという目的で出版することが多いことに気づきました。
企業出版サービスを提供する出版社は複数ありますが、大手の出版社を利用するクライアントを見ると、ブランディング目的で社歴の長い企業が多いイメージです。
でも、ラーニングスのクライアントは、これから成長していきたいと考えている企業が非常に多かったのです。
それであれば最初から「売上アップ」に特化した企業出版サービスを提供しようということになり、『売上アップのための企業出版サービス』が生まれました。
目的を「売上アップ」に絞ったことによってノウハウが蓄積しやすくなり、現在ではあらかじめクライアントの伸ばしたいサービスの内容や単価などについてヒアリングを実施することによって、どうすれば企業出版で役に立つことができるのかについて自信をもって提案できるようになりました。
場合によっては、「役に立てないかもしれません」とお伝えすることもありますが、これはノウハウを蓄積してきたからこそお伝えできるようになったとも言えます。
ラーニングスでも企業出版を徹底活用
自社で実際に企業出版に取り組んでいる出版社は実は多くありません。
でも、ラーニングスはこれまでにも複数冊の本を出版して徹底的に活用しています。
どんな本をつくるか、そしてどう使うかをしっかりと考えて出版していますが、それでも成果の上がった施策もあれば上がらなかった施策もあります。
クライアントと共に出版プロジェクトに取り組んできて得たノウハウに加えて、自社での活用を通じてさらにそのノウハウの改善を継続していくことで、今後もサービスがどんどん研ぎ澄まされたものになっていくと考えています。
以上が、『売上アップのための企業出版サービス』ができるまでのおおまかな流れです。
もし少しでも『売上アップのための企業出版サービス』に興味を持っていただけたら、まずは資料をダウンロードしていただければ幸いです。
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この度は最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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