コミュニティを広げる適正人数
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社外で新しく何かを企画をするときには経験的にこのステップで段階的に規模をおおきくすることが重要。
1.悪巧みは3人
2.プロジェクトチームは5人
3.コミュニティは30人
4.イベントは100人
5.ダンバー数の壁 150人
6.認知の壁 500人
7.崩壊 1000人
・悪巧みは3人
なにもないところからコアとなるアイデアを考えるのは2人〜3人がちょうどいい。
あらかじめ信頼関係があり、価値感があっている気の合う仲間が、うるさい居酒屋とか静かなバーとかで肩を寄せ合ってコソコソ話をするイメージ。コアは少ない人数じゃないと形にならない。
・プロジェクトチームは5人
戦隊モノってよくできていて、個性のある4〜7人が意思決定のスピードの速さと多様性という観点でちょうどいい。奇数のほうが多数決が成立するのでうまくいく。
これは小会議室やハッカソンイベントでわいわい議論するイメージ。
イベントを企画する時に、イベントにフルコミットする実行委員会のコアメンバーはこれぐらいにしたい。
・コミュニティは30人
プロジェクトチームが中心となってなにかを生み出そうとする時に作るコミュニティは15人〜40人。このぐらいまでは全員がお互いに個性を理解して仲間としてコミュニティが形成できる。リアルイベントも場所的にもこれぐらいが会議室や宴会場を気軽に抑える限界。
このあたりからだんだん関与度に濃淡がうまれてくる。最近は、ひとりの人間が複数のコミュニティに参加することが普通なので、濃淡はやる気の問題ではなくそのコミュニティに対するコミットレベルの違い。
・イベントは100人
イベントなど開催した時に、100人を超えてくると全員仲間という感じではなくなる。
オンラインでもオフラインでも100人ぐらいになると中身は小集団の集合体になり、集まっているけれどもお互いを認識しないことも多い。
イベントから横のつながりでまた悪巧みチームがうまれる。
・ダンバー数の壁 150人
人間が安定的な社会関係を維持できるとされる人数の認知的な上限。
・認知の壁 500人
リアルの場ではなかなか集まれない規模なので、SNSでフォローするような関係の人数。
ダンバー数を超えてくるのでこのあたりから名前だけでは思い出せなくなってくる。写真やイベントなどでようやく思い出す。ここまでくるとどうやっても思い出せない人がでてくる。
・崩壊 1000人
1000人超えてくると脳が個を認知できなくなり集団としてしか見えなくなってくる。結果として交流そのものを拒否したくなる。
個人的にも昔Twitterを1000人フォローするところまで行ったけど、みるのが面倒になりTwtterそのものをやめてしまった経験あり。
最後に何かを始めようとしている人のためのまとめ。
悪巧みをするのにいきなり30人とか集めても決まらない。
コアを2〜3人で集まって決める。ここは先入観と思い込みと情熱とノリで決める。すげえ楽しい!と魅力だけを語る。
コアができたら楽しい!に賛同してくれる人を少し足して冷静な意見ももらいながらプロジェクトチームにする。このあたりから多少の入替えが発生するけどしかたがない。5人のプロジェクトチームが形成されればあとはなんでもできる。
がんばって。