【Zoom】ブレイクアウト新機能を大規模イベントで使ってみたら便利すぎた(注意事項あり)
2020年9月にリリースになったZoomバージョン5.3の新機能が便利すぎたのでオンラインイベントで活用した感想をレポートします。
便利すぎた機能その1 マルチスポットライト
マルチスポットライト
教師は、最大9名の参加者に対してミーティング全体でスポットライトを当てることができます。 (Zoom 公式ブログより引用)
スポットライトの機能で9人まで選択できます!
いわゆるバーチャル上座と揶揄されてニュースになった機能ですがこれがパネルディスカッションにつかうと便利すぎました。
今までは、複数の人が喋っていると埋もれてしまっていたのが、対談形式で1画面に配置できます。
ただし、残念ながらパネリストのトークテーマを同時に表示したいとおもってプレゼン資料を共有してしまうと、せっかくスポットライトをつかっても資料中心の画面になってしまいます。
そこで、トークテーマ表示用のユーザーを一人つくって、バーチャル背景として画像を差し込むことで、パネルディスカッション登壇者とトークテーマが同じサイズでならびいい感じになりました。
便利すぎた機能その2 自分で選べるブレイクアウトルーム
ブレイクアウトルームの柔軟性で生徒のエンゲージメントを向上
生徒はブレイクアウトルームを選択し、複数のルーム間を移動する機能が提供されます。これにより、小グループの学習を行う際、より高い柔軟性を確保できます。テーマ別のブレイクアウトルームや読書グループを用意し、トピックの興味に基づいて、生徒が自由に移動できるようになります。可能性は無限大なので、クリエイティブさを発揮してください
(Zoom 公式ブログより引用)
今までブレイクアウトルームは、管理者が個別に割り振るかZoomがランダムに割り振るかしかできませんでした。
新機能では、自分で部屋を選ぶことができます!!
これ、めちゃくちゃ便利。
今回は、メイン開場でパネルディスカッションをしたあと、半日で3回のブレイクアウトルームを開催しました。
最初の2回は従来どおりランダムに5人ずつに分かれてグループディスカッションを実施しました。
最後の1回を、参加者に興味のあるテーマを自由に選んでもらう様にしました。
部屋の名前が設定できるのがめちゃくちゃ便利!!
リアル会議室の入り口掲示版のように各ブレイクアウトルームに管理者が自由に名前をつけることができます。
基本は「ルーム1」「ルーム2」だったのでどういう部屋かわかりませんでしたが「環境問題ブース」「人口問題ブース」みたいにわかりやすい部屋名をつけ、参加者が部屋名を見て自分で選ぶことができます!
ただし、編集できるのはブレイクアウトルームを使っていないときだけです。ブレイクアウトルーム中の変更はできないのでご注意ください。
変更したい場合は一旦ブレイクアウトルームを終了する必要があります。
ブース間の移動が一瞬でできるのがめちゃくちゃ便利!!
これ、リアルのイベントにより近づいたか、ある意味では越えました!
オンラインだと、ブース間の移動が一瞬でおわります。
今回10部屋を用意したのですが、リアルな会議室で10部屋を覗いてうろうろするのはかなり時間がかかります。
それに比べて一瞬で移動できるため参加者はテレビのザッピングのように複数の部屋を渡り歩いていました。
オンライン飲み会でも大活躍!!
今回のイベントでは懇親会も用意したのですが、こちらもブレイクアウトルームで最初はランダムに飛ばしておいて、その後は参加者の気分で自由に移動できるようにしました。
ブレイクアウトルームの選択画面には参加者の名前が表示されるので、一緒に飲みたい人がいる部屋に自分でいどうができるということで、リアルの飲み会の雰囲気に近づきました。
【注意点】必ずバージョンアップのお願いをすること!!!
便利な新機能なのですが、主催者だけではなく参加者ひとりひとりの導入Zoomが新しいバージョンになっていないとこの機能がうごきません。
今回、テストしたところ自動更新されませんでした。
ダウンロードサイトからの手動での更新が必須です。
さらに、一部のWindowsユーザーは、前提としてWindowsのアップデートが必要になるとの報告もありました。
その場合、かなりの時間がかかります!
これを忘れると大変なことになります。
今回もかなり念入りに告知をしたのですが、いざブレイクアウトルームを開始したところ、1割ぐらいの人からボタンが出てこないと申告されました。
本当ならばブレイクアウトルームの選択ができるボタンが追加表示されるのですが、古いバージョンの場合にはなにも表示されません。なので、参加者はどうしてよいかわからない状態になります。
今回は、ひとりひとり声をかけてブースに割り当てて対応しましたが、人数が多いとそれも難しいのでしばらくはバージョンを上げるように念入りに告知をするしかないです。
でも、あたらしいイベント運営を感じさせる機能です。ぜひお試しください。
公式の機能の説明についてはこちらのブログを引用しました。